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シジミ・オロチ退治



 翌日俺たちはワカメ村に転移してリョウコたちの住む場所へ

案内を頼むと「丁度いい日に神様が来てくれた、では御一緒に」

漁母さんが数人一緒に同行することになった。「あ!間違えた」

漁母さんが俺に代わる代わる抱き付いて来るのだ。


 リョウコたちの住む場所に着いて、俺は現実を知ることになったのだ。

リョウコは全員若い女の子だと、俺は勝手に思い込んでいたのである。

売れ残りがいることを考えていなかったのだ。

ここでは、売れ残りリョウコのことを『貝手が付かない』と言うのである。

食べられないでババーになった人が一人だけここにはいた。

その名は『シジミ千人・コナ粉かけババー』である。

過去にワ亀千人とシジミ千人をツガイにしょうとしたが、

シジミ千人の必殺技『シジミ・チジム・ハ』にワ亀千人の『ワカメ・ハメ・ハ』

は縮んで、ハが立たなかったのだ。

シジミ千人が高齢なのもあるが、勝負にならなかったのだ。

ワ亀千人はシジミ千人から逃げ回り、夜な夜なワカメ村に出て来たのである。


 ここでは結婚することを、貝の蓋が上下が一緒になる意味で

ツー貝になるのでツガイと呼び、初夜のことを貝合わせの儀と呼ぶのである。

貝合わせの儀には既婚者全員を招待し、最中にアドバイスを受けてこれからの

より良いツガイ生活のテクニックを学ぶのである。結婚披露宴とはこの地が発祥である。

披露宴の進行には、絶対必要な司会者は視貝者と書き『穴運サー』と呼ばれ、

穴の埋まり具合を見て、二人の将来を占うのである。

穴運サーは出席者が間違えて、リョウタ・リョウコに触れないように

「今日は初貝ですから、間違わないでください。間違うのは明日からです」

そして無事に結婚披露宴が終わると、リョ ウタは「俺と住もう」「はい」

と全員の前で宣言をして儀式は終了し、その後宣言どうり裸相撲をとるのである。

こうして、新たに一回貝しか食べられていない、ツガイが魔チ貝に参加するのである。

魔チ貝いとは、魔が差して他の貝に手を出すので、魔チ貝と書くのである。

そして村人は「新しい魔チ貝が増えたぞ、待った貝があったな」と話し合うのである。


 前置きが長くなってしまったが、俺たちが着いたときに丁度、

バーと呼ばれる売れ残りのリョウコが減るように、

バーゲン・セールを貝催していたのだ。

主催者は俺に「神様、貝を欲しいだけ拾っていただけませんか?

