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上山家秘伝文字そして神々の住まう神界

 白髪白髭の老人が話かけてきたた翌日。

じいちゃんが、「友広は、絵本で字が読めるようになったが

書く練習もせんとな」と言って二冊のノートを持ってきた。


 一冊は、普通の『あいうえお』とひらがなが一番上に印刷されいて、

下の段は自分が書く奴だ。

もう一冊は、象形文字?図形?が一番上に印刷されいて、

その下には、小さくひらがなで読みが書いてあった。

下の段は自分が書く空白ある。


 「上山家秘伝文字も練習せんとな」

「この文字は、我が家の家宝だから他の人には知られんようにな」

秘密厳守と言われた。


 後に、それが神聖文字ヒエログリフだと知ったのは

10歳のころに始めたインターネットのおかげである。


 因みに、インターネットはパソコンと共に10歳の時にはあった。

「これからの時代はパソコンは絶対に必要だからな」

「さぁ~どうですかねぇ 金髪は見るじゃないですよ。

おじいさん目を大事にしてくださね」

と老夫婦の会話があったが、この時は子供ながらにお金の心配をしていた。


 上山家秘伝文字を、覚えるのは意外と簡単だった。

上山家秘伝文字を書くのに時間が掛かったが、一度書くと目の中で赤い文字になる。

それから脳の中へ吸い込まれる気がした。

脳の記憶容量が無限になった気がした。

他の勉強も、一度見聞きすると忘れなくなった。『恐るべし上山家秘伝文字』


 高校進学は、家電製品から耕運機と何でも修理できる、

じいちゃんを、見て育ったため工業高校に行こうと決めていた。

先生方には「何故工業高校に、行くのか普通校に行けば

国内最高の大学も余裕で合格するのに」と言われが、

家庭が貧乏だから就職を焦っていると、勝手に思い込んだみたいだ。

可哀そうな子の再来であった。


 何度も、入学模擬試験の出題ミスを発見したり。

体育・音楽を除く教科を満点以外取ったことがなく、

自分で言うのも恥ずかしいが『神童』だった。

中二病に掛かってない自信はあったが、自分でも神の子ではないかと思っていた。


 工業高校時、上山家秘伝文字はコンピューターのプログラム言語と

類似していることに気付いた。

上山家秘伝文字を、頭の中で並べて命令文を作ると目の中にリング状に赤い文字で表記され

「実行」と念じたら何故だか動き出す気がしたが、怖いので実行はしてない。

リング状になった命令文を『魔方陣』と脳内呼称することにした。

決して中二病ではない。


 更に『魔方陣』は、一度作ると次にはイメージだけで出てくるのが分かった。

じいちゃんに、『魔方陣』ことを話すと

「ハァ・ハァ・ハァ・ハァ~~流石ワシの孫じゃ」と豪快に笑い

「ダメじゃ」の一言だった。

実行の命令をテストする事無く、高校生活を終えることとなってしまった。


 白山神社恒例、春の甘酒祭りが今年もやって来た。

神官の居ない無人の社務所に、御神体(丸い鏡)などを保管出来ないので

上山家で預かっている。

それで今、じいちゃんに頼まれてリヤカーに神具を乗せて運んでいる。

20メートルくらいだから大した事ではない。


 社殿に全部運び込んで、ホッとしていたその時。

甲高く拍子木を打つ音が聞こえ始めた。

いきなり大男が回し姿で出てきた。

「日本人だったら相撲を取るぞ。掛かってこい!」と言って

こっちにやって来たが慌てて逃げた。

見かけは、筋肉隆々でプロレスラーもしくは格闘家といった感じだ。

三分ほどで、ゴング音と共に退場した。

何だったのか分からないままである。


 今度は、阿波踊りのお囃子が聞こえてきた。

レスラー退場と、入れ替わりに浴衣姿の美人がやって来て踊り始めた。

綺麗で無駄の無い動きの踊りだ。じいちゃんの土下座に通づるものがある。

「踊る阿呆に見る阿呆…踊らな損々、君も一緒に踊らない?」

と手招きして来たが、誘いに乗らなかった。

僕は、阿波踊りを踊ったことがないからだ。ゴング音と共に退場した。


 そして今度は雅楽、春の海お正月によく聞くやつだ。

踊り子の退場と入れ替えに、宮司の格好で年代物の古書を持った、

おじさんが来た。

僕に近づいて、本の中身を見せるかのように背中を見せて座った。

