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召喚被害者の日常は常識なんかじゃ語れない  作者: 狐のボタン
第二章

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閑話 短 ユウキの胸の内

 

ユウキSide


そろそろ姉ちゃん達が降りてくる頃かな。

真上に姉ちゃんの魔力感じるし。


そんな長く離れてたわけじゃないけど、色々あったからかすごく久しぶりな気がする。

僕がしてたことと言えば、ギルドにあった食肉用の狩り依頼を大量にこなしたくらいか…。

ルナティアが輸送してくれるって言うし、ちょっとでも支援に行ってる姉ちゃん達の助けになるならって思ったんだけどね。


その間に姉ちゃんはフェンリル捕まえたり、エルフの森を助けたり…。

ホント敵わないや。


それに…父さんと母さんだよ。

別行動してたから直接話せなくて。でもティーのおかげで会話は全部把握できた。

多分、あの二人はまだ何か隠してるよなぁ。

次にあった時冷静に話せるのか?僕は…。


姉ちゃんはよくあんな落ち着いて話せたと思う。

僕なら暴れてた自信があるよ。


それに、姿の偽装?

姉ちゃんの性別が変わったのも、もしかしたら母さんが原因とか…。

なんで姉ちゃんは怒らない?突然のことであんなに苦労してた筈なのに。


僕も偽装されてるとか…どれだけ勝手なことしてくれたら気が済むんだろ。

良かれと思ってやったんだろうけど、僕は許せないよ。


姉ちゃん、僕はどうしたらいい?




ドラツーが降りてきて目の前に突然姿が現れる。

今はなんとなく誰かと顔を合わせる気になれなくて、距離をとる。

来客が多いから馬車も何台かあるし隠れるのに苦労しない。


みんな降りてきてツリーハウスに入っていった。

もう隠れてなくてもいっか。


あ…姉ちゃん、それにティー。

話したい事沢山あったはずなのに、姉ちゃんの姿を見たら安心して全部すっ飛んだ。

多分僕がいるの、気がついてるよね?


ティーもツリーハウスに向かった所で姉ちゃんが振り向く。

なんで…そんな優しげな顔をしてられるんだよ?

僕には理解できないほどの辛さがあったんじゃないの?


まったく…もっと頼ってくれていいのに。

確かにまだ姉ちゃんには敵わないけどさ。

いつかは…。



今回お話が短い&クリスマスイブなので、それっぽいお話が一時間後に投稿されます。

そちらもよろしくお願いします。


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