11.比較
「えっ!? レベル上がってる!!」
「は? もうかよ」
「ちょっと見せて」
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PN:HINAMI・L
性別:女性
種族:鬼人
職業:魔法使いLv.3(103/500)
筋力:2108
耐久:510/510
知力:100
魔力:724/724
技量:518
敏捷:768
幸運:100
状態:通常
スキルスロット
◇格闘術Lv.100
┗◇格闘聖Lv.2
◇怪力Lv.98
◇強撃Lv.100
┗◇猛撃Lv.1
◆魔力放出Lv.100
┗◆魔力放射Lv.3
◇疾走Lv.58
◇跳躍Lv.51
◇未設定
◇未設定
ユニークスキル
なし
称号
◆游雲に認められし者
運命
◇ラビット村防衛
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【格闘聖】
会得条件 :格闘術をLv.100にする
レベルアップ時:筋力+7 耐久+3 技量+2
解説 :レベルに応じて格闘技術にプラス微補正
【猛撃】
会得条件 :強撃をLv.100にする
レベルアップ時:筋力+8 耐久+4
解説 :レベルに応じて物理攻撃にプラス微補正 スキルとして使用すると通常攻撃×スキルレベルの1.2倍のダメージを相手に与える
【魔力放射】
会得条件 :魔力放出をLv.100にする
レベルアップ時:魔力+8 技量+4
解説 :レベルに応じて魔力攻撃と魔力出力にプラス微補正 スキルとして使用すると通常攻撃や通常防御、移動などに魔力を上乗せ出来る
【游雲に認められし者】
称号効果 :格上と戦闘時ステータスに微補正
【ラビット村防衛】
運命効果 :回復効率に微補正
「おおぅ、お前のステータスすげぇな……」
「本当に上がってるわね」
「くぅ〜、二週間も休まず諦めず格上を殴り続けた甲斐があったぜぇ!」
ムカつく野郎をぶん殴るだけで強くなれるとか最高の環境じゃないか。
「まぁ、レベル4か5までは比較的早く上がりやすいって聞いたわ」
「そうなのか?」
「個人差はあるけれどね……雛美のは特殊な例だと思ってちょうだい」
「まぁ、ウチらもレベル3だしな」
あ、二人も同じレベルなんだ……そりゃそっか、私と違ってちゃんと適正スキルを複数取得してるんだろうし。
「で、丁度いいから雛美はさっさと魔法を覚えてちょうだい」
「あ、やっぱり?」
「今回は特殊だっただけで、これからどんどんレベルが上がりづらくなって私達に置いていかれるわよ」
「う、わかった……」
まぁ、うん、他の人よりもレベル上げしやすい環境だったボーナスステージは終わっちゃったんだもんね。
「何を取得するのか決めてるのか?」
「全然分かんないからダイスで決めようと思う」
「貴女はまた……」
「大丈夫大丈夫! 必ず一つは魔法に限定するから!」
「そう、なら好きにしなさい」
ナナのお許しも得たところで、早速ダイスを二個取り出して同時に振るう。
ここでもうスパッと一気に決めちゃおう。
「……雷魔術と氷魔術だって」
【雷魔術】
会得条件 :なし
レベルアップ時:魔力+4 知力+2 技量+2
解説 :雷魔術を扱える様になる レベルに応じて雷属性にプラス微補正
【氷魔術】
会得条件 :なし
レベルアップ時:魔力+4 知力+2 技量+2
解説 :氷魔術を扱える様になる レベルに応じて氷属性にプラス微補正
相性良いのか分からんが、ダイスがそう決めたのなら信じるしかない。
「一度に複数の属性……まぁ、アリなのかしら? 耐性がある敵も居るだろうし。片方は魔力操作に変えた方が良いとは思うけど」
「ダイスは絶対」
「そう……」
という事で早速取得だぜ!
