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西暦2900年代の地球  作者: 李孟耶辰
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第二部-地球大変動(エグフション)④序章

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、6時丁度に成ったか?"と上司らしき地球人が叫んだ。

"はい。15秒前ですね"と椅子に座った地球人がモニターを見詰めた。

"時間経つの遅いな~まだそんなんか"と上司らしき地球人が腕組みした。

"はい。確かに遅いですね"と椅子に座った地球人が振り向いた。

"全くや"と上司らしき地球人は腕組みした。

"はい"と椅子に座った地球人が頷いた。

『えー15秒前かいな。ほんまに時間経つの遅いわ、これもノームとの引力が弱まった原因なんやな』と心中、苦笑した。

アッケが周辺を見渡していると

"もー新年の挨拶しないんかな?"と小太りの男性が横に居る髪が長い女性に視線を送った。

"確か新年の挨拶をするって言ってたわね"とその女性が頷いた。

"だよなぁ。早く上に行きたいわ"と男性がため息ついた。

"ほんまや"と女性が呟いた。

『だよなぁ、いい加減流せよなって15秒前かいな』と心中、苦笑した。

ブーカックが周辺を見渡していると

"何時に成ればクラシック流すんや?おまけに太陽がずっと変わらない位置やから朝か昼か晩かも分からんしよ、全くもー"と船長らしき地球人が太陽を見詰めながら、ため息ついた。

『15秒前やってさ。って言ってもあんたには聞こえやしないわな、ワハハハハハ』と心中、高笑いした。

場所専用船船内

「えっ未だ15秒前なの。有り得ないわよ~早く流してよ」と総長が受刑者の内容を聞き、驚いた。

「コロニー研究員が言った通り半分の15秒前やな。と言うことは、6時ピッタリに流すんやな」と会長が腕組みした。「次は6時丁度に成りましたって言うかもね。もう暫しの辛抱やな。そしたらクラシックが聞けるで~」と副会長が腕組みした。

「6時丁度に成りましたって聞きたいわよ、早く。それにクラシックもよ」と総長が腕組みした。

「だよなぁ。」と会長が呟いた。

「もうすぐしたら聞けますよ」と副会長が頷いた。

「クラシックがどんなもんか知りたいです。って言うよりも新年をどう祝うか気になるのよ。」と所長が苦笑した。

「兎に角よ、クラシックや新年の様子を見ないことには、ノームに居てる地球人を救い出せないのよね」と副所長が腕組みした。

「そうですとも、ノームに居られる地球人を救い出したい気持ちは、私も同意見です。」とノーム研究員が頷いた。

「私もノーム研究員と同意見です。更に私は、ノームにあるコロニーの現状が気になります」とコロニー研究員が頷いた。

「皆さんの言う通り気になりますよね。ノーム面やコロニーが今どんなもんかが」とシルネムが苦笑した。

「だよなぁ、早く救い出さねば、ノーム面から離脱してしまったら大変やな」とウォンが腕組みした。

「そうなのよ。それも気になるのよ。コロニーがノーム面から離脱してるのではないかとヒヤヒヤしてるのよ。だから早くクラシック流さんかいな、おりゃ」と総長が立ち上がり叫んだ。

「そうだよなあ、離脱してたら大変やな。まあ、もしそうなってたら我々の能力や受刑者の能力である軌道変更操縦法チャーガックンを使えば可能やな」と会長が腕組みした。

「そうやな、受刑者の能力を使えば容易い事や」と副会長が腕組みした。

「まあこれ以上ノーム面が崩れないかと思います。何故なら、新たに地球人がノームに来ることは無いからです。」と所長が腕組みした。

「まあ確かにこれ以上悪化しないかも知れないけどさ、ノーム面にホテルコロニーが多数有って、その中にはノーム育ちの地球人が居るのよ」と副所長が苦笑した。

「確かに我々や受刑者達の能力を使えば可能ですよね」とノーム研究員が腕組みした。

「コロニーは、どんな環境でも大丈夫なように造らてますから、もしもノーム面から離脱してしまっても、能力を使えば、またノーム面に着地可能です」とコロニー研究員が腕組みした。

「私の能力も使えたら、協力出来るのになぁ」とシルネムが苦笑した。

「だよなぁ、コロニー内に居る地球人を操るのもおもろいかも知らんな」とウォンが苦笑した。

「シルネムさんのヴォヘイバーやウォンさんのイビルチャを使い、気絶状態にすれば、受刑者の能力のチャーガックンが思い通りに成るわよ」と総長が意味深な笑みを浮かべた。

「それ面白いかも知れんぞ。恐らく肉体的、精神的に疲労困憊してるはずやから操り易いかもな」と会長が腕組みした。

「まあ操っても生命に支障が無いから、やろうや。正気に戻った後は、勿論知らんで」と副会長が苦笑し腕組みした。

「コロニーの中に居る地球人を操ってみるのも面白いですよね。シルネムさんとウォンさんにやって貰いましょ、うんそうしよう。その後、会長さんや受刑者の能力でコロニーを操るんですよ」と所長が腕組みして頷いた。

「そうよね、やってどんな感じになるか見てみたいわ。コロニーを操り地球内に落下も面白いかも知れないわよ」と副所長が意味深な笑みを浮かべた。

「地球内にコロニーを落下ね。面白いですね」とノーム研究員が頷いた。

「私が見たときの状態だとコロニーが地球内に落下しても大丈夫なように作られてますよ」とコロニー研究員が頷いた。

「では、コロニーを地球内に落下って事にしましょう。」とシルネムが腕組みした。

「そうだな、地球内に落下したコロニーの後始末は、地球人に任しといてさ」とウォンが苦笑した。

「そうだな、元々地球の物やからな。」と会長が腕組みした。

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、朝6時にピッタリか?"と上司らしき地球人が叫んだ。

"えーとですね、朝6時10秒前ですね"と椅子に座った地球人が読み上げた。

"っていう事は5時59分50秒って訳やな?"

