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見えない目  作者: 友千
7/8

医者と悪化

最近自分の目が今まで以上に見えない気がしてきた。

お医者さんは

「もうお歳ですから・・・」

としか言わない。


わざわざ名古屋のいいと評判の医者にも行った。

「もうこれ以上は悪くなりませんよ。」

なんて言われて、だいぶ経つが

絶対に悪くなっている。


いつこの光が消えてしまうか

不安で不安で仕方がない。


そんな不安をどうしても

おじいさんにしてしまう。


おじいさんが寝る時間が多いと

「おじいさんは昼間に寝すぎ。夜眠れなくなるじゃない。」

おじいさんがパチンコで遅くなれば

「疲れるんだから、もっと早く帰ってきて。」

など

些細なことだとわかってる

分かっているのに怒っている。


誰にもわからないわ。

私がどんなに苦労してきたか・・・


なのになんで最後の最後に

また私は泣かなきゃいけないの?

生きる希望を奪っていくの?


やりたいことができない。

楽しいと思えることがない。

不安や悲しみ、絶望しか感じない。


私はなんで

こんな状態で生きているのだろう。




コンコン

「おばあちゃん、おじいちゃんご飯だよ。」

孫が扉を開けて

夕飯を報せにきた。


とりあえず

ご飯を食べるかな・・・・。


おばあちゃんが実際に悩んでいることです。

どうしても

その悩みの答えを私が考えても出てきません。

でも

一つ言えるのは

生きててほしいよ

だから

死のうなんて思わないで!!

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