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最強神の実力



ばあちゃんが来るから早めに帰って来た。


 ミタさんにワイバーンの肉と、残った世界樹の実を使うように頼んだ。

「私も昨夜食べたけど、カツ揚げにするのが美味しいかもしれませんね?」

俺は「絶対に美味しいと思うよ、それでお願い」<ばあちゃんも喜ぶだろう>

今日はスケさんカクさんがまだ帰って来ない。

『モンペ、スケさんカクさんは今何をしてるの帰りが遅いよね?』

『静様がいらしゃいますから、帰りは深夜だと思いますよ』

<ばあちゃんと二人共会ってもないのになぜだろう?>


 モンペが『静様がいらしゃいました』ばあちゃんが来た。

「起きてる友ちゃん見るの、まだ数日なのに何ヶ月ぶりに思えちゃうわね」

ばあちゃんと抱き合った。<本当に何ヶ月ぶりかのように思えた>

後ろに美の神が一緒にいた。セミロングのスカートに

白の清楚なフリル付きブラウス、ばあちゃんの好きな白黒映画ローマの

最後の記者会見で着てる服装だ、ばあちゃんもよくこの雰囲気の服を着る。

美人に磨きがかっかて、さらに可愛く美しい、外見は俺が理想とする女性だ。


 ばあちゃんが「将来の夫婦が、黙ってないで挨拶くらいしなさい」

俺は嬉しいが慌てた、相手が美人すぎて、吊り合いがとれてないからだ。

俺は「美の神と結婚するのですか?」「そうよ、あなたたちの運命だもの」

「友ちゃん、椅子に座って、アスカは隣ね」

俺達は隣に座った緊張半分、期待半分で「アスカって名前だったんだね?」

アスカは美しい笑顔で「静おばあ様からいただきました。良い名でしょ?」

「うん、似合ってるよ」ばあちゃんは「ういういしくていいわね」

「では本題の運命ね二人ともテーブル手を」俺達は手を置いた。


 おばあちゃんは何かを巻き取るような動作をし最後の握る仕草をした。

俺とアスカの小指が、ばあちゃんの動作に連動して動きだした。

ばあちゃんは「ほら、あなたたち運命の赤い糸が繋がってるでしょ?」


 俺は嬉しかった誰もいなければ、大声で叫びたかった。

<美人アイドルタレントと結婚した普通のお笑い芸人、

芸人男性の心境はこんな気持ちだったかもしれない!>


 「友ちゃん、嬉しさ隠せていませんよ、だらしないわよ。お尻に敷かれるわよ」

俺は<お尻に敷かれてもいい、むしろお尻に敷いてください>と思った。

「アスカ、これからよろしくね運命にしたがおうね」握手を求めた。

アスカは「もちろんよ静おばあ様にもっと教えてもらって、いい嫁になるわ」


 ばあちゃんの爆弾発言が投下された。

「友ちゃんがプリっていう子に、アスカのこと彼女だっていってたわね」

「友ちゃんもアスカのことが好きだから大丈夫、良かったと思ったわ」

「それと嬉しかったわ、アスカのこと思っていなかったら無理にはねぇ」

「糸のこともあるし、三日も前から一緒のベッドに寝かせたのよ」

「ミタさんの報告では、すでに夫婦ですよね、友ちゃん責任とりなさいよ」

「私はゆっくりと思ってましたのに、赤い糸は二人が側にいないと、

ときどき他人と絡まって問題が起きるのよ、だからアスカを連れてきてたわけ」

「それなのに寝ていると思った、友ちゃんがアスカを襲ったでしょ」

「アスカは友ちゃんのこと、抵抗しないで何でも受け入れちゃうからも~」

<俺は夢だと思ってた、それにばあちゃんに知られた恥ずかしい>


俺はさっきから背中の汗がじわりと出て止まらない。


 アスカが「静おばあ様お許しください。友広さんの一番に成りたかった

気持ちがありました。ごめんなさい友広さんを責めないでください」

「分かったわ夫婦ですものね、早いか遅いか問題ね」

ばあちゃんは「これからアスカは、ここに毎日泊まります。

私が許可を出すまで禁止よいい?それからアスカの部屋を

友ちゃんの部屋の隣に作らせました。

友ちゃんの部屋を通り抜けないと、いけないけど場所がなかったのよね。

友ちゃん、これからは私の許可が出るまで、夜の行為は待てるわね?」

俺は「はい」と答えるしかなかった。ミタさんが「ごはんですよ」


 四人でワイバーンのカツ揚げを「美味しい・美味しい」と食べた。

ばあちゃんが脂身が鳥肉に似て少ないと喜んで食べた。

たくさん倉庫にあるから「持っていきなよ」と言うと「そうね」と微笑んだ。

アスカとばあちゃんは、仲が良くて親子に見えて嬉しかった。

