表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚被害者の日常は常識なんかじゃ語れない  作者: 狐のボタン
第七章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

495/774

みんなで帰ろう、久しぶりの我が家



ドラゴライナ王国で一泊。

ステッキもある程度まとまった量を納品したし、偽物騒動のアクセサリーは、職人さんの女性が数を作るまで私はすることがない。 (後五十個とすこし!)

数ができたら、魔道具にするためにこちらへ来なきゃね。 


暫く喚んであげられなくなるキャンディー達との時間もとった。

みんな寂しがってくれて、甘えてくるものだからも揉みくちゃになったけど、嬉しいからいい。

「ますたぁ〜?また早く喚んでほしいわ、お願いよ?」

「そうだね。こちらへ来たらまた喚ぶから」

ねっとりとしたキャンディーのハグにも慣れてきたな…。 (チョロママ)

なんだとー。 (きゃーー!)

ティーはチョコの羽根の中に隠れたな。 (ティーはそこにはいません〜隠れてなんかいません〜)

バレてるから! (………)

やれやれ…



キャンディー達を送還して、隠れていたティーも無事確保。 (無念…)

ティーを抱えてお屋敷内へ戻るとアキナさんが来てくれてた。

母さん達も帰る準備ができたみたいで部屋に来てる。

「あーやっと自宅に帰れるよー」

「随分長く働かされたからな…」

「元はといえば夕夜のせいでしょ!!」

「すまん…」

母さんも破壊活動したけどね? (むしろそっち?)

…まぁそうとも言う。 帰る許可の降りた両親も今回は一緒に転移するんだから、ケンカはやめてほしい。


「あくまでも一時帰宅だからね?まだ手伝いはしてもらうから」

忙しい中、見送りに来てくれたアキナさんに釘を刺されてる。 (オツトメはまだつづくのだー)

そうみたいね。

今回は私の魔道具に関して力を貸してくれたそうだからお礼は伝えた。

二人とも娘の商品をパクったものが売られてて許せなかったと言ってくれて嬉しかった…。



転移するメンバーの確認しなきゃ… (ひーふーみー…)

「お嬢様、まずは私もそちらへ同行させてください。陛下の許可は頂いております」

「わかったよ。色々勝手も違うから説明も必要だからちょうど良かった」

ピナさんならすぐに慣れそうだけどな。 


「ピナ、うちの大事な王女をよろしくね?」

「はっ…」

王女って… (ママのことだねー)

肩書だけのはずだったのに…。 (そっちの外堀も今朝の新聞で埋め立て済み)

………。デカデカと一面を飾ってたもんね…。 (王女、見事な采配で事件解決! って)

解決したのはアキナさん達なのになぁ。 (優しい王女様って話題)

街にいけなくなりそうだな…。



こちらにいて、ファミリンが使える間にティアねえ様とも会話済み。

すぐに会いに行くからって言ってくれたから、また会う日も近いでしょ。

シルフィー様も王妃様に連絡してたし、私も王妃様から”よろしくね”って言われてしまった。 (手だしてねって)

ほんとにもう! 王妃様はなんのつもり!? (リズがお母様って呼んでたのを聞いて大喜びしてた)

……。怒られなかったのはよかったのかもしれないけど、それはそれで問題ではなかろうか。 (しーらないっ)

私が何もしなければいいだけだね!

よしっ! (………) 



お祖母ちゃんとお祖父ちゃんも見送りに来てくれてる。

「今回は色々あってあまり一緒にいられなかったわね…こちらの事は任せなさい。ハルナにも話しておくわ」

「待っているからね。またいつでも顔を出してくれると嬉しいよ」

「ありがとう、また来るから!」

近いうちにハルナさんに会って、夕波王国にも行くことになるのかな。 (会議の送り迎えしなきゃだし!)

あぁ、アクシリアス王国の陛下を転移で運ぶ約束してたね。大丈夫かな…。 (へーきへーき!)



「リズも転移するけど大丈夫だね?」

「はいっ! お母様と離れたく無いのです!」

念の為、リズとは魔力循環も試して、無事に成功しているし、もしもの為に簡易ファミリン機能と魔力回復のできる魔道具も渡してある。 (ティーと同じでママの子だし!)

そうね。多少波長は違ったけど、魔力に確かなつながりを感じた。 

リズは魔力酔いになったりもせず、むしろ魔力が増えて、元気いっぱい。

久しぶりに顔を出したファリスにも話は通してある。

向こうにいる時にも、もしかしたら顔を出すかもしれないね。


スピネルに関しては、ユウキと契約しているから、魔力等も共有状態なのでおそらく問題はない。

念の為、帰ったら鑑定をする許可だけはもらってる。



アキナさんに挨拶して、全員を魔力ドームで包む。

「また会いに来るんだよ! 待ってるから」

「はいっ! お世話になりました」



ーーーーーー

ーーーー

ーー



今回飛んだのは自宅のリビング。

前回、一時帰宅してから出発したのは土曜日の朝だったから、今は土曜のお昼前くらい。

まる一日はこちらに馴染むよう、色々と整えないと。

頭の中も整理しないと混乱しそうだし…。 (長い滞在だった!)