"はい、その通りです"

"そうか、もうすぐやな"

"そうですね"

"待ち遠しいわ"と上司らしき地球人が笑った。

椅子に座った地球人は、無言のまま頷いた。

『10秒前なら流さんか~』と心中、叫んだ。

アッケが周辺を見渡していると

『さっきの男女が更にため息ついたな。更にそれが、老若男女問わずシェルター全域に伝染して行ったわ。と言ってる最中、10秒前か。そんなら流せよ~』と心中、突っ込んだ。

ブーカックが周辺を見渡していると

『相変わらず、船長らしき地球人が何かに手を置いて、顔を下に向けたまま、時折、首を左右に振ってるな。何をしたいか分からんが、多分早くクラシックを聞き、新年の祝いをしたいに違いないだろう。っていうか10秒前なら流さんかいな、全くも』と心中、苦笑した。

場所専用船船内

「まだ10秒前なんやな。地球内の時の流れがゆっくりと遅く成ったな?なあシルネム」とウォンが腕組みし視線を送った。

「あ~ほんまやな、ノームとの引力が崩れるとこう成るんやな。おまけに太陽が真上と沈まぬ様に成ったしよ、ウォン」とシルネムが視線を送り、苦笑した。

「全くや」とウォンが呟き、太陽を見詰め頷いた。

シルネムも太陽を見詰め無言のまま頷いた。

「確かに段々と時の流れが遅く成りつつあるよね。」とコロニー研究員と苦笑した。

「正にその通り。ノームが更に荒廃化していたりね、流石にそれは無いかな、ハハハ」とノーム研究員が苦笑し頷いた。

「まあノームがあれ以上荒廃化は、無いと思うわよ。だけどコロニー内には、まだ地球人が居てるし、どうだろうね」と副所長が腕組みした。

「まあ荒廃化したとしても、その反動が、地球の時の流れをゆっくりとしてるのさ。まあ自業自得でしょ」と所長が腕組みした。

「まあ兎に角や、クラシックを聞き、新年の様子を見ないことには、何も始まらんよ。そして、地球大変動し復讐や」と副会長が腕を挙げた。

「そうやな、復讐やな。死なさずにやるんや。」と会長が腕組みした。

「そうなのよ。早く流して貰いたいわ、全くも。こんだけ待ち遠しいもんは無いわよ。こうなったら待ってやるわよ、流れる迄ね。」と総長は腕組みしながら足を組んだ。

「だよなぁ、待つしか無いな。10秒待つだけやけどさ、それが長いんやな」と会長が腕組みした。

「確かに、そうなんよな。本来ならあっという間の時間やで」と副会長が苦笑した。

「こうまで時の流れが変わるんですね。まるで秒が分みたいな感覚だよね」と所長が苦笑した。

「本当よね。そんな感覚よ、全くも。」と副所長が腕組みした。

「地球にとってノームは、如何に大事かがわかったんではないですかね?地球人」とノーム研究員が腕組みし苦笑した。

「そうですね。ノームにはコロニーが要らない事もね。」とコロニー研究員が苦笑した。

「もうノームにはコロニーを置かない筈だよ。見に染みて要る筈だよ。太陽が沈まぬ様に成ったし、時の流れが狂ったしね」とシルネムが苦笑した。

「まあ確かにこれ以上は無いが、ノームの荒廃は、あれから悪化したのか、気になるのよね」とウォンが腕組みした。

「言われてみれば、確かにノーム面の現状が気に成るな」と会長が腕組みした。

「だから早くノーム面の現状を見たいのよ、わーおーたー」と総長が叫んだ。

「総長、やかましい」と会長が腕組みした。

「だって~」と総長が膨れっ面し腕組みした。

「気持ちは分かるが、気長に待とうや」と会長が苦笑した。

「分かったわよ」と総長が呟いた。

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、6時にピッタリか?"と上司らしき地球人が叫んだ。

"5秒前です。"と椅子に座った地球人が読み上げた。

"そうか、そろそろやな"

"はい"と椅子に座った地球人が呟き、頷いた。

『5秒前かいな、流せ~クラシック』と心中、苦笑した。

アッケが周辺を見渡していると

『あまり変わりは、無いなあ。どうしたもんかな。って5秒前かいな、それなら流せ~クラシック~早く~こんにゃろめ』と心中、叫んだ。ブーカックが周辺を見渡していると

『大して変わりは無いなあ。5秒前か、っていう事は5時59分55秒なんやな。でもほんまに秒が分みたいやな』と心中、頷いた。

場所専用船船内

「何やて、5秒前なん、まだ。ほんまに分やな」と総長が苦笑した。

「ほんまにな。と言うことは、分は、更に長く感じるって事か」と会長が苦笑した。

「そうかも知れないよ。まるで時の流れが止まったかのような感じですね。」と副会長が苦笑し腕組みした。

「確かにその通りですよね。地球内が静止したような感じですね」と所長が苦笑した。

「そうなのよ。静寂に包まれた地球は嫌よ。植物や動物たち、そして地球人が盛大に活動してなきゃ。」と副所長が腕組みした。

「確かにその通りですよね。今の地球内は、物寂しいよね」とノーム研究員が腕組みした。

「まあ嵐の前の静けさっていうやつかも知れないよ。暫くしたらクラシックが流れ、地球人が新年の祝いをし、そしたら動物たちが騒ぎ始め、植物たちも風にそよがれてさ」とコロニー研究員が腕組みした。

「地球人が動植物達を何処かに避難させて、生活させてるかも知れないよ」とシルネムが地球の景色を見詰め頷いた。

「シルネムの言う通りかもな。何処探しても動植物無いもんな。」とウォンが腕組みした。

他のエレッポは地球の景色に視線を送った。

「何処かに動植物をね。」と総長がモニターで其れらしき場所を探した。

「見付かったか?」と会長が聞いた。

「んな早く見付かるわけ無かろうが、うん?」と総長がモニターに視線を向けたまま苦笑した。

「どうした?」と会長が聞いた。

「移動不可能な大きな植物とかは、有るけど、移動可能なこじんまりした植物とかは無いわよ」と総長が頷いた。

「そうか。移動不可能な植物は、動かさん方が良いからな。」と会長が腕組みした。

「そうなの?」と総長がモニターかろ視線を変えた。

「詳しくは知らんが、移動不可能な植物は昔からのやで。移動可能な植物は、観葉植物とかやろ」と会長が腕組みした。

「地球人は、太古からある植物のみを残し、地下に避難させて要るかも知れんな。」と副会長が腕組みした。

「多分最低限の酸素を吐く植物のみを残しているんですよ。二酸化炭素を吐く動植物は、避難させてる場所から屋外に出すパイプとかでしてるのかも」と所長が腕組みした。

「よく見たら、筒状の物がちらほら見えるわ」と総長がモニターに視線を変えた。

「そうかそうか」と会長が呟いた。

「その筒状の物がパイプですよ。その下に酸素を吐く動植物が居るんですよ。で吐かれた酸素はその筒状の物から出て、移動不可能な植物たちに行き渡っているのではないですかね。」と所長が頷いた。

