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見えない目  作者: 友千
3/8

弟妹

私はほとんど目が見えない。


月に一度

私の弟妹が集まる


集まる場所は大抵弟の家。つまり実家だ。


そこで

弟の育ててる野菜を

私たちにくれる。


そのあと

私たち姉妹3人で

ショッピングに出かける。


買うのは

服がメインだ。


姉が私の服を選んでくれる。

姉のファッションは

柄の多いものが多いので

私とは

少し意見が合わなかったりする。


ついでに

夕食に

何か買っていこうと

お総菜コーナーを見てくる。


姉妹で出かけるのは

悪くない。


せっかく

外に連れ出してくれているのだが

見えない分

目の神経を使うのか

途中から

疲れてしまう。


妹の運転で

家まで

帰ってきてから


その日の夜


夕飯を食べながら

愚痴を言う。


姉ちゃんは

これもこれも

って持ってきて

目が回ってしまうよ。


その愚痴を

嫁や孫が

楽しそうに聞いてくれる。


嫁が

一度こんなことを

言っていた。


姉妹で出かけるのって

仲のいい証拠ですよね。

みか。なな。

二人もおばあちゃんたちみたいに

仲のいい姉妹でいたいね。


そう言うと

孫たちは


首を縦にふり、


今日は

どんな服買ってきたの?


話題を振ってくれる。



今日はね…

私はまた

今日の話をする。



食器洗いをしながら

思う。

私たちは

仲のいい姉妹だったのか。


今度行く時には

姉さんたちに息子の育てた野菜を

持って行くかな…

月に一度のおばあちゃん会。

いつも

愚痴を言っているけれど

本当に仲のいい姉妹だと

本当に思う。


至らない部分があったとは思いますが

読んでくださり

ありがとうございました。

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