美の女神アスカとモンペのスペック
何の経験もありゃせんのに、あの自信はどこら来るんじゃろのぉ」
そんな会話をしている老夫婦がいるところに、スケさんカクさんが帰って来た。
「創世神様いらしてたで御座るか」「お前達帰りが遅かったのぉ」
「それがちょっと」カクさんは頭をかいた。
スケさんは「創世神様この絶世の美女は何方ですか?この世の方だとは思えないで御座るよ」
ばあちゃんはニコ・ニコと嬉しそうに微笑んでいた。
じいちゃんは「ワシの妻、奥さんの静じゃ」自慢げに紹介した。
スケさんカクさんは固まって動かず意識が飛んだようで、
汗が滝のように流れ出していた。
ばあちゃんは「友広と夫の創世神がいつもお世話になっております。
これからも宜しくお願いしますね」と頭を下げた。
その言葉で意識を取り戻した二人は、土下座をしながら
「ここここちらこそお願いいたして御座る」言葉にならなっかた。
ばあちゃんは「何を緊張なさってるのかしら、
おじいさんが何か変なこと、二人に吹き込んでないかしら?」
じいちゃんは「ワシの嫁は絶世の美女じゃから、心をしっかりして見ないと意識が飛ぶぞ、
としか言っておらんぞ、あぁ!二人は不意に静を見て意識が飛んだんじゃ~」
スケさんカクさんは土下座体制から立ち上がり頭を下げながら
「そうで御座った、あれほど注意されて御座ったのに
拙者らの想像を遥かに越えた、美しさに御座ったよ。
いや~参りました、心の臓が止まるほどの美人を見れて、拙者らは幸せに御座る」
ばあちゃんは納得はできないが、絶世の美女の言葉に気を良くして立ち上がり
「それでは私は、男同士の飲み会が、これからあるでしょうから
失礼してアスカの部屋で休みますね、異次元リビングで楽しんでください。
ミタさんは、カツ揚げをおつまみに出して、後は男性陣に任せて休んでね」
その場にいた全員が異次元リビングの言葉に固まったのは、言うまでもない。
ばあちゃんはアスカの部屋に行く途中、俺の部屋で寝ている二人を見て
『夢神、私の可愛い孫たちに、良い夢を見せてあげなさい』夢神は『御意』
寝ている俺達を見て、少女にでも戻ったような笑顔を見せて、アスカの部屋に消えた。
リビングで飲み会を始めた男達は「何故ここのことがバレたで御座るか?」
ミタさんは「次元神に製作を頼まれたのでは?」「そうじゃ」
「創世神様、ご自分でお作りにならないと、隠せませんよ」
「静様は、すべての神々を掌握されてますから『最強神』なのですよ」
「それでいて優しい方ですから、男性の楽しみを奪ったりなんてしませんよ」
じいちゃんは懐かしそうに
「そういう女じゃから、他の男どもと死闘を繰り返し手にしたんじゃ、
結婚出来たときには嬉しかったのぉ~」
カクさんは「さっきは本当に心臓が止まったで御座るよ」
スケさんは同意のようだ頷いた。
じいちゃんは「ここにいる限り、いつかは通る道じゃ、
もう安心していいじゃろ」
「ついでに面白い話しをしょうかのぉ、モンペのことじゃがの
あれはAIと言っての機械と同じような物での、
感情なんて持ち合わせんのじゃが、
あれに感情を持たせたのが静じゃ、恐怖を教えたというか、恐怖をお覚えたんじゃ
高速でモンペは色々なことを学習するうちに、静の存在に当ってしまたんじゃよ
まぁヒットしたわけじゃな、そしてモンペは機能停止したんじゃよ
意味が分からず研究神たちは、悩みながら復旧に取りかかったんじゃよ
そしての三日後に再起動したときには、恐怖を覚えていたんじゃ
恐怖を覚えてからはのぉ、色々な感情が芽生えたわ、友広への愛とかじゃ」
「ワシは恐怖、まぁ怒られず育つ子供が今は多いじゃろ、
だからダメじゃないかとのぉ、そう思うんじゃ
何の関係ない利益もない人を、ナイフで切りつける奴が多いじゃろ?」
「怒るのも大変じゃ、相手を思って恐怖を与えないとのぉ
怒られる方も、理解できる恐怖でないとダメじゃが、そういうことじゃよ」
カクさんが「今日拙者らが恐怖したことに、意味があるように思えたで御座る」
スケさんは「監督も恐怖を感じることがあるので御座るか?」
じいちゃんは「あたり前じゃ、そのために静と結婚したんじゃ、愛も大きいがの」
「全知全能なんて面白くないじゃろ、ワシの意思で人々と動物を
ロボットのように動かして何が楽しいんじゃ、だからワシを怒る静は必要じゃ
「全次元の生命は静に感謝するべきじゃのぉ、ワシは感謝しとるよ
それに全知全能を目指したであろう信長・ヒットラーは同じような末路じゃ、
