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召喚被害者の日常は常識なんかじゃ語れない  作者: 狐のボタン
第八章

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結果報告



文化祭後の振替休日も終わり、今週は三日だけの登校。

残っていた片付けや、クラス毎での反省会などもあったから、あまり勉強してる感じはしなかった。


今日、金曜日には全校集会があり、全校生徒が体育館に集まった。


生徒会から今回の文化祭について、良かったことや反省点などをまとめた物が報告されるそう。

ちゃんと仕事してるんだな生徒会。ファンクラブの運営で疎かにはなってないようでホッとする。


「事前に説明してあったように、校外からのお客様…今回はご家族の方以外の地域のお客様もお招きしたのですが…」

「想定していた以上にトラブルがあったのは〜みんな知ってると思う〜」

「複数の生徒に不愉快な思いさせてしまい、生徒会長としてお詫びします」

「本当にごめんね〜。そうならないために身分証の提示を義務付けたのだけど〜それすらも無意味だったから〜」

あいつらか…。 (あいつらだ!!)

でも生徒会の口ぶりから、うちのクラスだけトラブルがあった訳ではなさそうね。 (かも…)

生徒会長と副会長が揃って全校集会で謝罪するというとんでもない始まりの全校集会になったな。

次回から、呼ぶのは身内だけになる可能性が高いみたいね。ま、あんな事があると仕方ないと言えばそうか。



「悪い面ばかりでもなかったので、次はそちらの報告に入ります。副会長?」

「は〜い。 今年は評判の良かったクラスにご褒美がある! ってのも事前に説明してあったと思うのだけど〜。 外部からのお客様にアンケートをとってて、その集計が終わったので発表しま〜す」

そんなのあったの? (あった! どこのクラスの出し物が良かったか書いていってねーってやつ)

へぇ〜。そうなんだ。知らなかった…。


私は忙しくて、初日に未亜のクラスのお化け屋敷とユウキのクラスをチラッと見ただけで、他は何も見れなかったんだよね…。多分うちのクラスの人たちは殆どが似たようなものだと思う。 (お祭り屋台みたいなのとか…劇をやってた部屋もあったよ)

ちょっと見たかったかも。


ティーと会話している間にも順位が発表されてて…未亜のクラスのお化け屋敷が3位に。

怖い思いまでして頑張ってた未亜も少しは報われたのだろうか。

2位はちょうどティーが教えてくれた屋台。これは3年生の生徒会長のクラスだった。

このクラスには、結構いいお菓子の詰め合わせが送られるそう。 


「1位は…高等部1年1組の異世界カフェです!」

うち!?クラスメイト達は大喜びしてるけど…。 (当然!)

他のクラスのをほとんど知らないから、実感がないなぁ。


「いくつか書いてもらった感想を読み上げるね〜。 “食事がすごく美味しかった!” ”子供のわがままに受付のお姉さんが丁寧に対応してくれて…すごく喜んでました。” ”お土産のアクセサリーが凄くかわいい!” ”衣装も飾り付けも本格的で文化祭のレベル越えてる!” まだまだあるけど〜多過ぎるからこれくらいにしとくね〜。生徒会の掲示板に張り出しておくから興味のある子は見にきてね〜」

おおう…。これは嬉しいね。みんなで頑張った結果だし。

 

「は〜い! 静かにしてね〜。ご褒美の発表は会長にまかせるね?」

「ええ。 1位になったクラスには、打ち上げ用の予算が学校から出ます! お店はこちらで手配しますから存分に楽しんできてください!」

すごいな。つまりアレでしょ?お店貸し切って食べ放題、みたいな…。 (すげー!)

クラスメイトたちも大興奮。

「アスカ! やったね!」

「う、うん。そだね」

「テンション低いよ!!」

奈々は高すぎ。そして抱きつかない。まだ全校集会の最中だから!


なんとか引き剥がしてたら、麻帆に取り押さえられてた。

「まだ全校集会終わってないのよ? 自重しなさい!」

「麻帆は頭硬いよ!」

「なんとでも言いなさい!」

「カチカチのわからずや!」

「……っ」

奈々! 麻帆が怒りで震えてるからやめた方が…。 (直接言った方が…)

口出せる雰囲気じゃなくない? (嫁の手綱は握っとかないと)

うっ…。ほんと、どこでそういう知識をいれてくるのやら。

でも間違ったことを言ってないのがまた…。


「奈々、言いすぎだよ?」

「でも!」

「麻帆の言うとおりまだ全校集会も終わってないんだから」

「むー…」

「静かに!! まだ終わっていませんよ!」

ほら怒られたー…。


表彰式もされ、うちのクラスは代表でクラス委員の麻帆が生徒会長から表彰状を受け取った。

教室に戻ってからみんなで確認。表彰状の他にも貸し切りになるお店の名前の書かれた説明書類が。

「日付は明後日の日曜日ね。みんな予定は空いてるかしら」

「大丈夫!」

「家の手伝いくらいだから、今回はこっちを優先する」

ああ、小料理屋の子は日曜は忙しいだろうね。それも休めるのなら問題ないか。

他の子達も特に予定はない、またはあってもずらすそうで、全員参加。


唯一の問題は…

「なんで監督としてついてくるのが生徒会長と副会長、それに保険の先生なの!?」

「こういうのって普通は担任じゃないの?」

あー…。 (ママ察し…)