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PN:HINAMI・L
性別:女性
種族:鬼人
職業:魔法使いLv.3(105/500)
筋力:2108
耐久:510/510
知力:104
魔力:732/732
技量:522
敏捷:768
幸運:100
状態:通常
スキルスロット
◇格闘術Lv.100
┗◇格闘聖Lv.2
◇怪力Lv.98
◇強撃Lv.100
┗◇猛撃Lv.1
◆魔力放出Lv.100
┗◆魔力放射Lv.3
◇疾走Lv.58
◇跳躍Lv.51
◆雷魔法Lv.1
◆氷魔法Lv.1
ユニークスキル
なし
称号
◆游雲に認められし者
運命
◇ラビット村防衛
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「どやっ!」
「やっと魔法使いとしてスタート地点に立てたわね」
「筋力が魔力の三倍近くあるけどな」
まぁ、確かに魔法よりも物理って感じのステータスだけども。
でも楽しいし、私に合ってるからこれで良いのだ。
「二人の二週間の成果も見せて」
「はいはい」
「ほらよ」
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PN:77
性別:女性
種族:人間
職業:呪術師Lv.3(108/500)
筋力:212
耐久:206/206
知力:372
魔力:564/564
技量:514
敏捷:130
幸運:110
状態:通常
スキルスロット
◆呪術Lv.39
◆杖術Lv.28
◇癒術Lv.25
◇水魔術Lv.38
◆魔力操作Lv.19
◆罠作成Lv.17
◇回避Lv.5
◆魔力放出Lv.5
ユニークスキル
なし
称号
なし
運命
◇レマ村防衛
◇エノマ村防衛
◇ラキラ村内紛仲裁
◇レマ村内紛仲裁
◇レマ村救済
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【魔力操作】
会得条件 :なし
レベルアップ時:魔力+4 技量+4
解説 :レベルに応じて魔力操作技術にプラス微補正
【罠作成】
会得条件 :なし
レベルアップ時:知力+4 技量+4
解説 :自らのスキルで罠を作成できる様になる レベルに応じて完成度にプラス微補正
【回避】
会得条件 :なし
レベルアップ時:敏捷+6 幸運+2
解説 :レベルに応じて回避行動に微補正 スキルとして使用すると一つだけ攻撃を躱す事が出来る
【エノマ村防衛】
運命効果 :回復効率に微補正
【ラキラ村内紛仲裁】
運命効果 :吸収速度に微補正
【レマ村内紛仲裁】
運命効果 :吸収速度に微補正
【レマ村救済】
運命効果 :他者への癒しに微補正
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PN:ハルカ
性別:女性
種族:獣人(熊)
職業:戦士Lv.3(154/500)
筋力:646
耐久:564/564
知力:154
魔力:228/228
技量:316
敏捷:412
幸運:110
状態:通常
スキルスロット
◆大剣術Lv.40
◆防御Lv.35
◆強撃Lv.42
◇疾走Lv.39
◇炎魔法Lv.27
◆鋭利Lv.27
◆根性Lv.5
◆魔防Lv.5
ユニークスキル
なし
称号
なし
運命
◇ノーム村防衛
◇ノーム鉱山防衛
◇ナマラ村救済
◇バスク村内紛仲裁
◇ノーム坑道破壊
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【炎魔術】
会得条件 :なし
レベルアップ時:魔力+4 知力+2 技量+2
解説 :炎魔術を扱える様になる レベルに応じて炎属性にプラス微補正
【鋭利】
会得条件 :なし
レベルアップ時:技量+6 筋力+2
解説 :レベルに応じて使用する得物の斬れ味にプラス微補正
【根性】
会得条件 :なし
レベルアップ時:耐久+6 幸運+2
解説 :レベルに応じて致命の一撃を受けても耐える確率がアップする
【魔防】
会得条件 :なし
レベルアップ時:耐久+4 魔力+4
解説 :レベルに応じて防御行動と魔力防御にプラス微補正
【ノーム鉱山防衛】
運命効果 :耐久に微補正
【ナマラ村救済】
運命効果 :他者への癒しに微補正
【バスク村内紛仲裁】
運命効果 :吸収速度に微補正
【ノーム坑道破壊】
運命効果 :破壊行為に微補正
「うっわ……ステータスのバランスが凄く良いし、適正スキルが多いとこんな早くからレベルアップするんだ……」
「貴女がおかしいだけよ」
「むしろ比べる事でお前がめっちゃ頑張ったんだなって事がよく分かったよ」
適正スキルと非適正スキルの比率が二人と真逆って事に今気付いた。
なんか、すごい、効率……効率が段違い過ぎて、目に見えて差がある。
私が二人と同じような構成にしていたら、今頃はもっとレベルが上がってたんだろうな。
でもそれだとアイツを何発もぶん殴れなかっただろうし、今さら後悔とかは無いけど。
「お待たせしました」
話の途中でノックの音と共に店員さんが入って来た。
「ありがとう」
店員さんはコーヒーをテーブルの上に並べると、そのままお辞儀をして去って行った。
「……ゲームの中でも味ってするのかな?」
「飲んでみれば良いじゃない」
じゃあ、遠慮なく――うおっ、ちゃんと苦い!