見た目は古いですが、中は新品で食べても下痢はしません。

心は腐った貝もありますが、好きなだけ拾ってください。おね貝します」

「俺には貝々しい妻がいるからな、貝性なしと言われるのが怖いのだ

それに最近女性関係では妻の殺気を感じるからな、拾えないぞ」

「神様にも苦労があるのですね?」俺は「おう、正貝だ」


 今日は『貝族』と『変態族』のお見合いイベントも貝催されていた。

売れ残り貝のリョウコたちは、開かない貝の意味で『貝族』と呼ばれ、

そして貝遅れのリョウタたちのことを『食わず嫌い』『変態族』と呼ぶのである。

<貝族リョウコ、貝手のない人にエルフはいないぞ?>

村民は「神様、このままではツガイが出来そうにないので、

何か良い方法はないですか?」

俺は「闇鍋と言われる方法で、暗闇に男女を同じ部屋に入れて食べさせる方法があるが、

年齢はここには無いな、見た目が同じ雰囲気の男女を集めて、同じ部屋に入れるのだ」

「神様、それはいい方法です」

「だが複数の貝を一晩で、食べないように注意しないとな」

俺はこの提案を良く考えずにしたことを、後で後悔したのだ。

本人たちは喜んだが、ナベとカマを量産してしまったのだ。

このことにより新しい村が出来た。

名を『神の男女境目崩し「神のサカイメ村」』と呼ばれたのである。


 そしてリョウコたちが住む側に、もう一つの居住区『ソバメ街』があった。

シジミ千人は「ババ」の一歩手前で「ババー」と呼ばれている。

シジミ千人が経営する『バ・バーコナ粉かけ』を中心に粉カケ街があり

「うちのお店には若い子がいるよ」とホラ貝を吹き粉カケをするのである。

夜には顔見知りの漁師と漁母が、ほとんどこの街に集まり

スムーズに魔チ貝が行なわれるのである。

「本物の、かあちゃんと魔チ貝た」はこの街の暗さで手ち貝をするからである。

シジミ千人はもう自分は側女でいいと、諦めて作った街が意図せず周りで

魔チ貝カップルを見せ付けられる結果となったのである。


 魔チ貝カップルを見せ付けられて、落ち込んだシジミ千人は海辺で佇み、

セイウチを見て「『性を打つ』これだ!」

と喜びセイウチに必殺技『シジミ・チジム・ハ』を打っても縮まないことを発見したのだ。

シジミ千人はシジミ・チジム・ハを連打してセイウチに近づき、

夫セイを獲得したのだ。シジミ千人は、今では百一匹の夫を持つ

『ワン・オー・ワン、セイ教師』とも呼ばれることになったのだ。

セイウチ・オットセイの玉で精力が付くと言われるのは『シジミ・チジム・ハ』

一発で縮まないことから来ているのは当然である。

俺がここを訪れた後に『ソバメ街』は改名された。

その理由は、俺を見たシジミ千人の行動に神が宿ったとされて、

セイウチの玉は、精力が付く金の意味を含めて『神宿ゴールデン街』と呼ばれた。

セイウチたちはシジミ千人の、シジミ・チジム・ハを恐れて

シジミ千人に「夫にされるのだけは御許しください」と貢物の海産物が毎日届くが、

届け主は強いセイウチで、自分で届ける勇気が無いので弱いセイウチに任せたのだ。

貢物を任された弱いセイウチは、届け物を運ぶことで『トド』に進化したのであった。

俺のところにシジミ千人が貢物を送ってくるが

シジミ千人のメッセージが付いており「神様、ハマグリを食べすぎていませんか?

