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見えない目  作者: 友千
4/8

おじいちゃん

私はほとんど目が見えない。


実はおじいさん。つまり旦那は足と腕が上手く使えない。


おじいさんを見ていると危なっかしくて仕方がない。


そんな話をするとおじいさんは怒り出し、

ケンカになる。


外食をするとき

駐車場からお店に行くまで

私が手を引っ張って道を歩く。

おじいさんは何も言わず

私の手を握り

一緒に歩いていく。



いつだったか

息子と嫁が

話をしているのを聞いた。


「お袋と親父ってなんだかんだ。

仲がいいよな。」


いつも口喧嘩している

私たちが仲がいいとは

私は思えなかった。


「そうね。家の近くでは二人で散歩に行っても

手を繋がないのに、外で食べる時はおばあちゃんが手を引いて歩いてるからね。多分おばあちゃんはおじいちゃんが心配なのね。

おじいちゃんはおじいちゃんで

前に障害物がないか見ながら歩いてるし。」

「お袋がいないと親父は困るし

逆に親父がいないとお袋も困るだろうな。」

「二人で一人なのね。」


そうなのかもしれない。


おじいさんとはいつも口喧嘩してばかりだから

仲がいいなんて思ったことはないが

もし

おじいさんがいなくなってしまったら

私は心配できる存在がいなくなる。

それはとても寂しいと感じる。


おじいさんも私がいなくなったら

困ると思ってくれているだろうか。


二人で養鶏をやり

二人で畑仕事してきた。


長い付き合いなので

そんなこと

思いもしなかった。



「おじいさん。散歩行きますよ。」

「あぁ…」


今回はいつも仲のいいおじいちゃんとの話を書いてみました。


至らない部分があるとは

思いますが


最後まで読んでくださり

ありがとうございました!

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