「凄い! ちゃんと味がする!」
「どれどれ……おお! ホントだ! すげぇ!」
ハルカと二人で凄い凄いとはしゃいでいると、ナナがコチラを冷めた目で見ているのに気が付いた。
「ナナも飲んでみなよ」
「ビックリするぞ」
「貴女たちはいつも大袈裟なのよ――苦っ」
知ってる。これノリツッコミって言うんだ。
「そういやお前、苦いの苦手だったな」
「ゲームだから味しないでしょって油断したな〜?」
「……」
ニヤつき、ハルカと一緒になって揶揄っているとナナがコチラに指を向けた。
「ん? なに?」
「なんだ?」
首を傾げる私たちに対して、ナナは小さく呟いた。
「――〝呪いあれ〟」
何かが身体を通り過ぎたような、そんな不思議な感覚を覚えた直後――私の全身を痒みが襲った。
「うおおおおぉ、痒い! なんだこれ!」
「我慢できない……程ではないけど、ちゃんと不快な痒さだ!」
なんだこの微妙な嫌がらせは!? 全身が微かに痒くて仕方がないぞ!!
「これに懲りたら呪術師を揶揄うのは辞める事ね」
「「ごめんなさい!」」
ハルカと二人でナナに頭を下げ、許しを乞う。
「もういいから席に戻りなさい。……何処まで話したかしら?」
ナナが指をスイッと動かしただけで全身の痒みは治まった。呪術師マジぱねぇ。
「とりあえず私が魔法スキルを取ったところ」
「それでウチらのステータスと見比べて感想を言い合ってた感じだな」
「あぁ、そうだったわね」
早く魔法を使ってみたいなぁ。
「とりあえずこの後すぐに世界クエストを受けて、そこで三人での動きを確かめるわ」
「おけまる」
「楽しみだな」
「じゃあそういう事だから、くれぐれも他プレイヤーとの関わり方には気を付けてちょうだいね」
「りょ」
「うい」
「……本当に大丈夫かしら」
大丈夫だから安心なされよ。私はこう見えてもコミュ力は高いんだぜ。
「じゃあ、お会計を済ませましょう」
「あっ、私100円しか持ってない」
チュートリアルクエストのクリア報酬で貰ったのが今の私の全財産だった。
「……そういえばチュートリアルクリアしたばっかりだったわね」
「あぁ、そういえば……」
二人から同情の視線を向けられてしまったわ。
「ここはウチが奢るぜ」
「後で返すね」
「気にしなくて良いわよ、このゲームに誘ったのは春香なんだし」
「そうだな、二週間もチュートリアルに閉じ込められても辞めないでいてくれたしな」
「それにゲームを進めて行けばたかが100円ぼっちなんて気にしなくなるわよ」
「二人とも……!!」
ありがとう、ありがとう……私はそっと二人を抱き締めた。
「可愛いやつ」
「鬱陶しい」
うん、まぁ、二人らしい反応が帰ってきた。
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