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instigator  作者: アベラルト
4/5

帰宅

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

僕たちは仕事を終え車の振動を味わい外の冬の景色を眺めながら音楽を聞く、外はもう暗くなり空にある雲はも黒くなっている


今ここは車の中、高速道路の上を走っている最中だ、車の時速は最新型の緑色のデジタル表示で時速60キロと表示されており時刻は18:45、前と後ろの車もそれにあわせて走っている、前の車はトラックで後ろの車は白いワゴン車だ、絶対に他の車には迷惑を掛けないようにして走る


やがてインターをおりる、そこの風景は少し田舎っぽくて一軒家がおおいところだ、そして僕達が保有しているいつもの駐車場に止まり入山の許可をもらうため、ジュールさんが車から少しおりる


ジュール「少し失礼します」


ジュールさんはスマホをポケットから取り出して電話をする


ジュール「おう、木村?うん、今飲みにいきたいんだが、うん、わかった、今行く」


う~ん、今日の暗号はちょっとなぁ、カナには聞かせたくないなぁ、ローテーションで少し暗号は変わるが、なんとかならないかなこの暗号?カナも少し恥ずかしそうにうつむき頬を赤らめている、きっと僕たちのしていることを思い出しているのだろう、いやだなぁ、こんなことで思い出されるのは


車のバックミラーはモニターになっていて、屋敷の守衛室に送られている、ここで屋敷の守衛室にいる守衛さんと屋敷の警備室にいる執事さんたちが僕たちの安全をサーモグラフィーなどで確認をとる



十分位してまた電話がかかる


ジュール「もしもぬ、わかった、今そっちに向かうから」


(今日はぬの日か)ジュールさんはドアを開けて運転席に戻る


ジュール「入山の許可が出ました、屋敷に向かいます」


ロミ『ありがとう』


車を走らせある山の中に入り曲がりくねった道を行く、山の中の道は途中舗装されておらず絶対に人が寄ってこないような山奥だ


10分位して屋敷の守衛詰所の前につく、詰所は頑丈で古風な赤いレンガの倉庫のようになっていて前と奥に扉がえり道の真ん中にある、詰所の扉は車がやっと一台入れる扉で広さは車が三台入れるぐらいだ、扉が開きその詰所に僕達の車三台が入るとすぐに閉まり真っ暗闇になる、そして少し照明がつき、左に守衛詰所のようで検査室のような部屋がある


ここで僕たちの指紋を特殊な紙でとり、今度は特殊な機械で網膜を撮り、最後に僕たちの赤い血を僕たちがそれぞれで作った特殊な機械で少々抜く、僕は白い機械、カナは空色の機械だ


ジュール「では、ロミ様、カナ様お願いいたします」


ロミ『うん、わかった』


カナ『毎回だけど、血を抜くことはあまり好きじゃないけど、仕方ないよね』


指紋、機械に異常がないかを分解してしっかりと確認してから網膜を写真を撮り、僕達の赤い深紅のような血を抜く、それらを3つを特殊な封筒に厳重に入れてジュールさんが守衛さんに提出しに守衛詰所外に出る、そして5人位の守衛さんが僕たちが乗っている車の回りを守り、守衛さんの一人が運転席に乗ると、他の車に乗っていた執事さんたちも守衛詰所に向かう


そして他の執事さんたちも僕達と同様に詰所で指紋、網膜、音声認証、裸になってボディチェックなどと色々と確認をとるのだ


また僕達と執事さんたちが乗ってきた車も守衛さんたちが厳しく確認するのだ、後ろのトランク、車の下、ボンネット、と、多分今日は8人外出執事さんがいるから30分はかかるな



しばらくしてカナが急に機械をいじった


カナ『結構遅くなりそうね』


守衛さんは思わずガタッという音を出して運転席で少しビクついた、そんなに怖いかな


ロミ『仕方ないよ、今日の仕事は5人だもん』


すると守衛さんが恐る恐るバックミラーを見て


守衛「あ、あのー、い、いえ何でもありません‼️」


カナ『えっと、ごめんなさい‼️話したいときは肩を叩くんだった‼️ごめんなさい本当に‼️』


守衛「いえ、私どもも耳を塞いでいるので大丈夫だと思うのですが一応、確認のために」


ロミ『僕も忘れてたよ、すまないね須藤さん』


須藤「え?私の名前を?」


ロミ『僕たちは僕たちのために働いている人の名前を忘れないようにしているんだ、だからしっかりと全員覚えているよ、今日僕たちの車の守りの当番さんたちは在京さん、ゲルゼムさん、温さん、それに尾北さん、そして今日の入山許可の連絡係は木村さんだ』


