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転移先の世界は、衰えている。  作者: 空見 賢
第一章 古代の森と神獣
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第一話 転移

 「お前たち、うるさいんだよ。めそめそしやがって、だまんねーと殺すぞ」


 や、やばい。とうとう、男が女の子の方に歩き出した。

 止めないと。俺は、急いで男の前に走った。

 そうして、俺は男の前に立ちふさがる。

 

「早く、二人とも逃げて。誰か、こいつを取り押さえてくー」


 ビュッ

 (え・・・)

 ドサ

 

「キャー」 

  

 (ここは・・・)

  気付いたら森の中だった……異世界なのか

 俺は辺りを見渡し、空を見上げる。

 空には俺が知っている月よりも気持ち大きい月が輝いている。

 月明かりに照らされた木々は非常に大きい。俺の身長の何倍あるのだろうか? 巨木ばかり生えている。

 それにしても、

 

 「喉が渇いた」


 俺は水を求めて歩きだす。

 体感時間十分ほど歩くと、小川を見つける。

 生水は飲まない方がいいという言葉が脳裏に浮かんだが、火の起こし方など知らないので仕方がない。


 「生き返るな……」


 やはり水は大切だ。

 見た目水は澄んでいるので、寄生虫は大丈夫だろう。多分。

 俺は小川の水を覗き込む。

 そこには月明かりに照らされた俺の顔が……

 あれ、ここ異世界ですよね。

 もう一度、覗き込む。

 そこには、髪も目も黒の俺が・・・


 「うそだーー」


 俺は夜空を見上げる。


 地球の月の二倍以上の大きさはある月が夜空に輝いていた。

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