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召喚被害者の日常は常識なんかじゃ語れない  作者: 狐のボタン
第六章

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安心できる場所



リズをドラゴンの里へ預けた日の深夜。

ティーに起こされた私は、ドラゴンの里へリズを迎えに来ている。



何があったかというと… (ティーは見ていたー)

じゃあ説明してくれる? (はーい)


(ドラゴンの里にお泊りしたリズは、フィア、ニレと夜ご飯食べてー、まだ遊ぶーって張り切ってたんだけど、疲れて寝ちゃったのー)

あれだけ遊んでたら仕方ないな。 (早く寝ちゃったから夜中に起きちゃってぇーママも、ティー達もいなくて…)

ホームシックになったのか…。 (そんな感じー)


そんな理由で、ティーにリズが泣いてるといわれて、急遽迎えに来たんだよね。 (そう!)

「すみません、お預かりしておきながら…」

「いえ、こちらこそ夜中にお邪魔してしまって」

泣きながらすがりついてくるリズを抱き上げて、ルナシアさんに謝罪する。


ルナシアさんは、子どもたちが寝ている夜中が自由時間らしく、起きていたから問題はないと言ってくれた。

どちらかというとリズが泣き出して直ぐに迎えに来た私にびっくりしたらしい。

これはティーのおかげだからなぁ。 (大事な妹だし!)

本当に助かったよ。


フィアとニレはぐっすりだから、起きたらルナシアさんから説明してくれると言うのでお任せする。

「お母様、ごめんなさいなのです…」

「いいよー。フィアとニレがいても寂しくなっちゃった?」

「お母様の魔力が感じられなくて、怖くなったのです」

ある程度距離が離れちゃうと流石にリズでも無理か。 (ファミリン持たせる?)

それも考えた方がいいかもね。


再度ルナシアさんにお礼を言い、学園街のお屋敷へ転移。



ーーーー

ーー



抱いてるうちに、安心したのか寝てしまったリズをベッドへ寝かしてたら、リズが母と呼ぶみんなが部屋へやってきた。

「お姉ちゃん、リズちゃんは大丈夫?」

「うん、今は泣き疲れて寝てるよ」

「まだ一人でお泊りは早かったかー」

「私もアスカと遠く離れて夜を過ごすのは辛かったからわかるわ…」

そういえばリアも里帰りした時、早朝にファミリンで呼ばれたっけ。 (フィアのせいにしてたけど!)

うんうん。


「一度安心できる場所を見つけてしまうと、離れ難くなるのかもしれませんね」

シルフィー様もリズを撫ぜてくれる。

「私達がリズの安心できる場所になれてるのならいいのですが…」

「はい…。とはいえ、やはりアスカ様はリズにとって特別だと思いますよ」

「…そうありたいですね」

私も眠るリズを撫ぜながら、この子を手放せなくなってるな、と思う。 (離れる事あるの?)

一応この子は魔族にとって象徴だからね。 

魔王なんて責任を負わせたくないと私が言っても魔族達が納得しなければ、いずれはファリス達のところへ返さなきゃいけなくなるんじゃないかな。 (やだ!!)

私だってそうだよ…。



「はいはい! お嬢様方。理由は存じておりますが、明日に障ります。お部屋へお戻りください」

「えー、今日くらいいいじゃんー」

「そうよ。リズが寂しがってるのよ?」

「うん…傍にいてあげたいよ」

「リズが心配で傍にいたいのです!」

「ハァ…お嬢様、どうなさいますか?」

んー…。まぁみんなの気持ちもわかるしなぁ。


「リズも起きた時にみんながいたら安心すると思うから…今日は居てもらうよ」

「わかりました。お嬢様がそう仰られるなら。何かありましたらお呼びください」

諦めたかのように軽くため息をつくとピナさんは部屋を出ていった。


ピナさんは忍びだからまだわかるけど、みんなは私がリズを迎えに行ったのをよく気がついたなぁ…。 (最近みんなはママの動きに敏感)

どういう理屈なの?里へ行くからって魔力も隠蔽してるのに…。 (アスカが居なくなったけど! ってティーのところに聞きに来たよ)

ユウキやシエル達も? (うん、ユウキは説明したら安心して寝に行った。シエルとレウィはリア達に寝なさいって言われて)

そう…。結局、みんなを起こしてしまったね。


もう魔力がどうとかではないんだろうなぁ。

広げたままのベッドで、寝る準備をしているみんなを見ながらそう思う。

「ほら、アスカも早く来なさいよ。もう寝るわよ?」

「そうだね、明日も授業だし…」

リズの隣は取られてしまったけど仕方ないか。


私の隣を巡ってケンカをしなくなっただけ、良かったのかも。

これだけ想ってくれる親代わりが居てくれるなら、リズはきっといい子に育つよね。 (でもねー)

うん? (ママは外堀を埋められてる事を自覚したほうがいいの)

……もう無防備っていいたいのかな? (残るは内堀くらい)

それは最後の砦だね。 (時間の問題?)

いやいや、そんなことは…。 (でもママは意外とチョロいから)

言ってくれるじゃない。 


私も一切考えてないわけじゃないんだよ。ただ、相手が多すぎて… (それはある)

複数の相手を同じ様に大切に出来るほど私が器用なのかっていうね。 (先生に聞けばいい!)

アキナさんの事かぁ。 (そうそう!)

お祭りが終わって落ち着いたら、相談してみるか。 (それがいいの!)








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