須藤「あ、ありがとうございます、ロミ様、カナ様‼️この須藤勝名前を覚えてもらっているだけでとても嬉しい限りです‼️」


カナ『えっと、下の名前、私わからなかった、ごめんなさい』


ロミ『あ、ごめん僕も』


須藤「あ、い、いえ、苗字だけでも‼️苗字だけでも」


カナ『須藤さんって面白い人ね』


須藤「い、いえまだまだ私はまだ若輩ものですがしっかりと守衛として、いつかは外出執事になれるように努力しますので‼️」


と会話をしているとジュールさんが戻り、須藤さんが車の運転席のドアガラス開ける


ジュール「須藤さん、運転席と車の確認ありがとう、後それともう一回fの4番をロミさまからもらい確認するように」


須藤「え?は、はい‼️それではロミ様、カナ様、お帰りなさいませ確認がとれましたので、どうぞお屋敷に」


カナ『それじゃあね』


ロミ『うん、須藤さんバイバイ』


須藤さんと車の外にいるジュールさんが運転席を交代して、ドアガラスを元に戻してまた車を走らせる、そのとき須藤さんに手を降って屋敷に向かう

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

しばらくして屋敷ヴォルフガング前守衛詰所


在京「おい須藤、お前ロミ様と会話したんだって?」


須藤「あ、ああ」


ゲルゼム「いいなぁ、あの人と会話できるなんて、だけど運転席に乗る度胸ねぇよ」


温「ワタシ ロミサマ ト ハナシタイヨ‼️コノシゴト ツイテ マダ アノコトノ オレイ イエテナイヨ‼️」


須藤「だけど、ジュール外出執事様にfの4番を確認するようにって言われたんだけど何かミスしちゃったのかな?」


ゲルゼム、在京、温「「「エ?」」」


須藤「え?え?なに?何か問題でも」


在京「お前もしかしてバックミラーでロミ様の顔見ようとしたのか?」


須藤「え?いや足元を?」


ゲルゼム「いいか、ロミ様の車の運転席にいるときは必ずバックミラーは見ないこと、あのお方の()()()()()をみたら想起しちまうんだ、それはそれで俺は別にいいが、でもまだロミ様やあのお屋敷にいる方々にお仕えしたいだろ‼️」


須藤「えっ‼️あっ‼️忘れてた‼️あぶねぇー」


温「アホネ ソノママ ソウキ オーケーヨ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

屋敷ヴォルフガング前


屋敷に向かうと今度は鉄格子出てきた門がまっている、囲いはものすごく広く不思議に思われないくらいに高い、そこでは今日みんなが色々な確認をして認証されて出来たパスを横にある警備室にいる執事にわたす


ジュールが運転席のドアガラスを開けて自分のパス、今日の僕のデータが入ったパス、そして車のパスの3つを提出する


フォノク「お帰りなさいませ、ロミ様、カナ様」


屋敷とその中にある庭園はとても広い、庭園の真ん中には噴水、色とりどりの色で出来た庭園やトレリス等があり、日本とは思えないほどに素晴らしい洋風の庭園だ、毎日僕と執事たちが手入れをしているからいつも花が咲いていてカラフルになる


屋敷は赤いレンガ作りで外観、内装ともとても素晴らしく、洋風のお城のようで日本には合わないがどっかの富豪の別荘となっている、中も広いからなにもない休みの日はいつもの散歩のように自由に回れる


僕達は屋敷の横にある車庫に向かう、その車庫も詰所見たいになっているが今度は出入口は一つしかない、車が三台とも入り中には色々な車があり、スポーツカー、キャンピングカー、それに、クラシックカーと色々だ、そして車は車庫の真ん中にある逆十字の紋章に一旦僕達をそこに下ろすために止まる


ジュール「それではロミ様、カナ様、今日はお疲れ様でした、ウダ様、ルテ様、が図書室でおまちです」


あれ?ルテもいるのか?とカナも首をかしげる、今日は確か参加していないはずなのに


僕達はポケットにある音声機器とスマホ等を車のシートの上にのせてから車から出る


僕達が乗っていた車とその他の車もしっかりと車庫にあった元の車の位置に戻し執事たちは車庫から外にでる、すると照明がおちて真っ暗になり僕達が今立っている丸い逆十字の紋章だけがゆっくり音もたてずに沈み、地下に向かう


一分位してようやく僕達は屋敷の中には入ることができるのだ


カナ「うーん‼️っと、おわったねロミ、今日の仕事はそんなに難しくなかったね」


カナの天使のような声がやっと聞けた、屋敷の中では僕達は地声で話すことができる


ロミ「うん、毎回緊張するよね仕事は、一年に数十回位だけどしっかりと気を引き締めないとね」


カナ「やっとロミの声聞けた、えへへ」


ロミ「やっぱり僕の声が一番好きなのか?」


話ながらゆっくりと歩き始める、ウダさんとあと何故かルテが図書室で待っている、地下の屋敷に入る扉を開けて玄関に入る


カナ「えっと、うん大好き、世界一大好き‼️あと2()4()9()()()()()()()()()()()()()()

(相沢さんはどうしたの?)