たとえ出来たとしても、つまらん人生じゃと思うぞ。
つまらん話しは、もうお仕舞いじゃ、飲むぞ」
俺はアスカと二人で寝ていて、今日は眠れるかを心配してたら、
アスカが「私も眠れそうにないからいいよ」
夢中で、がんばってたら寝てしまったようだ。色々な意味で良かった。
俺は朝起きてすぐに隣を見た、温もりは感じていたが夢ではないことを確認した。
<良かった美しい寝顔があった>
勇気を出して抱き寄せた。ドアが開きばあちゃんが出て来て<危ないバレたか>
「友ちゃん約束守れたかしら」アスカが「すぐに眠ったから心配ないわ」
「それなら良かったわ」ばあちゃんがアスカの言葉を信頼してくれた。
ばあちゃんは勘が鋭いから長く会話していて、
昨夜のことがバレると不味いので支度を始めた。
いつものように朝食を取ったが別世界に思えた。
アスカの修行がお休みだから、二人でツダ塾に行く事にした。
ばあちゃんが「アスカが外に出ても私が処理します問題ないわよ」
アスカはミニスカートにロングブーツ・ボディーアーマー
長い髪をなびかせて、バリュキリアのような衣装を着てきた。
ため息が出るほど美しい。ブーツを履くと俺の身長より少し高い
1メトール75はあると思う、神だけど、この世の者とは思えない。
出ようと思ったらモンペが『ババーが「種が揃ったのに小僧が来ない」
と探してましたよ、ツダ塾は私が指導しますから、ババーのところに出しますよ』
『頼む』ババーの住むハウス内にアスカと出てきた。「小僧遅いぞ」
俺は「ババー朝の挨拶がそれかよ」
ババーはアスカを見て目を見開いて、固まり動かなくなった。
「ババー眠るな起きろ」ババーは「目が飛び出るほど、美しい女ごじゃ~」
俺は少し照れて「俺の婚約神・美の女神だ、胸の大きな女性の美しさが分かるのか?」
ババーは「小僧、流石神の美しさじゃ、よくツガイになれたもんじゃの」
「あれ!なぜワシは大きな胸の女ごを、美しいと思うたんじゃろ?」
アスカの登場でエルフ領に、本当の美という感覚が生まれた瞬間であった。
ババーの長い話から、大きな胸の女は弓を射るのに邪魔になり、
射た後も胸に弦が当たり痛がり、そのあと動けなくなる
エルフは木の上から攻撃する優位性を、いかし剣は使わず
刃物はナイフしか使っていなかった。
大きな胸の女は木の上を移動するのに、足元が見難いから落ちる、
何もしてないのに、木の上でバランスを崩し落ちる
更には胸が冷えるのか?火を使うのが好き、使えないうえに危ない女。
そんな理由で、大きな胸の女は、醜いといわれつづけた歴史がある。
因みに、足元が「見難い」女が落ちて、不様な姿をさらすから
「醜い」が誕生したのである。大きな胸の醜い女といわれる由縁だ。
<今のエルフ領は機能優先の「美」しかないわけだ>
火についてババーに尋ねると、
火を使う事がエルフにとって、良いことは分かっていた。
魔獣は火を嫌うし、そのままでは食べられない肉でも焼けば食べられる。
過去にババー達は森の中で、火を使ったことが何度かあったが、
必ず慣れたころに大火事になり、ババーは責任を感じていた。
ババーは火を使うことは、神の領域で手を出してはいけないと悟った。
種を色々な所に隠すのは、大火事から学んだ知恵だそうだ。
因みに、最初のエルフの住居は、岩塩洞窟の側で大火事のたびに
移動して、現在は湖を挟んで岩塩洞窟の反対側にまで移動したのだ。
岩塩洞窟から離れるたびに、ババーは何年も落ち込んだらしい。
人が生きると歴史が生まれる。ババーの重みを感じた。
ババーの話しを聞き終え、考えさせられていた時にモンペが
『旦那様の悩みを解決出来る、半神を紹介しましょうか?出来る女モンペが』
『モンペそんな都合のいい半神がいるのか?いるなら会いたい』
『この出来る女モンペが、美しいだけの女より
あなたに相応しいことを実感させてあげます。イグに会いにいってください』
<なんだか面倒なことに、ならなければいいが>
ババーに種のことは後にして、火のことを優先してくると伝え、
俺とアスカは手を繋いで、イグのところまで歩いていくことにした。
俺はアスカを出来るだけ皆に見せて、本当の美を感じさせるために歩いた。
「アスカは凄いな、美しいうえに、見た者に美的感覚を植え込む
女神は伊達ではないな、運命が繋がっていて本当に良かったよ」
アスカは「そんなこと言って女房を口説いても、何もでませんわよ」
腕を絡ませて来た、胸が腕にあたり良い匂いがしてきた。