「植物たちは二酸化炭素を吸い、動植物や地球人は酸素を吸うっていう仕組みね」と副所長が腕組みした。

「二酸化炭素や酸素を吸う植物が有るんですね」とノーム研究員が頷いた。

「詳しくは知らないが、酸素を吸う植物が有ると聞いたことがあるよ」とコロニー研究員が頷いた。

船内のエレッポは無言のまま頷いた。

「色んな植物が有るのね」と総長が感心した。 「筒状の物の下には、地球人も居てる筈だよね。新年の祝いをするため、待ってるに違いない」とシルネムが頷いた。

「だよなぁ。早くクラシック流して貰いたいわ」とウォンが頷いた。

船内のエレッポは無言のまま頷いた。

「ほんまよ。」と総長が呟き、苦笑した。

「まあ二酸化炭素や酸素を吸う植物は、ワシには分からんけどもよ。そろそろクラシック流れる時間とちゃいまっか?」と会長が腕組みした。 

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、もー6時に成るやろ"と上司らしき地球人が叫んだ。

"いえ、2秒半前ですね"と椅子に座った地球人が読み上げた。

"まだ成らんか"

"はい、未だです"

"そうか。クラシックが流れた後の原稿は有るか?"

"はい、これです"と椅子に座った地球人が紙を振りかざした。

"あるな"と上司らしき地球人が頷いた。

『2秒半前って、もー流して良いよ。こんにゃろめ』と心中、叫んだ。

アッケが周辺を見渡していると

『えーと変わった事は、これと言って無いなあ。うん?2秒半前やて?そんなら流せよ~クラシック~』と心中、叫んだ。

ブーカックが周辺を見渡していると

『まあ時たま、船長らしき地球人が腕組みしたり、他の動作するけどたいした変わりは無いなあ。っていうか2秒半前かいな。ほんまに時の流れが止まったかのようやな』と心中、苦笑した。

場所専用船船内

「何やて」と受刑者の内容があまりにも衝撃的だったので総長や船内のエレッポ一同驚いた。

「皆一斉に驚いたわね。そうよね。2秒半前やもんね」と総長が頷いた。

「思わず驚いたよ。朝6時2秒半前って聞いたときはさ。」と会長が苦笑した。

「そうよね。」と総長が呟き頷いた。

「ほんまに時の流れがゆっくりやな。2秒半前がまるで2分半前に感じるわ」と副会長が苦笑した。

「そうやな。まるで分やな。」と会長が腕組みした。

「そうよね。どうなってるのよ」と総長が苦笑した。

「全くや」と会長、副会長が呟いた。

「分みたいな時の流れの感じ方は、ノームが荒廃化して、地球との引力が崩れ、更に太陽が沈まぬという現象に陥ったからかも知れないですね」と所長が地球の景色を見詰め頷いた。

「その通りよ。まあ時の流れがどうであれ、ノームに居る地球人を救いだし、更に地球大変動を起こすのよ。それが犠牲に成ったエレッポ達の供養に成るんだから」と副所長が腕組みした。

「犠牲に成ったエレッポ達の為にも地球人を懲らしめたいと」とノーム研究員が腕組みした。

その発言に他のエレッポは無言のまま頷いた。

「ですよね。間接的に懲らしめる為に、地球人の悪の心を引き出そう」とコロニー研究員が腕組みした。

「それをするには、一先ずクラシックを聞かないとあかんのやな、ウォン」とシルネムが腕組みした。

「ほんまや、それを聞かない事には、何も始まらんわ」とウォンが腕組みし苦笑した。

「そうなのよ。クラシックを聞かないと何も始まらんのよ」と総長が苦笑した。

「ですよね」と会長以外の船内のエレッポが呟き頷いた。

「ほんまやで。いい加減クラシック流して欲しいわ」と会長が腕組みした。

「全くや。」と副会長が呟いた。

「まあ、今まで待ったのやから待つわよ。あたし」と総長が腕組みした。

「同感です」と船内のエレッポ一同呟いた。

「さー何時まで待つことに成るのやら」と総長が腕組みした。

「そうやな」と会長、副会長が呟いた。

「秒が分みたいでも、そろそろクラシック流れる2秒前って報せが有るかも」と所長が腕組みした。

「確かに、そろそろ有るかも知れないわね」と副所長が腕組みした。

「そうですね。そろそろかも知れないですね」とノーム研究員が腕組みした。

「早く来てほしいですよね、2秒前っていう内容がね」とコロニー研究員が腕組みした。

「2秒前の内容よりさ、クラシックよ」とシルネムが苦笑した。

「だよなぁ。まぁ俺は2秒前っていう内容でも構わんがな」とウォンが苦笑した。 

「早く来い~」と総長が手を合わせて祈った。

「何を祈ってるやん?」と会長が見詰めた。

「2秒前っていう内容よ」と総長が苦笑した。

「それならクラシック流れろって祈らないとアカンやん」と会長が苦笑した。

「その祈りは、ずっとしてますよ」と総長が膨れっ面になり、腕組みした。

「そうか。どうやらクラシック流れろっていう祈りは、地球人には届いてないみたいやな」と会長が苦笑した。

「そうなのよ。全くもっ。だから2秒前っていう内容で妥協してるんですけど」と総長が腕組みした。

そんなやり取りに他のエレッポは

「ダハハ」と呟くしかなかった。

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、朝6時に成ったやろ?"と上司らしき地球人が立ち上がり、叫んだ。

"えーとですね、それが朝6時2秒前ですよ、未だ"と椅子に座った地球人が振り返った。

"未だ2秒前かいな。ほんまに時間が狂ったわ"と上司らしき地球人が腕組みした。

"そうですね"と椅子に座った地球人が苦笑した。

"まあしゃーないなあ"と上司らしき地球人が座った。

"そうですね"と椅子に座った地球人が頷いた。

『総長さんや会長さん達の仰有った通り2秒前って内容やわ』と心中、苦笑した。

アッケが周辺を見渡していると

『そんなに変わった事はないなぁ。って思ったら、フルモさんからの内容が来たで~クラシック流れる2秒前っていうのがさ。ほんまに時の流れが狂ったわ』と心中、苦笑し頷いた。