ほんとね。


転移した時にドーム内で心配な相手は鑑定済み。

当然シエルだけは指輪を外せなくなるけど、他のみんなは問題はない。

「姉ちゃん、スピネルは平気?」

「大丈夫だったよ。 魔力の回復もしてるから。あとはユウキがこちらに馴染めるよう見ててあげなさい」

「わかった」

「ありがとうアスカお姉ちゃん…」

「いいよー。 部屋はすぐに用意して、スピネルはユウキの部屋へ直通になるようにしないとね」

「助かるよ」

「私の部屋…!」

地下からわざわざ私の部屋を経由するのはスピネルも億劫だろうからね。


「ここが異世界…見たことのないものばかりです!」

「シルフィー母様も初めてなのですか?」

「ええ。リズも私とお勉強ですよ」

「はいなのです!」

二人も大丈夫そうね。


「アスカ、大丈夫なの?本物のお姫様だよね?」

「大丈夫と言うしかないよ。王妃様から任されちゃったし…」

流石に母さんも心配なのか私に確認してくる。

「失礼のないようにしないとな…」

「父さんは特に気をつけて」

「ひでぇな…娘からの信用がなくて落ち込むぞ俺は」

そういうことは自分の胸に手を当ててよーく、やらかした事を思い出してから言ってほしいね。 (一番の問題児)

ほんとよ…。



それにしても…シルフィー様、大丈夫かな。私は学校とかあるし…。 (ティー達がいるよ!)

だよね。お願いするよ。

「大丈夫よ。私達がいるのよ?姫の一人や二人任せなさい」

リアも察してくれたらしい。

「ありがとうリア。昼間は任せることになるからお願いね」

「ええ」

「お姉様、これ…用意したの」

シエルが渡してくれたのは、シルフィー様用のこちらに合わせた服が数着。

好みも確認しながら作ってくれてたから完璧。


「ありがとうシエル。じゃあシルフィー様に渡してあげて?シエルが頑張ってくれたんだから」

「…わかったの!」

シエルの渡した服を、お礼を言って受け取ったシルフィー様は嬉しそうに広げてみてる。

その様子をシエルも嬉しそうに見てるね。



「お嬢様、私は何をしたらよろしいでしょうか?」

「そうだね…とりあえず今回初めてこちらへ来た子を集めてもらえる?家の設備を説明してまわるから」

「わかりました」



リズ、スピネル、シルフィー様に、当然ピナさんも不便な思いはさせたくない。

「皆さん集まっていただきました」

「案内はティー達に任せてー!」

「私もいるから安心していいわ」

「んー、じゃあせっかくだしお願いしようかな?」

「任されたのー!」

張り切ってるから断るのも忍びない。 (ふっふー)


「じゃあユウキ、私達は部屋に行こう」

「了解」

「私もいっていい?」

「未亜姉ちゃんが僕の部屋に入るのを嫌じゃなければいいよ」

「大丈夫だよー」

ユウキの部屋って独特の世界観だからな…。スピネルには居心地いいだろうけど。 (それでみんな察し)

ハハッ。 (ティーのマネした!)

たまにはね?



部屋の中のどこに扉をつけるのか相談。

「この辺でどう?」

「ユウキがいいのなら…」

空間扉をつけるのに、ユウキがチョイスしたのは怪しげなポスターの貼られた裏の壁。

元々何かを隠していたのか、棚で小部屋が作られていた。 (そこかぁ…)

知ってるの? (家にいる時はそこにママのあげた剣とか、武器類をしまってた!)

武器庫かよ…。 (そんな感じ。出かける時はみんなストレージに入れちゃうから)

だから今は空っぽと。 (うむ)


魔石を壁に埋め込んで、まずは自分とユウキの波長を登録。後でスピネルも登録しないとな。

そのまま地下へ繋いで、一度降りて確認。


「大丈夫だよ、ユウキも来て」

「お姉ちゃん、私は!?」

「ごめん、未亜は私の部屋から来て」

流石に未亜までここを通れるようにするのは…ね。 (ママはいいの?)

確認しなきゃいけないし仕方ないよ。私は使わなければいいだけ。消してもいいけど、面倒くさい。


地下で待っていたら未亜もすぐに降りてきた。

「置いてくなんて酷いよー」

「(未亜はあの部屋を出入りしたい?)」

「(あー…うん。独特すぎてちょっと…)」

「(だから…ね?)」

「(わかったよ!)」

「姉ちゃん達は何を内緒話してんのさ」

「「なんでもないよ!」」

未亜とハモったな。 


確認も終わり部屋へ戻ったタイミングで母さんに呼ばれた。

「みんなー出かけるよー」

どうしたんだろ…。 (家族が増えたし必要なものあるんじゃないかって)

お買い物か。みんなは? (案内も終わったから行く準備!)

了解。


「みんな行くみたいだから、私達も行こうか?」

「全員乗れるかな?いくら父さんの車がワゴンとはいえ無理じゃね?」

「バスか徒歩でもいいじゃない」

「レウィちゃんはお散歩好きだから徒歩じゃないかな?」

それもそっか。 (未亜せいかーい)


そういうわけで、みんなで初のお出かけだよー! (おー!)   







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