ミノモウタ・綿花・チチの功績
翌日お目当ての綿を見に来たが
住民の「マグロが掛かったぞ」叫びで声で急いで見に行った。
現地に着くと30メートルはある川向こうには牛の大群がいて、
それを西部劇の投げ縄みたいに、水を飲みにきていた牛の首を目掛けて投げ、捕まえていた。
縄のこちら側は木に結び付けてある。領民たちは首に縄がすでに掛かっている
一頭の牛だけを狙い、逃がすまいと縄を次々と投げていた。
その光景を俺たちは手を出さず見学した。
<兵士の服が西部劇に似ていると思ったが、どの世界も同じような進化をするな>
牛が暴れて喉が絞まり、川の中に入り暴れ溺れ死ぬのを領民は待っているようだ。
牛は時折立つが大きさは<2メートルを越えているかも>川向こうで俺には判断できない。
牛が立ち上がると、ミノタウルスはこれの進化した物ではないかと思わせる姿だった。
スケさんが「あれは美味しいで御座るよ」俺は「早く言ってよ、捕まえるよ」
牛をオス・メス、蹄の形が違う牛を6頭狩り、遺〇相続に送り、名が出て来るのを待った。
遺〇相続は名が付いている物には名を、分からない物には管理番号が付くようになっている。倉庫に入れて違う魔獣の肉が混ざることはない。
出てきた名は『ロースタウルス』『カルビタウルス』『ミノタウル』『マグロ牛』で
更に解体された肉の管理番号かも?A4カルビ・A5ロース、マグロ牛は?トロだった。
俺は「スケさん、牛の名前からだけど美味しいかも?」「拙者の舌に間違い御座らん」
俺たちは味見をするために引き上げることにしたが、手伝ってくれと頼まれ
川の中から牛を大勢で引き上げていた。俺は牛を領民の前に転移させた。
一人が槍でとどめを刺した。
<まだ生きてた?気持ちが実食にいってた。何を使って刺した?鉄か?>
見せてもらったが刃先が無かった。刃先の固定が難しいからとどめを刺すときに使うらしい。
槍の刃先は、魚の胸ビレと尾ビレを利用した物で、鋭利な刃先になるらしい。
魚の名は『手切れ金魚』釣るのは簡単だが、後の処理に手を切るからだ。
金は金属のように硬い意味であり金ヅルが有名だ。硬い魚にも金が必ずつくみたいだ。
俺は「この他に金の付く面白い魚の名はないか?」
『チョ金魚』は疑似餌・サギ餌で上手く操れば、すぐに釣れる。
『金ユウ魚』は毒を持っていて、食べて死にはしないが後が苦しい。
今狩った牛は血抜きをして皆で分けるが、ゴクドが居なくなったので、
最初に縄を掛けた人が中心で分けるようで、昔のやり方に戻ったと俺は礼を言われた。
あと縄を見せてもらったが、皮を細く切って組み縄にした物だった。
みんなで焼肉にして食べたが、食感はいいが和牛には及ばない、臭みがあるのだ。
じいちゃんは「草原の草を全部切って干草にするかのぉ、ワシがやろう」
「じいちゃんこの世界に手を出してもいいのか?」
「四千年前に手を出しておるからのぉ、今更じゃ、モグラのこともあるしの」
ばあちゃんが「魔法が使えるのに、消臭すればいいでしょ?」
一本取られた、じいちゃんはバツが悪そうに無言になった。
<みんなも最強神に創世神はこの先、永遠に勝てないと思っただろう>
この世界では美味しい肉を、気マズイ雰囲気の中で食べた。
モンペからの報告では、解剖神が牛を医大に送らなかったので怒っているらしく、
ミノタウルの内臓にはMC盲腸しか無く、特殊固体であることが判明した。
倉庫内のミノタウルは『ミノモウタ』とこれから表示する。
視界が広いので狩る時には注意することと、疱瘡
天然痘ウイルスを持っているので食べてはいけない。ミノモウタは