ブーカックが周辺を見渡していると

『相変わらず、船長らしき地球人が、部屋内を右往左往してるな。って思ってたら、フルモ様やアッケさんからの内容が来たで~何々クラシック流れる2秒前か。何時に成れば聞けるんや。全く』と心中、苦笑した。

フルモが椅子に座った地球人を見詰めながら

『おっ、アッケやブーカックにも、クラシック流れる2秒前っていう内容が行き渡ったようやな』と心中、頷いた。

場所専用船船内

「クラシック流れる2秒前って内容が来たー」と総長が椅子から立ち上がり叫んだ。

「やはり2秒前っていう内容が来たで。通常ならあっという間の秒やけど、時の流れが狂った今は、2分みたいな感覚やな」と会長が頷いた。

「来ましたね。2秒前っていう内容がね。果たしてクラシックを聞けるのは、何時に成るやろな」と副会長が苦笑し、頷いた。

「次はどんな内容かしら?」と副所長が腕組みした。

「そうだな。1秒半前っていう内容かなぁ。」と所長が苦笑した。

「だいぶ、先が読めてきましたね。」とノーム研究員が苦笑した。

「そうですね。」はコロニー研究員が呟き、頷いた。

他のエレッポは

「だよなぁ」と呟き頷いた。

「直ぐに内容が来たら嬉しいけどなかなか来ないからな。なっウォン」とシルネムが腕組みした。

「ほんまやな、シルネム。焦れったい程に来ないんよ。」とウォンが苦笑した。

他のエレッポの話を聴いた総長は、ご機嫌ななめで腕組みしている。

「どうした?総長、何かムスッとしてるけど?」と会長が見詰めた。

「そうなのよ、イライラしているのよ、全くもっ。」と総長が腕組みした。

「まあ、なかなかクラシック流れへんもんな」と会長が腕組みした。

「そうなのよ、なかなか流れへんから、イライラしているのよ」と総長がムスッとして腕組みした。

そんな表情の総長を会長以外のエレッポは、少し戸惑いながらも、無言のまま見詰めていた。

「折角の美顔が台無しに成るぞ、ムスッとしたままやと」と会長が腕組みした。

「そうよね」と総長が呟き、ムスッとしていた表情から、笑顔に成った。

「その笑顔や、総長が似合う表情はさ。」と会長が腕組みした。

他のエレッポは、無言のまま立ち尽くしている。

「もー褒めすぎよ、会長。皆がキョトンとしてるじゃないのよ。」と総長が腕組みした。

「うん?どれどれ」と会長が総長から船内へと視線を変え、

「ほんまや、キョトンとしてるわ」と苦笑した。

「ね?してるでしょ」と総長が苦笑した。

「だな」と会長が呟いた。

「やっぱ、総長さんと会長さんの会話は、おもろいな」と副会長が腕組みした。

「確かに面白いですよね。父娘ならではの会話ですね、やっぱり」と所長が頷いた。

「そうよね。流石、時の流れを忘れさせてくれるわ。」と副所長が腕組みし頷いた。

「確かに」と会長、副会長が呟き頷いた。

「そうなのね」と総長が苦笑した。

会長、副会長、所長、副所長は無言のまま頷いた。

「総長さんと会長さんとの会話は、時間潰しに成ります」とノーム研究員が腕組みした。

「そうよね、時間潰しに成るよ」とコロニー研究員が腕組みした。

「まあ皆の言う通り、時間潰しに成るけどさ。クラシック早く聴きたいよな?どんなもんか?なっウォン」とシルネムが腕組みし頷いた。

「そうやな。どんなもんか?って聞かれたらさ、早く聴きたいわって答えるわ」とウォンが腕組みし苦笑した。

「シルネムさんとウォンさんとの会話も面白いですよね。」と所長が頷いた。

「確かに2体は、大親友らしいからな。」と会長が腕組みし見詰めた。

「そうよね、仲良いもね」と総長が頷いた。

「全くや」と副会長が呟いた。

「ですよね」と副所長、ノーム研究員、コロニー研究員が呟いた。

「私は、総長さんと会長さんとの会話の方が、面白いと思いますよ、なっウォン」とシルネムが頷いた。

「そうやな、総長さんと会長さんは父娘やからな。会話が面白い筈やわ」とウォンが頷いた。

総長、会長は無言のまま苦笑し、他のエレッポは無言のまま頷いた。

「まあこんな風に世間話してると1秒半前っていう内容が来るやろ、なっシルネム」とウォンが腕組みした。

「せやな、来る筈やわ」とシルネムがウォンを見詰め頷いた。

「まあ確かに世間話してたら来るかもやけどさ」とコロニー研究員が苦笑した。

「世間話してるって言えるのかな、無駄話のような気がするけど」とノーム研究員が苦笑した。

「世間話っていうもんは、無駄話から始まるのよ、覚えとき」と副所長が腕組みした。

その気迫に船内のエレッポは

「はい」と気を付けした。

「副所長の気迫に気を付けしたんか」と所長が苦笑した。

「そうなのね」と副所長が頷いた。

「そうよ、あたしも思わず椅子から立ち上がり気を付けしたわよ」と総長が苦笑した。

「ワハハハ」と副会長、会長が笑いこけた。

会長、副会長の笑いこけた様子を見て

「ちょっと笑いすぎよ」と総長がムスッとして腕組みした。

「ワハハハ」と会長が腹を抱えて笑い続けてる。

「いや~久々に笑ったわ。って会長まだ笑ってるやん」と副会長が腕組みした。

会長の笑いこける光景を目の当たりにした船内のエレッポは

「ダハハ」と苦笑した。

「おーい、会長さーん、笑いすぎよ、おーい」と総長が椅子から立ち上がり、叫んだ。

「会長、こら会長」と総長が怒り口調で見詰めた。

船内には、相変わらず笑いこけてる

「ワハハハワハハハ」と会長の笑い声が響き渡っている。

船内のエレッポと総長は、その笑い声を無視し、気が済むまで笑うが良いと考える様に成った。

「ワハハハ、腹が、笑いすぎた。この辺で止めよ」と会長が起き上がった。

「気が済んだかい?会長さーん」と総長が冷ややかな視線を送った。

「そんな目で私を見るな。まあ、ちょいと笑いすぎたかも知れんがなあ」が会長が苦笑した。

「ったくもー。で何をそんなに面白かったの?笑いこけるほどさ」と総長が苦笑した。