古書の内容が面白くてたまらない小芝居をして、古書を置いて退場した。

背中越しに見たがすごく達筆な人が書いた墨字で、

僕には読めそうにはなかった。

ゴング音が鳴っても古書を取りに来なかった。置いたままである。


今度はエロい音楽が流れてきた。本殿内が赤と紫の色に交互に変わった。

<エロい、神社でなんという罰当たりだ>


 次に登場して来た人は、な!なんと裸にバスタオル巻いた絶世の美女である。

金髪ロング碧眼、タオル越で見てもスタイル抜群なのが分かる。

ビーナスと呼びたい。

じいちゃんが、こっそりネットで見ている外人とはランクが違う。

僕の方に、近づいて来て僕の存在は無いかのように振る舞い

一番近づいた時に「あ~これからお風呂お風呂」と言いながら

今まで着ていたであろう服を、両腕抱え込んで上下揺する見々の小芝居をした。

すると黒いパンツが落ちて古書の上に落ちたのを確認して、いそいそと退場した。

黒いパンツ引いてしまった。これから彼女は『黒パン』呼ぼう。


 そして、2分位たって再度現れた。

「私の、パンティなんで拾わないのよぉ~男だったら絶対に手に入れたい神具よ!」

と怒りながら大股でこっちにやって来た。

<神具 神具 神具?>

<あれを眺めて拝む人が居るんだ。神具で合ているかも>

白だったら、自分も参拝したかもと思った。


 激怒の為距離感がつかめなかったのか、黒パンの上に、

足が乗った瞬間、盛大に転んだ。

黒パンは、僕の方に飛んで来て反射的に掴んでしまった。

黒パンの持ち主は、お尻をかなり強く打って

あられのない姿で呻き声をあげていた。

僕も慌てていたので黒パンを側に寄って「早くこれを履いて下さい!」

差し出した瞬間、手首を取られすぐに羽交い絞めされた。

初見で美人だが性格が悪いのが見てとれていたから、怖かった。

背中に柔らかいものが当たっているが、

恐怖心の方が勝って気持ち良いとは思わなかった。

『心技体』じいちゃんの、口癖たが身を持って知ることとなった。


「捕まえたわよ~私の勝ちよ~ 誰か早く手伝ってよぉ~」叫んだ。

すると、前にでた人が全員出て来て拉致された。


 御神体(丸鏡)の前まで抱えられて運ばれた。

御神体の周りに秘伝文字で書かれた魔方陣出てきて吸い込まれた。

この時、転移プログラムだとすぐに理解して覚えた。

これで隙を突いて逃げられる思った。


 転移してすぐに、この場所は神々の住まう場所だと何故か思った。

朱色の社殿と渡り廊下、桜と桃の花満開である。

日本の神々の住まうイメージどうりの場所である。

それから、本社殿と思われる場所に引率され、

一番偉いと思われる人(神様?)の前に立たされた。


 神楽の翁似た顔した人物が、優しく微笑みながら「ワシは創世神じゃ」

「ワシはあらゆる世界の創造主、まぁ一番偉い神じゃ、

 お前さんのじいさんとはマブダチだから気楽にしてよいぞ」

<じいちゃんとマブダチって容姿は違うが、じいちゃん本人だよね?>

<面白いから気付ない振りをしておこう>


 「まぁ行き成り連れて来て、すまんかったのぉ~当然何か聞きたいわのぉ。いいぞ」

「はい、聞きたいことは色々ありますが、

まずはお名前から伺って宜しいでしょうか?」「創世神様と呼び難いので」


 「ワシの名前は、世界各国々呼び名げ違うからのぉ~

 他の神たちも同じじゃがの」

「そうじゃの~ 例えば鍛冶神は、最近ヘファイトスと呼んでくれと

言ってきてのぉ~」

「なんでも、ヘファイトスと呼ばれた方が信者が増えるとか言っておったが」

「それでじゃの、何が出来る神か分からんじゃろぅが?と叱り付けてやったわ。バカが!」


 「まぁ~お前さんが呼び難っかったら、特別に『水戸様か水戸のじぃ』で良いぞ」

「うん!そう呼びなさい、今日のワシは冴えてる。

うん!冴えすぎてる『水戸様』その名で呼ぶんじゃぞ!」

「これにて一件落着じゃ~!」

大喜びで自画自賛している。

この人が、じいちゃんであることを確信した。


 「それで、ですね創世神様、なぜ僕は…」 

「まて!水戸様となぜ呼ばん!」

「…… それで、ですね水戸様」

「うむうむ、何でも聞くが良いぞハァ・ハァ・ハァ・ハァ~」

<喜ぶ壷も笑い方もじいちゃんだよね>


 「僕は、ここになぜ連れて来られたのかと?」

「あと白上神社に、現れた変な人達の目的が知りたいのです」

