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銃と魔法と断罪者  作者: 片山順一
三章~日ノ本の夜~
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スレインによる四章予告

 それがしの名は、スレインだ。


 バンギアとアグロスの天秤たるべく、この島に来た。


 人間ふうに年を言えば、33歳くらいだろうか。

 実際に過ごした年月は、24年ほどだがな。


 それがし達の寿命は、人間やゴブリンより少し短いゆえ。


 島の混とんの闇は深い。アグロスをも蝕んでいるとは。


 だがユエに、自覚が生まれたのは幸いだ。


 偏頗へんぱ天秤てんびんは、良いものとはいえぬ。


 予告か、やってみよう。



『断罪者の人数が、しばし四人に減らされる。


 日ノ本の件の責任を問う、テーブルズの動議のせいだ。


 そんなときに限って、法で決まった火器点検。


 襲って来たバルゴ・ブルヌスの連中を撃退したのはいいが。


 よりによって協力者が、自衛軍とは。


 背後にはあの将軍の影までちらついている。


 だが紛争は終わったのだ。


 かつての様な横車、押せるものなら、やってみろ。


 次回、銃と魔法と断罪者、第四章“赤鱗の隣に”。


 家族とは、どういうものなのだろうな』

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