「総長まで椅子から立ち上がったことや」と会長が腕組みした。

「何でよ、椅子から転び落ちたんなら分かるけど、立ち上がっただけやで。」と総長が腕組みし苦笑した。

「実はな、転び落ちたのを想像したんや。そしたら可笑しくてさ。プッ」と会長が思わず失笑した。

「勝手に想像しないでよ、ったくもー」と総長が苦笑した。

「ゴメンゴメン」と会長が謝った。

「許してあげるわよ、もー」と総長が腕組みした。

「会長、そんな想像して、笑いこけてたんだね」と副会長が腕組みした。

「確かに想像したら笑いこけるかも」と所長が頷いた。

「ちょっとそんな想像しないでよ、笑うやんか」と副所長が頷いた。

「だよなぁ」と副会長が呟いた。

「やめてくれ、また笑いこけるかも知れんがな」と会長が失笑しかけた。

2体の研究員、シルネム、ウォンは無言のままその光景を見詰めていた。

「もー話題をチェンジしてよ」と総長が苦笑した。

他のエレッポは無言のまま頷いた。

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、朝6時やろ?"と上司らしき地球人が立ち上がり、叫んだ。

"えーとですね、それがですね、朝6時1秒半前なんですよ"と椅子に座った地球人が振り返り苦笑した。

"えー1秒半前かいな。"と上司らしき地球人が腕組みした。

"そうなんです"と椅子に座った地球人が苦笑した。

"そうかそうか"と上司らしき地球人が座った。

"はい"と椅子に座った地球人が頷いた。

『1秒半前か、そうかそうか』と心中、苦笑した。

アッケが周辺を見渡していると

『まあ変わりは無いなあ。って1秒半前か。そんなら流して欲しいわ、ったくもー』と心中、頷いた。

ブーカックが周辺を見渡していると

『船長らしき地球人が腕組みしたり、景色を眺めたりしてる以外は、変わりは無いなあ。って見詰めてたら1秒半前っていう内容が来たな。なかなか流さへんな、全くもー』と心中、頷いた。

フルモが椅子に座った地球人と上司らしき地球人を交互に見詰めていると

『よし、アッケ、ブーカック迄、行き渡ったなぁ。これから船内の会話やな』と心中、頷いた。

場所専用船船内

総長の話題をチェンジっていう発言に船内のエレッポは腕組みして悩んでいた。

「あっ受刑者の内容が来たわよ、ほらっ皆」と総長が気まずい雰囲気を打ち消した。

「せやな、1秒半前っていう内容が来たな。」と会長が苦笑した。

「1秒半前か。本来はあっという間の秒やけどさ。時の流れが狂った今は、分みたいな感覚で捉えないとあかんな」と副会長が腕組みした。

「そうですね、そういった捉え方をしますと1秒半前が1分半前っていう事ですね」と所長が頷いた。

「えー1分半前っていう捉え方ね。嫌やわ。まあしゃーないわね」と副所長が苦笑した。

「確かに秒が分みたいな感覚は嫌ですよね」とノーム研究員が苦笑した。

「まあ仕方がないですね」とコロニー研究員が苦笑した。

「嫌でもしゃーないよね、分みたいな感覚は。なっウォン」とシルネムが腕組みした。

「そうやな、しゃーないわな」とウォンが苦笑した。

「しゃーない事は、分かっとるのよねぇ。然しね、敢えて其処は、ぱっぱっと時の流れが流れたように装うのよ。良いわね?」って総長が腕組みした。

「良いわねって総長よ。俺達エレッポは、どうにも成らんぞ」と会長が失笑した。

「そうよね。チクショー、地球人のバカヤロー。早く流せ」と総長が机を叩いた。

「机に当たるな、机に」と会長が苦笑した。

「やはり、2体のやり取り面白いわ」と副会長が総長、会長を見詰め頷いた。

『ペレックスピャックンを行い、今のうちに地球の土成分を調べるかな。どうせ分みたいな感覚やしさ』と心中、所長は、総長と会長のやり取りを聴きながら、頷いた。

所長が突然、ペレックスピャックンを行ったので、他のエレッポは、そちらへ視線を変えた。

『所長さんが、ペレックスピャックンを行ってるわね、何か調べものかしら?』と心中、総長が腕組みし、首を傾げた。

「ペレックスピャックンをして、何してるんやろ?」と会長が腕組みした。

「何か調べものかな?」と副会長が首を傾げた。

『地球の土成分は、何種類有るのかな?』と心中、所長が検索した。

『ペレックスピャックンで、何をしてるんや、どれどれ』と心中、副所長は所長の背後に立ち、

『地球の土成分を検索か。って何でまたそんなもんを調べるんや』と苦笑した。

『ペレックスピャックンをして所長は、何をしてるんやろう。いやその背後に回った副所長は何をしたいんだ』と心中、ノーム研究員が腕組みした。

『皆、何で無言のまま苦笑したり、腕組みしたり、首を傾げたり、するんやろう。ひょっしたらペレックスピャックンを行ってる所長を見詰めてるのかな』と心中、コロニー研究員が頷いた。

『ペレックスピャックンをしてる所長さんに、皆が視線を向けてはるわ。あっ副所長さんのみは、画面を盗み読みしてはるけどな』と心中、シルネムが腕組みし頷いた。

『シルネムのやつまで、所長さんに視線を変えたな。まあ今は、時の流れが狂った様な感覚やから、暇潰しやな』と心中、ウォンが頷いた。

『土成分って色々有るんやな。って何か、物静かやな。ひょっしたら私のペレックスピャックンを行ってる経緯を知りたく、視線を私に向けてる?』と心中、所長は、検索画面を見詰め、苦笑した。

『あらま、皆が所長さんに視線を送ってるわね』と総長が船内を見渡した。

「副会長、物静かやな」と会長が苦笑した。

「全くやな。所長さんのほうに皆、視線を変えてるしさ」と副会長が腕組みした。

「副所長さんは、その背後に立ち、画面を盗み読みして、苦笑してるわ」と会長が腕組みした。

「何を見て、苦笑したんかな」と副会長が首を傾げた。

『地球の土成分は、軟らかいのやら、硬いのやらあるな。うん?背後に気配が、誰や?って無言のまま来るのは、副所長しか居らんか』と心中、所長は検索画面を見詰め、苦笑した。 