「村に、変質者がいきなり現れても困りますし」


 「そうじゃのぉ、まずは変質者の話しからがいいんかのぅ。

表彰式を待って居る者もいるしのぉ」

<え~!あれは本物の変質者っだったの?表彰式って何だろう?>

「変質者あれは、皆神じゃ」

<まぁ気付いてはいたけど、ここで驚いて見せた方がいいのかなぁ~?>


 「まぁ神界というのものぉ生活変化の乏しい所でのぉ~農村より酷い」

「千年、万年同じような生活じゃからのぉ~」

「それでなマブダチの創さんに頼んで、お前さんを連れて来て貰ってもいいんじゃけど」

「それでは、おもしろみがないからのぉ賭けをすることになったんじゃ」


 「賭けのルールはな、お前さんの興味を引いてお前さんが、

変質者の持ち物か体に触れることじゃ」

<神といってたけどこの世界の変質者だったんだ、特に黒パン>

「そういうことじゃ、神の暇潰しに付き合わせて、すまんかったのう許してくれや」

「いえ僕も阿波踊りとか<黒パン>見ることが出来て、ありがとうございました」

「おぉ~いいもん見たみたいじゃのぉ~礼はいらんぞ」


 水戸様はご機嫌で何度も頷いた。

水戸様は立ち上がって何処か行く感じだ。


「急がせて、悪いが表彰式の宴会場『神海ビーチ』に付いてきてくれると助かる」

「はい」


 水戸様と僕は歩いて神海ビーチへ向かった。

「瞬間移動が使えるがのぉ話ながら移動して、神界設備の場所を覚えるのもよかろう」

「ありがとうございます」

「ところで水戸様、神様の宴会場ビーチってイメージが合わないんですが」


 「ワシも、そう思っておたがのぉそれが中々よいぞビキニ女神を眺めるのも

おつなものだぞ」

「そのことにもっと早く気付くべきじゃたと後悔したわ。海だけに航海うふっ」

<出たー、寒いおやじギャク、じいちゃんが決まったと思ったときにでる。うふっ>


 「まぁ~宴会場なんて、一万会場以上はここにはあるしのぉ~」

「結婚式なんて予約なしで出来るぞ」

「会場探しに困るからと、『仕事仲介神』が

セ〇シーとかいう本を出したんじゃったかのぉ~」

歩きなから水戸様との会話で分かったがあった。

本の名は『セクシ〇』で隠す必要はなかったが、

マブタチの愛読書だから一応〇にしたらしい。


 あと移動中水戸様との会話の中に、驚愕の話しがあった。

「ビーチは当然、海神が作ったんじゃがの

彼も名前を『ポセイドン』と呼んでくれといいだしてのぉ~」

「理由は鍛冶神と一緒じゃ、それで皆に相談したら

何かが作れる神では無いので『ポセイドン』方が分かりやすいとかで、許可した」

「それで、海神は喜んでの新しい神器を、

鍛冶神にヘファイトス様~とか煽てて作ってもらったんだがの」

「なんと、雷撃付三叉の銛でのぉ海神の象徴神器の釣竿を捨ててしまったんじゃ」


 「ちょっと待って下さい、水戸様」「うむなんじゃ」

「まさか海神様の日本名は『え〇す様』では無いですよね?」  

「……それには、個人情報の観点から、お答えしかねます」

 <いきなり某国の政治家の発言口調になった。気まずい>


 重い雰囲気を腐食するかのように、おもむろに水戸様がしゃべりだした。

「あ!それでポセイドンの話に戻すとのぉ~」

「三叉銛の神器を海中で使って当然、今はICUの中じゃ、バカよのう~」

「それで、お体は大丈夫なんですか?」

「神は、基本的に死なないからの葬儀神なんて存在しないし

「じゃがの、まさに死ぬ苦しみを味わっているわけじゃよハハァ~」


 「薬神が、バカに付ける薬の開発に成功してのぉ~」

「バカに付ける薬は、絶対に出来ないといわれての快挙なんじゃ、

神薬で新薬うふっ」

<もう、うん考えないようにしよう>

「ポセイドンを、人体実験に使ってみたいと言ってきたが許可しなっかたんじゃがの」

「次は、解剖神が狙ってるわけじゃな。ここでは中々解剖するチャンスなんてないでの」


 「そこでお前さんの出番じゃ、お前さんの行く世界の魔獣を送ってくれんかのぉ~」

「その話、聞いて無いんですけど……」

「そら当たり前じゃ、今日その話のために呼んだんじゃからのぉ~」

「そんなことより、会場へ急いで行くぞ」

 <話って!じいちゃん、痴呆始まってないよね?>


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