尺・ドラゴンロード・絶叫芋
俺たちは、ババーはスケさんに押し付けビックを送りメカケに帰った。
夜の飲み会では、俺が風船のようにゴクド達を扱うのを見てバクチは
カクさんたちとも話をしたが「最強神様の血が入っているからで御座るよ」
その説明で納得のいかないバクチは、
「監督、あっしは納得いかないことがあるんでやすが、若の中身が変わったのでは
ねえかと思うことがありやしたが、本当に血でなるものでやすか?」
「それはじゃ、友広が神として覚醒し始めたからじゃ」
「悪人や人を襲う魔獣を見て、ヘラヘラしとる神なんておらんのじゃよ」
「ばあさんの血が入っているのも大きいがのぉ
友広の父、神一郎はもっと激しいぞ。ワシの子かと疑うほどじゃ。今じゃ邪神と呼ばれておるわ」
「友広は隔世遺伝でバランスの取れたワシとばあさんの資質をもっておるんじゃ。
まぁじじバカじゃと思われるかも知れんがのぉ、そう思うとるんじゃ。
バクチは謎がとけてホっとして「あっしは鬼になるかと心配しやした」
翌日は朝から領内の様子を聞くために領主ゴヘイのところに行った。
ゴヘイは俺達を待ってたみたいだ。パッと明るい顔をして
「神様、昨日はありがとうごぜえますだ」爽やかな挨拶をしてきた。
「神様、お願いさ聞いて欲しいのだけど」俺は「いいぞ、そのつもりで来た」
「住宅が密集しているので、カッパが出た場所へ館みたいに転移して欲しいべ」
「出来れば水害を考えて、この棒くらいの長さに大岩を切って敷き詰めて欲しいべ」
そう言って土下座をして「おねげえしますだ、おねげえしますだ」と何度も頭を下げた。
<嫌いじゃない、いい男だ>
俺は「ゴヘイを領主にして正解だったよ。お前の領民を思う気持ちが良く分かった」
ゴヘイが俺に見せた棒の長さを「3メートル弱だな、分かった」と言ったことで、
棒の長さ3メートル尺、が出来たのである。
この棒の長さを三分の一にして1メートル尺が基本の長さになった。
更に領民が3メートル尺を見て「これが3名トルよ」これを聞いていた領民が、
「3名のことを「トリヨ」と呼ぶのか?」
それから聞き伝えされ、現在は3人を「トリオ」と呼ぶようになったのである。
神が教えてくれた3メートル尺の棒は、領主になった者が保管する決まりが出来、
領主の証として扱われた。領主が領内で争い事があるとこれを持ち出し
「静まれ、静まれ!この神棒様が目に入らぬか!」
「神、友広様に授けられた、神棒様の御前である。辛抱せんか!」
「ものども、頭が高い~控えおろぉ~!神棒様の御前であるぞ~!」
神棒様を前に、その場にいた全員は土下座をし騒ぎが収まるのである。
当然、子供たちには神棒様の人気は絶大であり、棒高跳びに似た遊び
棒高望みで男の子たちは遊び、女の子はアルプス一万弱に似た歌
白竜山は神棒様の「お供3メートル尺」を歌い楽しむのである。
大岩を追加で採取に行き、美しいので躊躇していたら、モンペが
『船がないのに誰も見る人なんていません。それに地殻変動がいつあるかも分かりません』
『無い物と同じです。そんな小さな男だと、子供たちに嫌われます』
俺は<確かにモンペのいうことに一理ある。俺の子供になぜしたがる?>
<多すぎでも後で何かに使うだろ>精霊が自分の子供とは思ってないが採取して回った。
石を敷き詰め、川向こうから土を転移で移動させ、強化し固め移転準備を整えた。
ゴヘイの元に行くと転移予定の住居に、
三太の隊員が一軒に一人が長い棒を持ち、振る予定になっていた。『モンペ、サポートを』
<数を理解出来ていれば簡単なんだが、間違えないか不安になるな>
飛行魔法でホバリングをしながら住居を転移させた。
ゴヘイは、フンケル皇帝の回復をもらいながら走り回った。
<学校がないのに、ゴヘイは出来る男だ>間違いなくすべてが終わった。
当然、住民たちは大喜びだ、お礼を言ってくる者に囲まれた。
<家は雰囲気があっていいけど、あれだけ密集していると
スラムみたいな気持ちになるのか?>
涙ながらに礼を言ってくる領民たちに、俺は「お礼ならゴヘイに言いなさい」
俺の周りから後光が出て、皆が土下座した。『じいちゃんがやったね?』
『ワァーハッハッハァー、演出じゃ、友広も成長したのぉ』
住居の転移で自分の家に庭が出来たことで、領民は庭作りを嬉しそうに始めた。
<なるほど庭が欲しかったのか、俺は広い庭があって当然だったからな>
領内に道ができたので、俺は道を強化魔法で舗装した。
後に竜たちが俺に頭を下げた回廊に因み、西方向に出来た道は
『ドラゴンロード』又は『ドラゴンへの道路』と呼ばれた。
ドラゴンロードは有名になり人通り多く、ジャンクフードの屋台が並んだ。
三太部隊に元いた筋肉質な歌手『リィー』が店頭で『ブルース』を歌う。