『へー、地球の土って色々有るのね。』と心中、副所長は顎に手を置いた。

『副所長よ、鼻息荒くするな。地球の土成分見て、何を興奮しとるんや』と心中、所長は、画面を見詰めながら、頷いた。

「なっコロニー研究員、所長は何を見てるんかな?盗み読みしてる副所長が興奮ぎみやよ」とノーム研究員が腕組みした。

「さっぱり検討も付かんよ、何を見てるのか」とコロニー研究員が苦笑した。

「いったい何を見てはるんやろな?」とシルネムが腕組みして、所長、副所長に視線を送った。

「ほんまにな。気になるな。」とウォンが苦笑した。

『まだ終わらないのね。いったい何を見ているのかしら?』と心中、総長は所長を見詰めた。

「所長が何を見ているかより、何故、副所長があんなに興奮してるのかが、気になるな」と会長が腕組みし苦笑した「確かに。鼻息荒くして、めっちゃ興奮しとるな」と副会長が腕組みした。

『うーん、軟らかい土を凍らし、硬い土を溶かすっていうのも有りやな。よしそのやり方でやるか。とその前に副所長を驚かすかな。振り向いて』と心中、所長が頷いた。

『うん?動きが止まったわよ。どうした。所長』と心中、副所長は腕組みした。

『顎に手を置いたわね。どうした?』と副所長が苦笑した。

所長以外のエレッポは

『所長が顎に手を置いたし、副所長が苦笑したし、何したいの?』と心中、二体を見詰めた。

『モニターを出したまま、振り向いてもオモロイかもな、イシシ』と心中、所長が意味深な笑みを浮かべた。

『おい、所長よ?検索画面が動いてないわよ。もう土成分調べないの?』と心中、副所長が腕組みして苦笑した。

『所長が意味深な笑みを浮かべたり、副所長が腕組みしたり、なんやねん、これは』と心中、会長が苦笑した。

『うーん、所長は何を見ているんや?副所長は何をしたいんや?驚かすんかな?』と心中、副会長が腕組みした。

『鼻息が荒くなくなったぞ。ひょっしたら副所長は、私を驚かす為、背後に回ったんかな?』と心中、所長が頷いた。

『あっもしかしたら所長は、あたしが背後に回った事を知ってて振り向き、驚かすつもり?だからか手を止めたんやな』と心中、副所長が頷いた。

『なんか、所長、副所長の駆け引きみたいなもんが有るのは、気のせいか?』と心中、ノーム研究員が苦笑した。

『何で皆、喋らんのや』と心中、コロニー研究員が周辺を見渡した。

「おいウォン、皆、喋らんへんけど、何で?」とシルネムが小声で耳打ちした。

「知らん」とウォンが呟き、腕組みした。

『よし、振り向くか』と心中、所長が決意した。

『よし、声を出すか』と心中、副所長が決意した。

他のエレッポは、動きが少し変化したのを無言のまま見詰めた。

所長と副所長が同時に

「ワッ」と驚かした。

すると

「アワワワ」と副所長が転び、

「うわっ」と所長が思わず画面を消した。

そんな光景を他のエレッポは、見詰めながら、苦笑した。

「同時に驚かすとは、オモロイがな、ガハハハ」と会長が高笑いした。

「あービックリしたわ」と副所長が立ち上がった。

「こっちのセリフやって言いたいけど、副所長が私の背後に回った事は、知ってたぞ」と所長が腕組みした。

「えー知ってたの?」と副所長が苦笑した。

「そりゃあんなに鼻息を荒くしたら分かるぞ」と所長が腕組みした。

「だって所長があんなのを検索画面に出すからよ」と副所長が苦笑した。

「何でや?あんなのを見て何を興奮しとるんや、全く」と所長が呆れ顔に成った。

他のエレッポは、首を傾げた。

「だって初めて見る内容やったからさ。思わず興奮したんやで」と副所長が苦笑した。

「そうか」と所長が呟き頷いた。

「おーい、ワシ等を忘れとるやろ?」と会長が苦笑した。

「あっ」と所長、副所長の2体は、我に返り、辺りを見渡した。

「そうよ。副所長さんは、何を見てはったん?それより所長さんは、何を検索画面に出しはったん?」と総長が腕組みした。

「確かに気になるな」と副会長が腕組みした。

「だよな」と会長が呟いた。

「そうですね」とノーム研究員、コロニー研究員、シルネム、ウォンが呟いた。

副所長が思い出したのか、鼻息を荒くし始めた。

「おい、鼻息を荒くするな、地球の土成分で」と所長が腕組みした。

「地球の土成分を調べてはったんやね」と総長が頷いた。

「そうなんですよ。」と所長が頷いた。

「で、副所長さんは、それを見て、興奮したんやね」と会長が頷いた。

「だけどね、それを見て興奮するかな」と副会長が苦笑した。

「ですよね」と所長が苦笑した。

「悪かったわね、地球の土成分で興奮して」と副所長が腕組みした。

「副所長は好奇心旺盛ですからね」とノーム研究員が頷いた。

「ですよね」とシルネム、ウォンが呟いた。

「でも何で?地球の土成分を調べてたんですか?」とコロニー研究員が首を傾げた。

「確かに」と会長、副会長が呟き、腕組みした。

「そうよね」と総長が苦笑した。

「まさか地球大変動に関係あるとか?」と副所長が腕組みした。

「そうなんですよ。何処の土成分がもろいのかなと思ってね」と所長が頷いた。

「で地球の土成分がもろいのは、何処なん?」と会長が腕組みした。

「調べて見たけれど、さっぱり検討つきません」と所長が苦笑した。

「えー、あんなに真剣な目で見てたのに」と総長が苦笑した。

他のエレッポは

「あらま」と呟き、苦笑した。

「たふん、地球内の環境が、ノームの荒廃で変わり、地球政府が変更したんやと思う」と所長が頷いた。

「成る程」と他のエレッポは呟いた。

「ねぇ、そういやフルモ、アッケ、ブーカックの三体の受刑者の内容来てないね」と総長が苦笑した。

「そういえば」と他のエレッポは呟いた。場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、そろそろやろ?"