私の熟したシジミも食べて欲しいので、セイウチの玉を送ります」と送ってくるのだ。

アスカは「私の夫をオットセイと一緒にするなんて」と成敗する気満々である。


俺たちが視察していると、漁師が遠くの島を指差し

「神様、あの島に山田のオロチがいます。

最近山田の大蛇の部下が、この付近に現れてリョウコたちを誘惑するので困ってます」

俺は「幻影でも使う蛇か」

漁師は「蛇ニースと呼ばれる蛇が複数来て幻惑されています」

俺は「蛇ニーズは厄介だな信者が多いからな?だが神として放置はできないな」

漁師は「山田の大蛇を退治すれば、部下は能力を失います。お願いします」

「よし、今から偵察にいって、相手の戦力を見て、

あすにでも山田の大蛇を退治しよう」「お願いします」


 俺たちは、ステルスで飛び山田の大蛇がいる島を、上空から偵察した。

大きな山のような大蛇と、部下の毒蛇ハブが九段重ねでいた。

やっかいなのは、蛇ポネットが高台から攻撃を警戒していることだ。

<蛇ニースは「官蛇利八」だけだな複数ではなかった。幸運だ>


 翌日山田の大蛇を退治するために、午前中は準備をした。

俺は仲間の前で山田の大蛇の中には、天叢雲剣のような名刀がある事を説明した。

「刀を作る一族の刀族とうぞく蜘蛛切土左衛門くもきりどざえもんが作った刀」

「耕運剣が欲しい。耕運剣は山田の大蛇を退治して、取り出すしかないのだ」

「耕運剣は水田をどんな条件でも作れるからな、後は波動砲も使える」


 俺は「ヘビは寒さに弱いから、雪狼でと思ったが島では使えない」

「カクさんは竜の応援を頼んで」「分かったで御座る」

カクさんは「白竜山と拙者が言うのは、恥ずかしいで御座るが

拙者の山にある洞窟に、名を『雪の穴と見雪』と申す雪の女王、

雪うさぎがいるで御座るよ」

俺は「その雪うさぎは、大雪を降らせることが出来るのか?」

「大丈夫で御座るよ。白竜山の夏は雪の女王が降らせて御座る」

カクさんが雪の女王をつれて来たが、

美しい女性だった。人化が出来る雪うさぎだった。

彼女は「見雪です。お兄さまに呼ばれて見雪は嬉しいです」

カクさんは「見雪は男の人は皆、お兄さまと呼ぶで御座るよ」

俺は「見雪の雪攻撃が一番の要になるから、宜しくね」「はい、お兄さま」


 竜が二百頭ほど集まり白竜の上に俺と見雪が乗り、

ソープさんにスケさんが乗り海上の警戒にあたった。

島を竜たちが取り囲み旋回し始めた。

見雪が雪を降らせ始めると蛇ポネットが高台からネットで攻撃して来た。

俺は直ぐにリコール魔法で反対に、蛇ポネットをネットで絡めて動きを封じた。

ハブの毒攻撃が始まった。俺は神魔法・毒ター・テン解毒でこれを封じた。

「カクさん今だ。角道が開いたぞ、攻撃して」カクさんは角道ブレスを吐いた。

ハブは「参りました」とその場で倒れたのであった。<手強い相手だった>

見雪が大雪を降らせて、大蛇が雪に埋まり出した。

俺は「カクさん竜に雪に埋まった大蛇を風呂に入れるように雪を溶かして」

「それで良いので御座るか?」

「大丈夫始めはぬるま湯になるように小さくブレスを

後は少しづつ火力をあげて、最後は最大火力でお願い」「見雪は雪をつづけて」

大蛇は「少しぬるいがいい気持ちだ」<俺の思いどうりだ>

大蛇は「少し熱過ぎではないか竜ども、この俺、山田様に失礼だぞ」

俺は「今だカクさん、最大火力を」俺は大蛇が反撃してくるタイミングを見た。

大蛇の口が大きく開き、その中に光の粒子が集まり始めた。

俺はその大蛇の口の中に大岩を転移させて塞いだ。

大蛇は暴れ出したが動きが鈍い。俺も最大火力で火魔法攻撃をした。

最後に大蛇は「ウォ~」と断末魔をあげて、そのまま倒れて燃え尽きた。

ハブも蛇ポネットも燃え尽きて灰になった。

俺たちは、耕運剣を手に入れて「竜たち、俺のために集まってくれてありがとう」

竜たちの勝鬨と竜の咆哮を上げて勝利を喜び合ったのだ。


 ワカメ村で、その様子を見ていた村民は、大騒ぎをして喜んだ。

「あの神様半端な強さではない。蛇ポネットを簡単に倒したポーネーぞ」

俺には見えないワカメ村で拍手と声援を送りつづけていたのだ。


 この後山田の大蛇がいた島は温泉が出ることが分かり

『蛇ワ島』と名づけた。隣にあった島はイカが取れるので『蛇マイカ』

と名付け、俺たちの避暑地になったのであった。


 その場に集まった竜たちとお別れをして、

見雪はお隣さんなので一緒にメカケに帰った。


 スケさんたちが「若、あの作戦は何で御座るか」

俺は「税をとる手法でユデカエルと言われている方法だ。

カエルをいきなり熱い湯に入れると、ジャンプして飛び出す。

だからゆっくり温めると逃げないで、熱くなっても体力を奪われているから、

熱湯になってもジャンプは出来ないで、そのまま茹で上がるわけだ」

「これ以上は問題発言になりそうだから止めとくよ」


 アスカは「お兄さまって何ですか?」「雪うさぎに焼き餅焼くなよ」

「あの美しい姿でうさぎって誤魔化すつもり?」「美人なのはアスカが上だよ」

その夜俺はアスカに絞られ土下座と一歩手前で踏み止まった。


 翌日俺たちは、浜辺に出るとまたマナティがすでにいた。

俺たちは無視して行こうとしたとき、マナティが「リョウコが来た」




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