エルフたちとの戦いとタイタニック
<明日は奇跡の大判振る舞だ>
当日の朝スケさんカクさんと共に、
世界樹の南から歩いて向かった、お金さんとバクチは影の中だ。
エルフ達が大勢足場の前に集まっていた、モンペによると数はおおよそ五百。
階段のように前の身長が低く、後ろほど高くなってる。頭の大きさが
前が大きく後ろが小さくなっている。<集合写真に段はいらないな>
モンペが『エルフは木の上の生活から、地上で少し歩くようになり
地上の生活が段々と長くなり、環境の変化により容姿が変わった。
まぁ地球も同じような進化をとげたようですが、進化の歴史ですね。
日本人も戦後からわずかな時間で、生活環境の変化により、
足が長くなり頭が小さくなった。
進化は生活環境の変化で意外と早いのですよ』
段々近づいて見ると、エルフの進化が分かる。
前の列からババーのような容姿で
後ろの列はプリのような容姿だ、身長が高くなり頭が小さくなってる。
<前から年齢順に並んでいるようだ、一人づつ並べて写真を撮りたい>
一列目を除く前列のエルフ百人くらいが武器を持っていた。
<木の上での生活が長い者だけが、武装してるわけか>
さらに俺たちは近づいて「今から足場を撤去する、そこを退いてもらおうか」
すると一人の男性エルフが、前に出て「俺はエルフのリーダ・アンと言う」
「ここは俺たちの土地だ、お前がどっかに行け!住居を力ずくで奪おうとするなら容赦しはない」
<キタ~テンプレだ>
スケさんカクさんは嬉しそうだ。俺は「では力ずくでいかせてもらおうか」
木刀を振り回しながら、こちらに向かってきた。
そして俺は「スケさんカクさん、懲らしめておやりなさい」と言ってしまった。
スケさんは刀を抜き、カクさんは手を組んでゴリゴリッと音をたて「はっ」と答えた。
<懲らしめておやりなさい、なんて言う気はなかったよぉ~どうして>
戦いが始まった<スケさんとカクさんの動きが何か遅い>丁寧に戦っていた。
エルフの後列が弓を構えたとき、お金さんが相手の利き手に手裏剣を投げて
弓を使っての攻撃を防いだ。
そして俺の方に一人攻撃して来たが、錫杖で腹を一突きした。
相手は苦しそうに前かがみになった。
するとバクチが空から飛んできて、相手の後ろ首に手とうで一撃し意識を刈り取った。
「若さんもやりますね」と言って笑い、俺を守るかのように立ち振る舞った。
戦いが終わったみたいだ。
戦いを挑んできたエルフに立っている者がいなくなった。
俺はエリアヒールを掛けておいた。<死なれても寝覚めが悪い>
スケさんとカクさんが戻って来て、
カクさんが小声で「若、印籠を」と手を差し出して来た。
俺は慌てて<持ってないよ~あ!黒パンがくれた>
印籠を取り出しカクさんに手渡した。
スケさんが「静まれ、静まれ!」大声で叫んだ。
カクさんが印籠を手前に差し出して「静まれ、静まれ!」
印籠を渡されたときに、印籠の紐を掴まずに上蓋を掴んでいたせいで
パカッと蓋が開いた、中から黒パンが3分1ほど飛び出した。
な!なんと黒パンに付いた金色の縮れた毛が、黄金の光を放った。
カクさんは少し慌てたが大声で「控えおろぉ~この陰毛が目に入らぬか~!」
「ここにおわす方をどなたと心得る、現創造神さらには最強神のお孫様
友広様にあらせられるぞ~!、友広様の御前である。
ものども頭が高い~控えおろぉ~!」<え!最強神?>
エルフ達は土下座姿勢で両手を合わせ、陰毛の方を涙を流しながら見つめていた。
エルフ達は「なんと美しい陰毛だ」とか「心が浄化される」さらには「神器」
などと口々にしながら拝んでいた。