"えーと、朝6時1秒前です"

"ほんまかいな、エライ遅いな"と上司らしき地球人が立ち上がった。

"そうですね"

"クラシックや新年の挨拶はようしたいわ"

"ですよね"と椅子に座った地球人が苦笑した。

『なんやて、1秒前かいな、まだ』と心中、驚いた。

アッケが周辺を見渡していると

『変わりはないなぁ。ってフルモさんから来たぞ。1秒前か、まだ』と心中、頷いた。

ブーカックが周辺を見渡していると

『相変わらず、船長らしき地球人がブツブツ独り言言ってるな。まあそんな大した変化は、無いなあ。と思ってたら、フルモ様の内容が、アッケさん経由で来たで、1秒前かいな。ほんま遅いわ』と心中、頷いた。

『流石にアッケ、ブーカックも1秒前に驚いた口調しとるわ』と心中、フルモが椅子に座った地球人、上司らしき地球人を交互に見詰めながら、苦笑してると

"おーい、新年の挨拶の内容先に読めよ、クラシック流す前に"と上司らしき地球人が立ち上がった。

"はい、これですね?"と椅子に座った地球人が紙を持ち上げた。

"おっそれや"

"了解です"と椅子に座った地球人が呟き頷いた。

『何やて、新年の挨拶が先やて』と心中、驚いた。

『何やて、クラシック流すの後回しやと』と心中、アッケが周辺を見渡しながら驚いた。

『えー後回しかいなクラシック流すの』と心中、ブーカックが周辺を見渡しながら驚いた。

『うわっ、思った通り、驚いたような』と心中、フルモが苦笑した。

場所専用船船内

「えー、クラシック流すの後回しかいな」と総長と会長が同時に驚いた。 

「やっぱり、親子だ、同時に驚いた。っていうかクラシック流すの後回しかいな」と副会長が苦笑した。

「だって」と会長、総長が同時に呟いた。

その呟きに他のエレッポは苦笑した。

「っていうかまだ1秒前なんですね」と所長が腕組みした。

「クラシック流したあとでもええやんか、新年の挨拶はさ」と副所長が腕組みした。

「ひょっしたら、新年の挨拶の内容により、クラシック流すの後回しにしたのかも知れない」とノーム研究員は頷いた。

「有り得るかも知れないね」とコロニー研究員が腕組みした。

「まあどちらにせよ、早くしてもらいたいもんや、なっウォン」とシルネムが腕組みした。

「ほんまやな。」とウォンが呟き、苦笑した。

「まあそうよね。」と総長が呟き、腕組みした。

「如何にノームと地球の引力が必要って事やな。これだけ時の流れが崩れたんやからな」と会長が腕組みした。

「昔の地球人がやった行為が、今の地球人にしっぺ返しやな。」と副会長が腕組みした。

「まあ時代は、違ってますが、同じ地球人だし、因果応報ですよね」と所長が頷いた。

「そうよ、地球人は兎も角。こっちはエライ災難よ、全くも」と副所長は苦笑し腕組みした。

他のエレッポは無言のまま頷いた。

「そうよね。ひょっしたら地球人による地球大変動を起こしたら、ノームも元通りかしら?」と総長が腕組みした。

「どうだろ」と会長、副会長が呟いた。

「元通りとは言えないですけど、悪化を防ぐ事に成ります」と所長が頷いた。

「えー」と他のエレッポは驚き、口が開いたままの状態に成った。

「まあ、地球が元通りに成れば、ノーム面も昔の状態に成るかも知れないね。」と所長が、他のエレッポを落ち着かせるために、憶測で述べた。

「所長さん、それ、ほんまなん?」と会長が腕組みした。

「是非とも、ノーム面が復活するってほんまなん?」と総長が苦笑した。

「わしも知りたい、ほんまなん?地球が元通りに成ればノームもっていう話」と副会長が腕組みした。

「まあ、断言して言えないですけどね。地球が元通りに成れば、引力とかが正常に成るはずです」と所長が頷いた。

「そうよね、ノーム面は、復活しないわよね。なら受刑者の軌道変更操縦法チャーガックンの能力を使い、隕石をノーム面に落下させるとか?」と総長が苦笑した。

船内のエレッポは、無言のまま頷いたが

「それ、良いアイディアですが、ノームに居られる地球人を救出してからにしませんか?」と所長が腕組みした。

「勿論よ」と総長が頷いた。

「その為には、クラシックや新年の挨拶を聞かないとあかんな」と会長が苦笑した。

「そうなのよ。早く聞きたいのよ。」と総長が腕組みして、椅子をガタガタと揺らした。

「椅子から転び落ちるなよ」と会長が苦笑した。

「大丈夫よ」と総長が椅子を揺らすのやめた。

「暇やからガタガタ揺らすのは、かまへんで」と会長が腕組みした。

「ガタガタうるさいでしょ?最初は、興奮して椅子を揺らしたけど」と総長が苦笑した。

「まあ、うるさかったけどな」と会長が苦笑した。

「でしょ」と総長が苦笑した。

「うん。」と会長が呟き、

「それにしても、新年の挨拶を先にするって言ったけどさ、早くしてほしいもんやな」と腕組みした。

他のエレッポは無言のまま頷いた。

「そろそろ新年の挨拶有るんちゃう?」と会長が腕組みした。


「兎に角や、早くしてほしいもんやな」と副会長が苦笑した。

「全くよ」と総長が呟き頷いた。

「確か地球時間は、朝6時1秒前でしたね。ならば今の段階では、1分前と捉えなければ成らないはず。」と所長が顎に手を置き、頷いた。

「そうやな、確かに分みたいな感覚やわ」と副会長が苦笑した。

「全く」と総長、会長が呟き頷いた。

「と言うことは、まだまだって事やね」と副所長が腕組みした。

「っていう事は、それまで暇ですよね」とノーム研究員が苦笑した。

「うん、退屈やね」とコロニー研究員が苦笑し腕組みした。

「まあ退屈って言えば退屈やけど、仕方あるまい、なっウォン」とシルネムが腕組みした。

「そうやな、仕方あるまい」とウォンが苦笑した。

「ちょっとそこの2体、仕方あるまいで片付けないのよ。」と総長が指差した。

指差されたシルネム、ウォンは、無言のまま総長を見詰めた。

「総長よ、それは仕方ないぞ。」と会長がフォローした。

シルネム、ウォンは無言のままお辞儀した。

「だって突っ込まないと暇ですから」と総長が苦笑した。

「総長さん、分かってますよ。暇潰しに、突っ込まないとやってられないですからね」とシルネムが腕組みした。

「まあ俺たちも暇ですから、何か刺激的な変化を味わいたいと思っています。なっシルネム」とウォンが腕組みした。

