【1】三条東洞窟
不思議なことがある。
歴史の影には事件がある。
それが新しいものを伝える【NEWS】と対峙した【OLDS】である。
※
ピッピッピッポーン♪
今晩は、真中 愛香【まなか まなか】です。
古い出来事をお伝えするOLDSの時間になりました。
早速お伝えします。
★
霊の話です。
場所は、三条通りより北で、東洞院より東の角にある鬼殿です。
平安京に都うつりする前のことだそうですが、大~きな松の木のそばを馬に乗り、【胡録・やなぐい】という矢を入れて背負う部具を身に付けた男の方が通りかかったのですが…
いきなり雷鳴が轟き稲妻が走り、雨が激しく降り始めたそうです。
男の人は、馬とともに松の木の根もとで雨宿りをしていたようです。
そこへですね、雷が落ちてきて馬共々男の人も命を落としたもよう。
その後、都うつりがあり、その場所は人家となったのですが、その男の人は霊のまま住みついているそうです。
ちまたの人は、その場所はしばしば不吉な出来事があったと語りあっていたとのことです。
また、【今昔物語巻第27本朝付霊鬼 三条東洞院の鬼殿の霊の語 第一】
にて広く情報を求めていくとのことです。
執念深いのか未練があるのかわかりませんが、はやく新しい人生を得られるようにと願わずにはいられません。
え~ひとつだけ…疑問が残ります。それは、誰が雷にうたれたのを目撃したのか?です。また、目撃者は大丈夫だったのか?詳細がわかりしだいお伝え致します。
CMのあとは、お金に困ったら…【頼母子講】について、お伝えします。