カクさんが黒バンを印籠に仕舞い、こっちにきて俺の側で「若も隅におけませんなぁ」
追及するような眼差しで印籠を返してきた。
<黒パンと陰毛はもらったんだよ、盗んだんじゃないよ~恥ずかしい>
俺は誤魔化すように「そこのエルフたち世界樹に行きたい。道を開けろ」
恥ずかしさを隠すため傲慢な言い方をした。
まるでゴルフのギャラリーのように世界樹までの道ができた。
違うのはギャラリーが土下座していることだ。
<じいちゃんが土下座は文化だと言っていたのを思い出した>
その中を進むと足場の前で、ババーが高さ2メートルほどの四本の柱に
囲まれて動けずにいた。
俺は「アンこっちに来い」アンが側に来た「アン、お前はリーダと言ってたな?」
アンは「それはその~…」俺は「お前に責任を取らさせてやる、腕を前に出して
大きな荷物を抱えるように構えろ」と命令した。
アンは意味が分からず構えた。
そして転移魔法陣をババーの足元に出した。
ババーが出て来てアンの腕の中で抱きしめられて、キスをした体制になってしまった。
ババーがアンのタンクトップの前首のところに足を置き、タンクトップの前首は伸びてヨレヨレだ
ババーは両腕を手先まで真横にピーンと伸ばしてキスをしていた。
<あれババーの手が長い>
ばあちゃんが好きだった、舳先で男女が戯れる映画のシーン音楽まで流れてきそうだ。
ただし片方が逆向きでなければ、二人が老人でなければ
<ババーは頭が下になって出てくると思ってたよ、気持ち悪い>
エルフたちも気持ち悪るそうだ。ババーだけが嬉しそうに頬を赤に染めてた。
アンが放心状態のため身動きしない、長いキスになりそうなので、
何故ババーの手が長がくなったのかを、モンペに聞いた。
『最初から長いですよ、木の上の生活で短いはずないじゃないですか
小屋で見たとき、腕の関節が見えなかったですし、収納方法があるはずです。
ゴリラみたいな歩き方、他のエルフに見せたくなかったのでは?』
放心状態のアンは長いキスの後、ババーをそっと下に降ろし「ワァ~」
と叫びながら走って30メートルくらい行った所で、四つんばいになり嘔吐しだした。
<可哀相なことをしたな、一生消えない罰を与えてしまった>
エルフたちも「神に逆らったら恐ろしいことになるぞ」と小声で騒いでいた。
俺は雰囲気を変えるため「ババーいい思いしたな」と少し大きな声で言った。
ババーは恥ずかしいそうに小声で「長生きもしてみるものじゃ」と言った。
エルフ達が少しニコやかになった。
後で分かったのだが、ババーは若いエルフに自分からキスをしている訳ではないぞ
という意思表示のために、両手を真横に伸ばしたらしい。
「あ~すれは若い男に寄りかかって、長いキスができるわい」とも小声で言ってた。
<まさに老練だ>
じいちゃんが昔、「訳の分からない行動をする奴は、そいつの立場になったら分かるが
、大体しょうもないことだ。後で笑える」とか言ってた。<実感した>
俺は足場に近づき錫杖の先を地面に向け、二回地面を突きチッリーン・チッリーンと
良い音が鳴ったところで、足場全体を回収魔法陣の中に入ったのを確認して
回収魔法使った。足場全体が一瞬で消えた。
エルフ達が静まりかえった。<おぉ~とか騒ぐと思ってた想定外だ>
困って錫杖で先ほどと同じようにチッリーン・チッリーンと鳴らした。
エルフ達が今までの緊張の糸が切れるかのように「おぉ~」と騒ぎはじめた。
俺は「世界樹を再生して来る」と言い残し、転移魔法で世界樹まで移動した。
友人に書いた物は、三日寝かすといいよと助言を
もらったので更新をゆっくりいたします。
性格がせっかちだからできるといいな。