食後のデザートは、もちろん世界樹の実、ばあちゃんもアスカも喜んだ。

残りの実を持って行くように言うと、「毎日顔を出すからいいわ」と断わられた。

モンペにあと世界樹の実は何個生るか?の答えは万個の単位で

モンペにも把握できないと『三千メートルですから』だった。

久々に、ばあちゃんに会えた気がしたのと、俺はアスカのこともあり

テンションが上がってしまい、ここのことをたくさん話した。


 じいちゃんが来た「ばあさんとアスカ、今日は早いのぉ~

やっと起きてる友広に会えたかのぉ、アスカの修行も順調のようじゃし

これから友広も早く帰ってきて、アスカとお話しでもするんじゃ」


「赤い糸に最初に気づいたのは、ワシじゃから嬉しいわい」

俺は「それでアスカとの結婚に、こだわっていたわけだね?」

「そうじゃ早く一緒にせんとのぉ、変な奴と絡まってアスカを取られたら

後悔するのは孫の友広じゃからのぉ~焦っておったわ」


ばあちゃんは「ミタさんとアスカ三人で、ご自慢の大浴場に入って来ます」

「後は分かりますね」「心配せんでいいぞ、ゆっくり楽しむんじゃ」


 お風呂の三人は湯船に浸かり会話をしてた。

ミタさんが「若様をうまく騙せましたね」ばあちゃんは「夢神のおかげね」

アスカは「私は嘘をついてるのが心くるしいです」

「恥ずかしいけど、夫婦ですからいつしてもよろしいですわ」

ばあちゃんは「恥ずかしさが出てきたのは、修行の成果ですね」

「男にはいつでも簡単に、なんて思わせたらダメよ、すぐ調子にのるわよ」

ミタさんが「どちらが本当のお孫さんか分からなくなる会話ですね」

「私は女の子が欲しかったのよね、アスカは幼いころの私にそっくりなの」

「容姿じゃないわよ、内面的なものね」


 ばあちゃんが「昔私はね」話しを始めた。

風呂での女性たちの話しは、静さんの小さいころは5才くらいまで裸を気にせず。

同じ年頃の男の子を殴っては泣かせたりしていた。


 そこへ瀬戸外強聴という甘僧が現れ、

「あなたは心を磨けば世界一の美人に、それどころか宇宙を支配できます」

瀬戸外強聴さんは、有名な瀬戸外12人の幼児野球団の、名監督でもあった。

食料事情の悪い中、月の大きなうさぎを、

みんなと食べる目的のために、努力を惜しまなかった。

うさぎのオレンジ色に輝く毛皮も、彼女の心を引き付けたのだ。

餅は突いてなかったので、臼にはもち米が入ってないことを知っていた。

名監督の指導で静は中身を磨きつづけたのであった。


 ばあちゃんは「そんな子供時代があって、アスカが可愛くてしかたないの」

「ところで本当のミタさんは『好奇神』だと気づかれてないわよね?」

ミタさんは「そのことなら大丈夫ですよ、

ここの皆様は静様の紹介神を、疑うことをしたりしませんから」

「静様のおかげで『警戒神』のサポートも受けてますから」

「後は、この家には柱とか障子などの、片目で覗くポイントが少ないので

私の情報収集能力が、十分に発揮できないのが不満ですね」


 アスカは静おばあ様のことを尊敬し、更に努力しようと心に誓ったのであった。

アスカは「私が聞いてもよろしかったのかしら?」

ばあちゃんは「もうアスカは私の可愛い孫よ問題ありませんわ」

アスカを抱きしめたのであった。アスカが感激で目を潤ませていた。

アスカは「静おばあ様もおじい様と赤い糸で繋がってますわよね?」

「当然ですよアスカ、私は糸をおじいさんに張りめぐらせて

秘儀マリオネットを開発して、自由自在に操ることができますわよ」

「友ちゃんがお痛たしたら、伝授してさしあげますよ」と微笑んだ。

ミタさんは「最強神と崇められる由縁ですよね」皆で笑った。

「さ、そろそろ上がりましょうかね、楽しめましたしね」


 三人が風呂から戻ってきて、ばあちゃんが糸を引く動作をすると、

テーブルで酒を飲んでいた、じいちゃんの喉がピク・ピク小刻みに絞まった。

じいちゃんは気づいてないようで、湯上り三人が腹を抱えて笑った。

じいちゃんは「美人が仲の良いことは、心が和むのぉ~」

更に大笑いして、意味の分からない俺も笑った。


 俺も風呂に入ってアスカと婚約したのが嬉しくて

弾む心をどうしていいのか分からなかった。

<美人でスタイル抜群の海苔の好きな芸能人と、大ふくろうの羽をつけて

盛大な結婚式を挙げた、お笑い芸能人がいたらしいが、

彼はこんな心境だったかも?、結果的には離婚になって羽を抜かれた

大ふくろうが痛かっただけで、終わったらしいが、俺も気をつけよう>


