表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

カツ丼VS煎餅

カツ太郎は外を歩いていた。

都内いえど、人通りは少ない。


「伝説のカツ丼を探しに行くにしたって、一体どこまで行けばいいんだろう…」


「おい」


夜道を歩くカツ太郎の後ろから、声がした。


「わっ!びっくりした…」

「……」


声をかけたきた人物は、無言でただカツ太郎を睨んでくるように見つめてくる。


「……本当にお前なのか?カツ丼ソードを目覚めさせたのは」

「え、カツ丼ソードを知ってるんですか!じゃあ、伝説のカツ丼の事も…」

「なるほどな…。最初はただのガキだと思っていたが、伝説のカツ丼の事まで知ってるとなると、話は変わってくる…」

「え…」

「ここでお別れだ。ガキ」


声をかけてきた人物は、背負っていた丸い大きな円盤を片手で持ち上げ、カツ太郎を見下ろす


「恨むなよ」


冷たくそう呟くと、その円盤をカツ太郎めがけて勢いよく振りかざす。

とてつもない衝撃で、大気が揺れる程だった。


しかし…


「…なに?」

「い…いきなりなにするんだよ!」


カツ太郎はカツ丼ソードで、その円盤を受け止めていたのであった。


「まさか…俺のうるち米煎餅クラッシュを受け止めたのか…!?それも、真正面から…!」

「うるち米…?はっ!」


カツ太郎は理解した。

これは、ただの円盤ではない。

夜の暗さに溶け込み気付けなかったが、今なら分かる。

これは煎餅。それも、巨大な煎餅なのだ。


「やるなガキ。俺は煎餅使いのサンゾウ。俺のうるち米煎餅クラッシュを受け止めるなんて、お前が初めてだ」

「お前、僕の事をガキって言うな!たいして年齢変わらないだろ!」

「小学生のアマちゃんがやかましいな。ガキはガキだ。しかし、その力は認めてやる。ここからは本気だぞ!」


サンゾウはカツ太郎と間合いを取り、両手から大量の小さな粒をカツ太郎へ投げた。


「鬼あられボム!!」


大量の鬼あられがカツ太郎に振りかかり、勢いよく爆発する。


「うわあああああ!!!」

「実戦は初めてみたいだな、ガキ!」

「どうして…どうして僕を襲うんだ…」

「…どうして?」

「おかしいだろ!僕はただ、カツ丼を探してるだけなんだ!それなのに!」

「……何も知らないのか、お前」

「え?」

「伝説のカツ丼…お前が探してるそれは、世界をひっくり返してしまう脅威なんだ!」

「カツ丼が脅威…?」

「もう同じ悲劇は繰り返えさせない…ここで息の根を止めるぞ!ガキ!」

「僕だって…カツ丼を食べる前に死んでなんていられるかああああああ!!!!」


「歌舞伎揚プレス!!!!」

「カツ丼スラァァアーーーッシュ!!!!」


カツ太郎とサンゾウの技がぶつかり合う。

その衝撃音は、カツ丼と煎餅の雄叫びそのものと言えるだろう。


「ぐっ…!歌舞伎揚プレスが押されている…!?」

「いっけえええええ!!!」


硬く揚げられた歌舞伎揚に亀裂が入り出す。


「ま、まずい!」


そのまま歌舞伎揚が真っ二つに割れ、カツ丼ソードの斬撃がサンゾウを襲った


「ぐわあああああ!!!」

「僕は負けるわけにはいかないんだ!カツ丼が…伝説のカツ丼が僕を待っているんだから!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