『ほうそう出るよ』に指定された。この後ロース・カルビが狩りつくされたのに
ミノモウタが進化したミノタウルスだけが、生き残ることになったのである。
お目当ての綿を見に来た。事前に聞いた話だと
俺の予想では木霧湖に繁殖する藻なので、消臭効果のある湖で取れる藻でモメンだった。
だが森は霧で白く霞んでいて、不気味な感じがして腐敗臭がする。
俺は一応神だから、三太に藻を集めるのを任せた。<臭い、神のやる仕事ではない>
三太は湖に長い棒を入れて藻を掻き寄せた。俺は「その藻に種があるか調べてくれ」
<藻なら見える種はないはず、種があれは綿花だ>
三太は「神軍隊長殿、それなら家に捨てるほどあります」<え!そうなの>
「あるならここから迅速に撤退だ」「イエッサー」
俺たちは転移で全員帰り、種を見たが種も仕掛けも無い本当に種だった。
その種を貰って植えてみたが、加護をかけても成長しない。
モンペは『加護は大地の恵みだから、その種は水溶栽培の可能性が高いけど
腐敗した水では難しいかも?根腐れするはずだけど』
実は水田も問題を抱えてる。ツダ塾の水では稲が育たないらしいのだ。
じいちゃんが言うには「ろ過したような水では水に栄養がないからのぉ
水を川から引いてこんと稲は育たんのじゃ」<ツダ塾の名をどうしよう>
更に水田の構造を俺は知らなかった。水が漏れないようにして、
強化魔法で浅いプールを作り、土を薄く敷き詰めれば出来ると思っていた。
「適度に水が浸み込んで漏れないとのぉ。農業は土作りからじゃ
何でも基本が大事じゃ。いい勉強になったのぉ」
こうして俺の異世界バイブルが、また一つ使えないことが分かったのである。
俺が挫折しかけた綿に、救世主老婆・三太の曾祖母であるツネさんが現れ
「そんなところに植えてもだめだべ、ワシの若い頃は用たしに行くときにゃ
『お花咲かせてくるべ』といってただ」「参考になったよツネさん」
俺はツネさんに、ドクターテン私たち何も心配しませんからをかけた。
ツネさんは腰が曲がっていたが、伸びて歩き易くなったと喜んでいた。
俺は「カクさん竜たちの物は大きいよね?種を植えてくれ」と頼んだ。
「若、大きいから問題で御座るよ、種が小さすぎるで御座る」
「あと花が咲いたときに、物の中を泳いで誰が花摘みするで御座るか?」
「人化で植えるのは神竜の拙者には問題で御座る」<確かにフン泳は無理>
大きいのは後にして、小さい奴で実験することになったが提供者がいない。
誰でも自分の出した物を、毎日観察されるのを嫌がる。
かといって誰かの物を拾ってもってくるのも、神と神獣のすることではない。
<兵たちが便秘になったときの物を、浄化せずに放置すればよかった>
<あれだったら硬くて転移魔法で移動し易かったのに>
俺は『モンペ「フンケルチーム」に種を蹴ってフンの中にゴールさせることは、
可能なのか聞いてくれ』『種より大きくラグビーボールより複雑な形状を、
思った場所に飛ばせるのですから可能です』
フンケルチームに種を渡し「御神木からあまり離れないように注意しろ」
「種をシュートしてゴールを決め、花を咲かせてみろ。
ゴール判定は俺がするならな、ゴールした場所をあとで教えろ」
「はい、パパ」精霊たちは喜んでゴールポストを探しにいった。
<何かイヤな音を聴いた気がするが幻聴だな。後は待つだけだ>
フンケルチームの数が多いと思ったらジュニアフンケルと
『ネラッローズ「インケル」チーム』『「レケル」マドリードリ・チーム』が
合同訓練をするそうだ。マドリードリはポジションをチェックするのが好きだ。
「インケル」と「レケル」は草原ハラッパの種をけるチームで