 ダイニングでばあちゃんが「おじいさんアスカのことで協力してくれて

感謝してるわ、ミタさんにもね。

じいちゃんは「ばあさんに感謝されるとかのぉ初めてのことじゃないかのぉ?」

ばあちゃんは「そんなことは…たぶん…もう昔のことはこのくらいでいいわ

これからが大事なのよね、友ちゃんはアスカに一目惚れしてたのね、

あの子はすぐに諦める癖が付いてしまったのよ、

祖父母に育てられたから、遠慮がちになるのよね」


 じいちゃんは「そんなことよりワシの感謝はどうなったのかのぉ~」

ミタさんが「創世神様、静様の策略にはまってますよ、静様は知神・策略神

頭が良いとされてる神々に「参った」と言わせたお方ですよ。

創世神様の気持ちをゆさぶり、他にいかないように引き付けただけですよ」

ばあちゃんは可愛く「ミタさんはモ~うまく引き付けたのに~」照れた顔をした。

「ワシは愛されていたんじゃ」両手を上げ万歳万歳と喜ぶ老人の姿があった。

「長く一緒にいるのに今、気づいたのですか?おじいさん愛してますよ」


ミタさんは心の中で<さり気ない話しから、引き付けるどころかカウンターでとどめを刺した。

私の好奇心がつい出てしまい、静様の実力を測ろうなどと愚かなことをしてしまった。

それに動揺せず見事に切り替えした。

流石、最強神恐ろしい、静様にこれまで以上の忠誠を尽くそう>

ミタさんは「静様の、お心内を暴露したみたいになり申しわけありません」

「いいのよ久々に甘い雰囲気になれて嬉しいわ、あなたのおがげよ」


 このあと甘い二人の会話は、ばあちゃんが

諦め癖のついた友広は、アスカを自分には手の届かない存在だと

勝手に決めて諦めるための口実を、自分の中で作り出していた。

だが運命の糸で繋がっていると分かると、若いから暴走するはず。

アスカは友広にとって高級外車と同じだからすぐに結婚・夜の方もさせてしまうと、

若いから勘違いしてしまって、何でも手に入ると勘違いをする。

アスカに対しての価値を正常な判断が、出来なくなる可能性が高いので

アスカの本当の価値を、正常に判断出きるようになるまで結婚・夜もふくめさせない方がいい。

友広は頭の良い子だから、アスカに相応しい男になろうと努力を始めるはず

「これからの友広を見てなさい、おもしろいことになるわよ、おじいさん」

「そうだな、ばあさんの考えどうりじゃのぉ流石じゃ、愛しているぞ」

その後アスカが来て、二人は新婚夫婦のように甘い会話を中断した。


 風呂から出てダイニングに戻ると、ばあちゃんは珍しいことにビールを

じいちゃんと仲良く飲んでいた。<良い光景だ、自分達もああなりたい>

ばあちゃんが「今夜はアスカの部屋に泊まるからね」

「アスカの部屋は、女の子が欲しかった私の趣味で作っちゃった」

嬉しそうに少し酔っていた。「あとで見に行くよ、それと良かったね」

「アスカも飲んでいたのか?」「姉さん女房ですからね」

「少し幼くなってたから忘れてたよ、アスカって呼び捨てでいいのか?」

アスカは「もちろんいいわよ、友広さんは年下の男の子だから広君ね」

「新鮮で中々いいな」「じゃ二人だけのときには広君ね」

じいちゃんは嬉しそうに「空気がピンク色になって飲みにくいから

お前ら部屋でイチャ・イチャして来い」ワシは、ばあさんと二人がいいからのぉ


 アスカと二人で俺の部屋のベットの上でたわいもない話した。

アスカはアクが抜け、美人で近寄りがたい壁がなくなり話し安くなった。

「静おばあ様が来る前に、二人でこのベッドに寝たふりをしない?」

俺は「離れて寝るのもイヤだからそうしよう」二人で寝た。


 一方老夫婦はお酒を飲みながら仲むつまじく会話をしていた。

正確には女性の方は20代の容姿をしている。

じいちゃんが「よくアスカを短期間で、別神のように教育できたもんじゃのぉ~?」

ばあちゃんは「私の通って来た道ですから、目標にたどり着いて歩いた道を

振り返ると、『あぁ、こう来れば近かったのに』と、後で分かったことばかりでしたよ」

アスカには無駄な道を歩ませないで、最短を教えた結果ですよ。落ち着いたら無駄も教えますわ」


 じいちゃんは「『先人に学ぶ』忘れさられた言葉じゃのぉ

今の若い者は先人をバカにする者ばかりじゃ、何の知識も持たないくせにのぉ~

何の経験もありゃせんのに、あの自信はどこから来るんじゃろのぉ」








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