【4】冷泉院の霊
不思議なことがある。
歴史の影には事件がある。
それが新しいものを伝える【NEWS】と対峙した【OLDS】である。
※
ピッピッピッポーン♪
今晩は、真中 愛香【まなか まなか】です。
古い出来事をお伝えするOLDSの時間になりました。
早速お伝えします。
一人の武士が急死しました。
ことの発端は、冷泉院小路の南、東洞院大路の東すみ僧都殿で起こった奇怪な出来事でした。
黄昏時になると【僧都殿】の前から、赤い単衣が飛び出して西北の榎の木の方にむかって飛んでいき、梢にのぼるということがあり、皆恐れていた。
ある時、一人の武士が矢を射ると言い出した。
そこで、武士は待ち伏せをおこなった。赤い単衣が飛んできたので矢を放った。矢は見事に赤い単衣を貫いた。
しかし、何事もなかったように飛んでいった。地面には、おびただしい血が流れていた。
武士はその話を皆に話して聞かせた。それを聞いた者は恐ろしさのあまり、震えあがったとのこと。
武士は眠りについたが…そのまま死んでしまったそうです。
原因は不明なので、死因を究明を急いでいるとのことです。
また、【今昔物語巻第27本朝付霊鬼 霊泉院の東洞院の僧都殿の霊の語 第四】
にて広く情報を求めていくとのことです。
なんとも恐ろしい事件ですね。
さて
CMの後は、カルタで一攫千金をお伝えします。