靴を脱ぎゴミ箱にすてる、古風な洋風のすごいきっちりとした廊下、床には赤い絨毯、電気で光るローソクが飾られているエンタシスなど、本当にお城に住んでいるような気分に戻れる位素晴らしい、その通路を歩きながらカナと話す


ロミ「もうすんだよ、()()()()()()()()()()()()、買い換えよっかなぁ」

(高いところから落ちたよ)


以下訳す


カナ「そうなんだお疲れ様、今日はね公園の女子トイレで待ってたの、今日の人が男子トイレに入ろうとしたときに私の声を聞いたら両手で目を押さえて泣き始めちゃったの、確か名前(番号)鈴木晃一さん(843番)だっけ?」


ロミ「カナの悪い癖だなー、()()()()()()()()名前(番号)をすぐ忘れちゃう癖、今日は思い出したから良かったけど、今日あった仕事の出来事具合をみんなと話すまで覚えておかないと」


カナ「だってなんかをしてた人だったんだもん」


ロミ「まぁでも名前(番号)と状況を覚えていればいいか、カナもお疲れ様」


カナ「エヘヘ、ありがとう」


通路の奥にあるエレベーターのボタン押して一階に向かう


カナ「そういえば今日の街の中歩いてたら、すんごい可愛い化粧をした人がいたんだ、えっと、なんかこうキャピキャピみたいな」


ロミ「キャピ キャピ?」


カナ「そう‼️キャピキャピ‼️」


ロミ「カナなんか古いよ、それ今はなんだっけアゲアゲ‼️だっけ?」


エレベーターが一階につき目的の部屋に向かう


カナ「キャピキャピでいいんじゃない?いいなぁ、外に出てロミとデートするときああいう風なメイクしたいなぁ」


ロミ「なんで?別に他の人の真似をしなくてもいいじゃん」


カナ「だって私が化粧してもそんなに上手くないんだもん、自分でやろうとしても結局失敗しちゃうから、だからエリザさんにいつも化粧してもらっているんだ」


ロミ「いやカナはカナのままでいいよ、カナにあんまり化粧させたくないし、それに僕が仕事だと勘違いしちゃうから」


カナ「でも、ロミも私が化粧して可愛いところみたいでしょ?」


歩きを止めて、僕はカナの目線になるまで足を曲げて、両肩を掴みカナの目を見ながら言う


ロミ「いいかいカナ、女性の化粧は礼儀と魅了、僕達がデートするときは必要のないことなんだもっと自分に自信をもっていいよ、もし僕の意見だから的外れだったらそれはごめん、それに僕はありのままのカナが好きなんだ、今も化粧しているカナを見ていると少し悲しくなる、だからそんなに自分の容姿のことに気にしなくてもいいよ、カナはカナのままでカナの本当の顔をみたいんだ」


カナ「あ、うぅぅぅ、」


カナはまた車でさっきみてせくれたように、

少し恥ずかしそうにうつむき頬を赤らめている…………



ジュール『おう、木村ぁ………』



いい場面なのに、なんであの人の顔とあのセリフを思い出すのだろう、ムカつくなぁ、これだからウィーチューブとニタニタは‼️もっと規制しろってんだ‼️


カナは僕の瞳を見つめ


カナ「ありがとう」ニッコリ


と言ってくれた


ロミ(良かったわかってくれて、それでも化粧するのなら止めないけどね)


ロミ「さぁ、ウダさんと、ルテが部屋で待っている」


カナ「うん、行こう」


ドアを開けて図書室に入る、図書館のような物凄い広いその部屋に入り部屋の真ん中へ行く、真ん中にあるテーブルを囲うようにエリザさんは赤いいつものワゴンの横に立って、ウダさんはある精神物理学の本を、ルテは漫画を読みながら自分たちがそれぞれが特注で作らせたソファーに座りながら僕達を待っていた、


テーブルの上には紅茶とコーヒーがあり多分紅茶がルテ、コーヒーがウダさんだろうな


エリザ「お帰りなさいませ、ロミ様、カナ様、()()()()()()()()()()()お疲れ様でした」


ロミ(今日は()()()()()()か)


ルテ「遅いのう、お前様、やはりカナとちちくりあっておったのか?」


ロミ「別にぃ」


カナ「むううう、ルテには関係ない‼️」


僕達も自分が特注したソファーに座り、円卓を囲む僕のソファーも特注品で白色のリクライニングしやすい仕様になっていて、カナのソファーも同じで空色のひじ掛けが特殊な形になっている



少し訳します


ウダ「おそかったな、お前たち、エリザさんこの屋敷の確認は?」


エリザ「はい、人間の五感を記録する機器はウダ様が持っているボイスレコーダー以外、この屋敷内にはありません」



ウダ「じゃぁ始めようか、()()()()()()()()()()()()の話をしよう、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を、エリザさん資料を」


エリザ「はい、こちらにございます」


エリザさんが資料をみんなに渡す、資料は絶対にコピーできない用紙になっていて、内容は僕達以外に意味は絶対にわからないようガーデニングの方法が書いているかのようになっている


ウダ「ロミ、さぁ始めてくれ、君が一番説明するのが上手だから」


ロミ「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

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