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召喚被害者の日常は常識なんかじゃ語れない  作者: 狐のボタン
第一章

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せんよーです!



そうだ、ティー?ちょっとおいでー (はーい)

てててっと走ってくる。

「呼んだー?」

「うん、ティーのアクセサリーの相談をしたくてね」

「おおー」

「希望はある?こんなのがいいとか」

「ママと一緒のがいい」

ピアスかぁ…痛くないようにしてあげないと。


「そっかー。じゃあちょっと試してみなきゃだね」 

「うんー?」

ストレージから適当なイヤリングを取り出す。


「これを今から耳につけるからドラゴンになったとき何処になるか見せてほしいの」

「わかった」

ティーの左耳にリング型のイヤリングをつける。

「ドラゴンになってみて」

「ん」

ぽんっとドラゴンへ変わる。

「イヤリングどこに行った?」

「えーっと。つの?」

ほんとだ、頭に2本ある角の左についてる。しかもこれ…サイズ変わってるね。


「ティーが自分でサイズ調整してるの?」

「んーん、勝手になった」

そうなのね。なら大丈夫と思っていいのかなぁ。


「じゃあ作るから待っててね。なにかつけてほしい効果とかある?」

「ママと同じのと〜姿のこてい?」

「わかったよ」

私達のアクセサリーを作ったのと同じ青色の魔石。

ディアーズドロップと球形になるよう魔石を魔法で加工する。


あとは魔刻刀でディアーズドロップに私達と同じ召喚阻止するための術式。

それと、魔力を貯めておける電池のような機能も。付けてれば貯まっていく。

アリアさんの鍵にも付けたやつだね。


球形の方に魔力体による姿の固定の術式。こっちはティーが任意でオンオフできるように。

姿を変えたいとき困るからね。 (ありがとー)

いいよー。 後は彫り込むだけ。

私のだとこっちは魔法陣に悪意とかがあった時の対策が付いてるだけ。

ティーのはそれに追加する感じだね。



「ちょっとアスカちゃん! 私がいない時に何をしてるの?」

王妃様?

「おかえりなさい」

「おかえりなさいじゃないわ。魔道具作るのならちゃんと教えてほしかったのに…」

あぁ…でもこれ特殊なものだしなぁ。普通の人には必要ないし…。


「ティー専用のものなので他の人には全く使い道ないものですから」 (せんよー♪)

うん。ティーだけのだよー。

「それでもよー見てていい?」

「はい。もちろんです」


魔刻刀で術式を彫り込む。

勿論ティーの魔力波長もね。これでティー専用になった。 (♪)

ピアスにするけど、穴を開けるのは1つにするね?痛いかもだし…。 (わかったー)

私はピアスホール2つ。リング型のピアスに1つずつ魔石をつけてる。

ティーのは穴は1つだけどリングは私と同じように2本にわけて魔石をつけた。

見た目は同じようになったよ。 (ありがとーおそろい♪)

嬉しそうにドラゴン姿のまま座って器用に前足でピアスを抱えてる。


「もう完成したの?」

「はい、後はティーに付けてあげるだけですね」

「アスカちゃん、ティーちゃん、見せてもらってもいいかしら?」

「私は大丈夫ですが…」

ティーは抱えてたピアスを王妃様へ手渡す。

「ありがとうティーちゃん」


ティーえらいね。 (せんよーだしっ) 

そだね。ティーのだよー。 (うんっ)


「これをあの短時間で…嘘でしょ…。細かすぎてわからないわ。やっぱりもっと単純なものから始めないとダメね…。 見せてくれてありがとう、ティーちゃん」

「はーい」

ピアスを受け取って私の元へ来る。

「ママ、つけてー」

「そうだね。それ人間サイズだから人化してね」

「わかったー」

ぽんっと化けるように人化する。


「ティー痛いかもだけど我慢してね」

「大丈夫ー! ティー強い」

今回は魔法でピアスホールをあけるつもり。細くした水魔法を使って一瞬で。


肩程まであるティーの髪をかきあげて左耳を露出させる。

頭を撫ぜてあげてる間に指先からプシュっと終わらせた。

他の所を傷つけたくないから穴を開けた直後に水は消滅させてる。

「ママーまだー?」

「終わったよ、ピアス渡して?つけてあげるから」

「はーい。痛くなかったー」

「良かった。  はい、できたよ」

「わーい」


いつの間にか皆見てたよ。

「ティーちゃん、はい鏡。それで見てみるといいよ。お姉ちゃんと同じになってるから」

「ありがとー」

未亜ちゃんから鏡を受け取り確認してる。


「アスカ姉ちゃん、さっき魔法で何したの?」

「ん?水の魔法でプシュっとね」

「よくそんな繊細な魔力操作できるね?」

「どういう事?アスカちゃんくわしく」

ちょっと待って、もう1つ大切な確認しなきゃ。


「後で説明しますね。 ティー、ドラゴンの方の確認したいから姿変えてみて?」

「はーい」

返事をしてぽんっとドラゴン姿になってくれたティーの左角を確認する。

ちゃんと小さくなってる。角にピアスの穴が空いてる感じだね。

「どう?違和感とか痛みはない?」

「うーん?大丈夫ー。ちゃんとついてる?」


「大丈夫だよほら」

そう言って未亜ちゃんが鏡を見せてあげてる。

「おーおしゃれー」

「うん、ティーちゃん可愛いよ」

「ふふーん♪」



さてと待ってる人への説明しないとね。







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