ジャンクフードの屋台名『ジャッキィー』のチェン店が有名である。
この後サバイバル化が行なわれたが、ドラゴンを表現できなくて、
ドラゴンロード名はそのまま残ることになったのである。
俺は町作りを終え、ゴヘイと約束をしていた『じゃぶり芋』を食べさせてもらった。
普通の薩摩芋で、俺は責任を果たすことが出来たが、芋の名が想像と違っていた。
「芋の名はどうして18禁な名に?」と聞くと、ゴヘイの奥さんが生芋を持ってきた。
薩摩芋の根元に、種芋となるらしい玉が二つ付いていて、奥さんが玉を「ポッキ」
と折るとゴヘイが股間を押さえて震えた。武者震いのような意味で『しゃぶり芋』
と名づけられたみたいだ。<18禁の意味だと思ってたよ、恥ずかしい>
ゴヘイの畑を借りて加護成長、そして収穫を5回繰り返して倉庫に収めた。
出来た芋をお金さんが折り役で、バクチ相手に実験をしてみた。
バクチは「そんなバカなことありやせんぜ」「ポッキ」「ウッ」と股間を押さえた。
お金さんは「あら本当になるんですねぇ」と他の男性陣を見て笑った。
バクチは「お金、それを放しやがれ」お金さんが今度は本体を「ボッキ」折った。
バクチは動けなくなり倒れ震えていた。<魔法の芋?>
俺は『危険物につき取り扱い注意』の札を倉庫の芋に付けた。
この後は、スケさんカクさんと鬼役のお金さんが
「二人共逃げないで私と遊びませんか?お仲間じゃありませんか?」「お金ヤメろ~」
領に絶叫が響き渡り、それを領民が笑い見守る中に、俺はこっそり忍び込むんだ。
子供のように遊んで笑い<異世界を楽しむ、これだな>遊び疲れてメカケに帰った。
『しゃぶり芋』という名では興味を引くだけで、危険度が伝わらない。
倉庫に送った芋は『絶叫芋』と改名し、女神は生芋を取り扱ってはいけないとされた。
その後、神々の実験検証で、折る相手の目を3メートル以内で見ないと
効果が出ないことが解ったので、『3メートル・ルール適用品・絶叫芋』とされた。
焼き芋神は「男が玉を取れば問題ない」と焼き芋を作り始めたが、
女神が殺到して、芋洗い状態になり生芋を奪われてしまった。
被害が予想以上に大きく『芋洗い事件』の扱いに神々は苦慮した。
事件の責任を取らされ、焼き芋神は職を失い、ただの芋兄ちゃんになった。
彼のいもうとが芋兄を心配して、大学に行き飴に包む研究をするように進めたのだ。
俺の倉庫から神界への持ち込み禁止になり『ご禁制品』『ご金制品』に指定された。
更に、この世界で玉を取って、倉庫に入れるように注意されたが、俺は放置した。
だが俺の倉庫から出すと置く場所が無い<困った、ツダ塾の倉庫は無理だ>
困っている俺をマツハが見て「どうしたの?」俺は事情を話すとマツハは
「それならいい人を知っています。超能力を使える姉妹がここに居ますよ
その姉妹は異能姉妹と呼ばれていますが、二人の名がカノとウーで
可能姉妹とも呼ばれています」
俺は「可能姉妹の能力はなに?」「超マジック・バストパワーです」
俺はダメモトで可能姉妹を呼んだが、「ザ・巨乳姉妹だ可能姉妹様だ」
と興奮して叫んでしまった。
「お姉様、今のは褒められたのでしょうか?」「ウー、神様からの褒め言葉ですわ」
俺は「褒め言葉だ、可能姉妹に不可能はないと聞いたから、手伝って欲しい」
内容を話して、アイアンを3メートル以内に座らせて実験をした。「成功だ。凄い」
<アイアンが妙に嬉しそうで、よだれが出てるが>
次は俺が実験台になってテストしてみて、成功理由が分かった。
男なら可能姉妹の目を見ないで、巨乳に目線が吸い寄せられるからだ。
イヤがるスケさんカクさんバクチで試したが全員成功した。
超マジック・バストパワーは小川で砂金を吸い寄せて
胸にラメ状態に付ける能力で、芋の種芋取りを喜んで引き受けてくれた。
可能姉妹は取った種芋を小箱に入れ「ウー、いい台が空いてませんわよ」
「お姉様、それは困りましたわ、この玉どうすればよいかしら」
「ウー、空いた台がありましたわよ」「本当だわ、お姉様」
そして可能姉妹は倉庫内の空いた台の上に、小箱を置いて去っていったのである。
この後、パチンコ遊びがこの世界でも出来るが、壁に向かって遊ぶのに台と呼ぶのは、
可能姉妹が玉を置く台を探したからである。
俺が可能姉妹が集めた砂金で、装飾品を作ろうとすると、イメージが胸の形になってしまい
バストの置物になるので、アクセサリー神に送り後を任せたが、アクセサリー神は
それを自分用に保管して、別のアクセサリーを送ってきたが、姉妹は大喜びした。
<失敗したチチの乳を見ていて、ふんどしエプロン姿の可能姉妹を見ていなかった>
<可能姉妹だ、今からでも可能なのか頼んでみよう>
翌日お目当ての綿を見に来たが
住民の「マグロが掛かったぞ」叫びで声で急いで見に行った。