インケルには動きの速さでは一流の、プロフェッサー又はプロセッサーと呼ばれる
FランクFはファーストの頭文字であり、1位のアラン・プロ・ストッキングがいる。
「キング」は高速でのコーナーワークが上手く
ストレートでは三百ケルオーバーの種をケルのである。
<後は芽が出て花が咲くのを待つだけになった。ウンのいいことを祈ろう>
今日はエルフ領に顔を出す日だ。
モンペのお陰で何もすることは無いが、何か変化はないか見に来たのだ。
最近チチを見ないと思ったら、湖でシェット・ホバークラフトを開発していた。
振動が激しいので開発は難航したが、それを抑えるために金ヅルを使うことで解決した。
テスト機がやっと完成して、乗れるようになったのである。
この機体にチチが乗り、持ち上げ揺れを抑えるので
『チチのワイヤー・ブラ』と名付けられたのである。
これを見た、男性エルフのマーチは「チチ、男の揺れも何とかならないか?」
そしてチチが男の物が、ブラ・ブラするのを抑えるための、男性用下着を作り出した。
チチの開発したベルトで揺れを抑える下着の名は「ブラ・ストップ・バンド」
長いので「ブラス・バンド」をマーチと男性のために作り上げた。
このブラス・バンドの完成により、夜のロクハウスに高らかな演奏が響き渡るようになり。
エルフの人口増加に多大なる貢献を、チチは果したのである。
更にチチは、女性用シューベルとを開発、男性用にはジューベルトを開発して歌を唄いながら、
指を上手く使い楽器演奏を出来るようにしたのである。
当然女性の胸の揺れを抑えるチチバンド、更には小さい人用のモリ・チチバンドを開発した。
この貢献に対してチチを「発明のチチ」又は、夜のエロソングマスター
「大発明王エロソン」「エロソン・チチバンド」と後世まで語り継がれたのである。
ブラス・バンドに押され、ババーの主力商品コンム-ゴの売り上げが落ち、
新製品をビックと共に開発した。それはビックの物が小さかったことから生まれた。
誰にも見栄があるから大きく見せたい。それで生まれた商品は、
『ポール盛ヤ・ビックバンド』だか偽物では夜の演奏会は無理だったのだ。
時折演奏される曲『真珠のネックレス』は物悲しいのはこのためだ。
マジックショーで昔よく使われたのは種も仕掛けもあります。
偽者ですの意味で使われたのである。
メカケの大浴場で、恒例になった雑談で俺は
「俺たちは、この世界では過剰戦力だよね?」
スケさんは「確かにそうで御座るな」「そうでやすねえ」
俺は「冒険者になって魔獣を狩りまくり、盗賊をやっつけると思っていたけど
盗賊を殺さず反省させるのは、過剰戦力でも大変だと分かったよ」
スケさんたちに、冒険者と盗賊を知らなかったのでの説明をすると
大笑いして「自殺願望のある者たちがいるで御座るか?」
<そうだよな、この世界で森の中で来るはずのない商人を待つなんて>
俺は「今度は東の海の方に行って、蟹とか海老を探して
絶叫芋のような珍しい食べられる穀物・野菜を探そうと思う。あれはあれで楽しかったからね」
「あっしには、最悪な芋にしか思えないでやすが」スケさんカクさんは頷いた。
「あ!俺だけ被害に遭ってなかった」
「あっしはお金がまだ、ご禁制の品を隠して持っている気がしゃすが」
スケさんカクさんとバクチは蟹と海老を知らなかったが
鍋で食べると美味しいからと説明して、今度は南東の海に行く事が決まった。
第二章は海を舞台に致します。第一章はここまでです。
誤字脱字の多さを、我慢して読んで下さいまして、ありがとう御座います。