担任に関してはわかんないけどね。


「すまんな、どうしても外せない予定があってだな…」

「先生、担任として無責任!」

「本当にすまん!」

うちの担任ってそんな無責任な人ではないから、本当にどうにもならない予定なんだろうね。 (お見合い)

はい? (保険のせんせーと話してたよ)

ま、まぁ…それなら仕方ないか。でも今どきお見合いって…。 (嫁のなり手がいなくてー)

切実だからやめてあげて。先生もいい歳だもんね…。頑張れ。 (ハーレムのヨユーか)

やかましいよ!?余裕があるように見える!? (あははっ)

むしろいっぱいいっぱいだわ!



…………


日曜の打ち上げは美味しい洋食レストランで、お昼前後の数時間大いに盛り上がった。

ワインを頼もうとした保険の先生が生徒会長に叱られたり、私に近づこうとする副会長VS奈々、麻帆の攻防があったくらいか…。


「アスカも大変だね?」

「私より奈々達じゃない?」

「違いないね! ほらほら飲んで飲んで」

「ちょ…花凛! そんなにジュースばっかり飲めないよ!」

「なんだとー私のジュースが飲めないのかー」

「酔っ払いみたいな絡み方やめて!?」

「ではアスカ様、こちらはいかがですか?」

「ありがとう聖さん。 それよりいつまで様付けなの?」

「お気になさらないでくださいまし」

気にするよ?渡してもらったデザートは美味しかったけども!


「あっ、花凛! いつの間にアスカの隣を!」

「聖さんもだけどねー」

「わたくしはいいのですわ。ですよわね?アスカ様」

お、おう…。 (此方でもハーレムかー)

違うわ!! 今度は奈々と花凛が揉めだしたし…。


「アスカちゃん、ひどいわ…私たちが副会長を追い払ってあげたのに」

「それはありがとう?」

今は生徒会長に捕まってるしね…。


「アスカちゃ〜ん…私も頑張ったの。何かご褒美頂戴?」

保険の先生…。 (ママにウザ絡みした奴らを徹底的に追い詰めてたからなぁ…)

ああ…。

「どうしたらいいですか…?」

「私ね、忙しくって…そちらのクラスにお邪魔できなかったのよ」

「それはお疲れ様でした」

「ありがとう。 それでね?ほら…なにか可愛いもの配ってたのよね?」

「アクセサリーですか? でもアレはもう予備がなくて…」

あ、始めにデザインした雛形のシルバーアクセならあるわ。 (……)

各三種類デザインしたけど、コスト面の関係で採用されたのは各一つ。

不採用だったものはもう潰してしまってるけど…。


「これ…ですよね? こっちは雛形でシルバーですし、配っていた物とは違いますけどそれで良ければ…」

「いいの!? むしろこっちのが嬉しいわ! だって手作りなのよね?」

「ええ、まあ…」

クラスの男子達が色を塗ったりスタッズをつけたやつのがキレイだったと思うけど…。


「ちょーっと待ったー!! アスカそれかして!」

「奈々!?」

ひったくるように持っていってしまったね…。


「ちょっと奈々ちゃん! それ私がもらう予定の…」

「お黙りなさい!!」

誰のマネだよ…。 (奈々ってキャラの引き出しおおい)

ほんとよね。


結局、そのまま奈々によってビンゴ大会の景品になり、4つのアクセサリーを巡って熾烈なバトルが…。

生徒会長と副会長も参加して、盛り上がりはすごかった。

クラスの男子もリハーサルの時に欲しがってた子がいたから、まぁ…無駄になるよりはいいか。

文化祭が終わったら潰すつもりしてたし。



「うわぁ〜ん…負けたぁ…。奈々ちゃんが邪魔しなかったら貰えてたのにー!」

泣き崩れる保険の先生。

…今度何かお礼に作ります。助かったのは本当だから。 (そっちのが喜びそう)

だといいけどね。


副会長は一番にビンゴを揃え、欲しがっていた聖女様用のアクセサリーをゲットしていった。 (会長は…)

先生と同じ…。崩れ落ちてるよ。 (なんか、運悪いよねあの人)

副会長に運を持っていかれている感はあるね。


因みに残りの3つは二つが男子、一つは女子が貰っていってくれた。 (料理できない子!)

よく覚えてたね…。千尋って名前の子だよ。 (めちゃくちゃ嬉しそう!)

喜んでるのならいいじゃない。 (…あやしい)

何が? (好きな人いるんだよね?)

好きというか、気になっている人がクラスにいるって言ってたね。 (………)

なによ? (んーん、別にー)

何なのよ…。


「アスカちゃ〜ん…」

わかったから縋りつかないで。 あ、こら! 太もも触らないで!!! (今そこに触れるのはママの怒りを買うよ!!)

フシャーーー!!! (ママの威嚇ボイスはSSR)












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