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リアル  作者: 四十万潤
2/3

リアル2

Yくん主催の話し合いが始まった。


Oくんは、病院から呼び出しがあったためその場にはいなかったが彼がいたら事態はもう少し変わっていたかもしれないと終わってから思う。



先程も言ったが議題は僕である。


Yくんは、

今このグループの空気が悪すぎる。

原因は僕くんにあるようだから僕くんに悪いところを直してもらうためにみんなに意見や僕くんに対して思っていることを言ってもらう。


簡単にまとめればこんな感じだろう。


最初に上がったのは

やはり僕には


主語が足りない。


話が遠回しすぎる。


だった。


他にも、ストレートにものを言い過ぎ。という矛盾した意見もあった。


「俺、僕くんに好きなもの嫌いって言われて傷ついた。俺はこのゲーム好きだからフォローも無いのはやだ。興味ないってのも傷つく。」


「僕も、他の人に説明するとき、君にこいつ別学科に移ったんだぜ。って言われて傷ついた。」


と言われた。


僕は心のなかで、

嫌いなんて言ってはいないし後からフォローしようにもKくんは僕のことを無視したじゃないか。言い方がきつかったのは事実だしここにいるグループも聞いてたからその言葉を言っていないということは否定されるだろう。

しかし言い方や意味合いについてはそれこそ、友達に軽口いうのとそう代わりなかったはずだった。


それを言ったところで、意味はないことを僕はわかっていたからなにも言わなかった。


そして、Tくんに対して言われたことに僕は?になった。


なぜなら、最初の言われたことだけでは思い出せなかったからだ。


ここに書いてある台詞事態僕の記憶と表現を柔らかくしたものなので本当に言われたときはなんのことかわからなかった。


Yくんが?の僕に助け船をだしようやくそのことを思い出したぐらいなのだ。


Yくんはその場にはいなかったので事前にTくんがYくんに話していたのだと思う。


ことの発端は、別学科の友達がTくんがどうしてここにいるのか?僕くんと同じ教職?と僕に聞いてきたからだった。


そのとき別学科の友達の他に僕と同じ教職の子がその場にいたからその質問をされたのだと思う。


なので、僕は

Tくんは教職ではなく僕と同じ学科に転科してきたのだと。


その子に説明をした。


しかし、Tくんはそのことに対して僕からショックを受けたのだと言われた。


元々、Tくんから避けられ始めていた僕はそこからくる色眼鏡によってTくんから見られていたことを知った。


つまり、何をやっても僕が悪いし、同じことをしても僕に対しては気にくわないとある意味全員からいわれたようなものだった。

他の子が話の最中に泣き出せば睨まれ話すときも目を合わされず。

こちらが黙って聞いて主体的な意見は一つも言えなかったことをここに明記しておく。


僕は、悔しいやら、訳がわからないやらごちゃ混ぜの気持ちを隠すためにあえてへらりと装った。


それが、相手に火をつける行為だとしても暴力沙汰で僕が100%悪くなるよりは良いと考えたからである。


休憩もあったがそれが三時間続いた。



僕は、何を理解し直さなければならないのか復唱させられた。



最後に、他の子に対してそれぞれいいたいことは?

とYくんが聞いたのでそれぞれに対して一言ずつ言っていくことになった。


しかし、それはその子を悪ではなく善しか語られない悪を言われても程度の軽いものでありフォローも存在するものだった。



ここからは、想像がつくと思う。

僕は確実に距離を置いた。


それこそ隠さずにだ。


Yくんは、僕を気にかけはするが基本グループの方が大切だ。 EGOISTだ。

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