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閑話 姉の胸の内
昨日皆に私の本心を話した。
恥ずかしかったけど大切なことだと思ったからね。
未亜ちゃんやルナリアは問題なく受け入れてくれた。
ティーは言うまでもないよね。
問題はユウキ。
そのユウキの答えは…
「わかった。姉ちゃんが決めたのならそれでいい。これからも僕の姉ちゃんでいて。それに、姉ちゃん達は絶対守る。強くなるから見てて」
だって。
ちょっとカッコいいよね、我が弟ながら。
兄弟として生きてきた時を共有してるのはユウキだけだから。
ユウキが認めてくれなかったら私は…。
だから本当によかったよ。
きっとまだ思うところはあるんだろうけど…。
それはまた二人の時にでも聞いてみようと思う。
話してくれるかはわからないけどね。
自分でも身体の変化に戸惑って、怒って…周りに迷惑かけて。
痛い思いもした。
この数カ月、本当に色々あった。
それでもこうしていられるのは、やっぱり皆のおかけだと思うから。
これからもきっと私は、やらかしたり、迷惑かけたりすると思うけど…。
私にできる事を全力…は不味いかな。
程々にやっていこうって思ったよ。