俺は「十分もらった気がするよ、良い匂いとかね」<愛もと言いそうになった>
「それなら良かったわ」微笑んだ。<俺達だけ別空間にいるみたいだ>
気づくとエルフ達が騒いで、美しいの大合唱小声だが。
「黄金の毛の女神よ」「素敵な服、着てみたい」「お前が似合うわけないだろ」
この日、アスカは機能優先のエルフに、ファッション感覚を芽生えさせた。
世界樹の幹にたどり着くと、幹からスーッと女性が出てきた。
俺が見ていた本の精霊、ウンディーネの容姿で髪と衣装を緑色にし
ビキニの上だけを着ているような、エロい衣装だが美しい、羽のある美人がでてきた。
「あなた昨日ぶり、ようこそ精霊イグよ。
あなたに、神素の太い奴をグイグイ入れ込まれ妊娠させられ
半神になりました。それで精霊化を出来るようになりました」
俺は「精霊化すると、念話ではなく普通に話しが出来るのか?」
イグは「そうですよ神とだけね、先ほどから気になってたのですが隣の方は?」
「あぁ将来、俺の嫁になる女神だ」イグは慌て「ちょっとモンペさんと」
『モンペさん聞いてないわよ、なんでラスボスみたいな女神が一緒なのよ』
『モンペさんが、彼はこの精霊姿が好みだから、イチコロとかいっといて』
『それに彼女の周り中、綺麗なオーラ出しまくりよ、
かなう気がしないのですが、モンペさん』
モンペは『美しさで戦っては勝ち目はありません、精神的に戦うのです』
『相手は美の女神ですよ、全次元で一番綺麗な女神ですよ』
イグが『私、思い出したのだけど、アスカって駄目女神だって有名よね
冴えない男とつるんで大酒飲みの駄目女神よね?』
『何いってんのよ、あっちは後ろの二文字が違うわよ、アスカはメジャーよ
向こうは受付だったかしら、後輩に先を越せれ、その後輩は今メジャーのはず。
間違えたら、殺されるわよ気をつけなさい』
俺はモンペとイグが話しをしている間に、テーブルと椅子を出してアスカと座った。
イグが「お待たせいたしました」「イグ座れるなら座って話そう」
イグが座り「取り乱してごめんなさい、ラスボスみたいに綺麗な女神にお会いしましたから」
俺が「ラスボスってゲームみたいなことを、モンペから習ったのか?」
イグは「ここでずっと立っていても暇ですから、モンペさんと毎日ゲーム三昧です」
俺は笑えた、毎日ゲーム三昧ってモンペなら出来そうだ。
話しはそれるが後でモンペにゲームのことを聞くと
『私はCPU(演算能力)はもちろんメモリー(無限記憶領域)も持っていますから、
ゲームソフトを覚えるだけですよ、ネットゲームだって出来ますよ。
後は念話機能を使い、脳をモニター代わりにして映像を送るだけ』
『3Dゴーグルなんて玩具以下ですよ』と鼻で笑った。
『あなたに図面を送ったことがあるでしょ。役に立つ女ですから』だった。
因みに、モンペはCPU二億四千万個・コア・クロックともに
二億四千万で二神数を使いウゴーいている。
神OSX国でコアに作業を振り分けることなく同時平行で演算する。
地球のスパコンをゾウリムシ以下と言うのも、うなずける。
『出来る女』と自慢するだけのことはある。
地球のゲームをチートアイテムを量産して楽しんでいるようだ。
イグは「本題を忘れるところでした。森の中で火を使うには私とあなたの
子供たちを使うのですよ。私の実一つ一つに色々な精霊が生まれています」
俺は「実を何個か食べてしまったぞ」「問題ありません」
「あなたに実を差し上げてたときに、ゆっくり降りて来たでしょ
あれは、生まれたての精霊が運んでいたからですよ。誕生は幻想的でしょ」
「これから毎年、万単位で、私とあなたの子供が誕生します。うれしいです」
「『生めよ。ふえよ。地を満たせ。と仰せられた神』このとおりになりますね」
「子供精霊たちは種を植えて成長した、御神木の周囲10キロくらいが活動範囲です」
「私とあなたの子供たちで、地を満たしましょう」
「精霊の扱いかたは親友のモンペさんに、アフターサービスは、私までご連絡を」
<モンペの最初と同じで疲れる>
俺は「イグ、ありがとうな、もう昼だから一旦帰るよ」
俺たちが帰ったあとのイグとモンペの会話は
『親友のモンペさん、あれはラストステージのラスボスですよ
私たちの子供って何度も挑発したのに、綺麗な笑顔で余裕でしたよ』
モンペは『なにあんた挑発してるのよ、彼女のバックに大物が控えているのよ』
『最強神がついてるのよ、私は一度、最強神のこと調べるだけで死んだのよ』
モンペの死因は次回につづきます。