「ほんまやな。」とシルネムが苦笑した。

「そうよね。刺激的な変化を味わいたいわ。もー、早く新年の挨拶してよ」と総長が腕組みし、足を組んだ。

「短い足を頑張って組んでからに」と会長がニタニタして腕組みした。

「うっさいわね、足の短いのは、父親譲りよ」と総長が腕組みした。

「えー俺の足は、長いと思うで」と会長が苦笑した。

「ならあたしの足も長いわよ」と総長が苦笑した。

そんな父娘の会話に他のエレッポは、無言のまま腕組みするしかなかった。

「っていうか、皆、足の長さは同じやで」と会長が辺りを見渡した。

「そりゃ同じよ。だって皆、大人やもん」と総長が腕組みした。

「まあ確かに。此処の皆は、成長期、過ぎたわな」と会長が苦笑した。

「いや、分かんないわよ。シルネムさんやウォンさんは若いから、成長期かもよ」と総長が見詰めた。

「確かに、俺からみたら若いかもやけどさ。いくらなんでも、成長期は、終わったやろ」と会長がシルネム、ウォンを上から下へ見下ろした。

シルネム、ウォンの2体は

「あはは」と呟き、苦笑した。

「会長、あまりジロジロみたら、2体に悪いよ」と副会長が苦笑した。

「舐めるように見てたわね」と総長が苦笑した。

「普通に、上から下へ見たんやけどな」と会長が苦笑した。

「あのー、気にしてないですからね」とシルネムが頷いた。

「俺もですよ」とウォンが頷いた。

「シルネムさん、ウォンさんは優しいなあ」と会長が腕組みした。

「一番年上の会長なんやからさ、呼び捨てでオッケーよね?」と総長がシルネム、ウォンに視線を向けた。

「いくらなんでも呼び捨ては、あかんで。役職名である総長とかならオッケーかも知れないがな」と会長が苦笑した。

「言われてみればそうよね。」と総長が腕組みした。

「まあ俺は、呼び捨てだろうがそうじゃない呼び名だろうが、どちらでも構わないですよ」とシルネムが腕組みした。

「その通り。呼びやすいので構わないですよ」とウォンが腕組みした。

「おー」と他のエレッポは感心した。

「一番年下ですし、役職に就いてない俺たちは、どう呼ばれようと、気にしないですよ。なっシルネム」とウォンが頷いた。

「そうですね。名前さえ間違わなければね」とシルネムが頷いた。「そういえば、ウォンさんとシルネムさん以外は、役職名で呼んでますね」とコロニー研究員が頷いた。

「確かに、そうですね。」とノーム研究員が頷いた。

「確かにね。名前で呼ぶのは、ウォンさんとシルネムさんやね」と副所長が腕組みした。

「そうやな。っていうか、新年の挨拶無いなあ」と所長が苦笑した。

「確かに」と副会長、会長が同時に呟いた。

「しゃーないわよ、時の流れがおかしく成ったやもん」と総長が腕組みした。

他のエレッポは、無言のまま頷いた。

「受刑者からも来てないな」と会長が腕組みした。

「確かに、進展ないんやな」と副会長が苦笑した。

「そうですね。時の流れがおかしくなり、相変わらず太陽の位置も真上から変わりませんしね。」と所長が、外の景色を見詰めた。

「あら本当ね。太陽の位置変化ないわね」と副所長が苦笑した。

「何故、太陽の位置が変化しないのかな?」とノーム研究員が首を傾げた。

「ノームとのバランスが崩れたから、地球の公転、自転が狂ったのかも」とコロニー研究員が腕組みした。

「地球の公転、自転がね。有り得るなあ。」とシルネムが頷いた。

「そうやな、太陽の位置が変わらない。尚且つ時の流れが狂うとなるね」とウォンが腕組みした。

「地球の公転や自転か、成る程ね。有り得るわね。時の流れがおかしく成ったんは、それが遅くなってるっていう事やね。」と総長が、真面目な顔して腕組みした。

「おー、総長が珍しく難しい話しとるわ」と会長が腕組みした。

「あたしだって、それくらい知ってるわよ」と総長が腕組みしたまま足を組んだ。

「おー流石、我が娘やな。俺にてさ、物知りやな。」と会長が腕組みし頷いた。

「まあ、所長さんの博学知識には、負けるわよ、私たち父娘はさ」と総長が頷いた。

「確かにね、所長さんの博学知識には、関心やわ」と副会長が頷いた。

「博学何かな?私の知識ってさ」と所長が首を傾げた。

「勿論」と総長、会長、副会長が同時に呟いた。

「これも、ノームに来た地球人のお陰ですよ。その人達からの情報もあるし、自ら調べた物も有るしね」と所長がどや顔した。

「所長のどや顔は、やっぱ、似合わん」と副所長が苦笑した。

「なんでやねん、どや顔も似合うと思うで」と所長が苦笑した。

「似合わん、似合わん」と副所長が手を横に振った。

「そんな否定的な手の振り方せんでもさ」と会長が腕組みした。

「そうですよね。」と所長が苦笑した。

「まあどや顔は、似合わんと思うで、誰でも」と副会長が苦笑した。

「ですよね、副会長さん。どや顔は、あまりしない方が良いわよね」と副所長が腕組みした。

「そうやな」と副会長が呟いた。

「どや顔の表情は、自分で見れないからな」と所長が苦笑した。

他のエレッポは

「確かに」と呟いた。

場所は船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、朝6時やろ?"と上司らしき地球人が叫んだ。

"それが、まだ1秒前なんですよ。何かそこから動かないんですよ。時間が"と椅子に座った地球人が振り向き、苦笑した。

"何やて?時間が止まったままかいな。そのうち動くやろ。今のうちに、新年の挨拶準備しとけよ"

"そのうち動くんですかね?新年の挨拶は、バッチリ準備オッケーです"

"そうや。動くまで待機や"

"了解です"

『何やて。1秒前から動かないって?しかも動くまで待機やて。そんなアホな』と心中、苦笑した。

アッケが周辺を見渡していると

"おい、何時に成ると新年の挨拶するんや?"

"そろそろしても良いんちゃうの?"

"ほんまやな"

"全くや"

『地球人、二人がぼやいてるわ。何か1秒前から動かないらしいってさ』と心中、苦笑した。

ブーカックが周辺を見渡していると

『船長らしき地球人が右往左往してるのみで、変わりはない。って思ったら、1秒前から動かないって、もー』と心中、苦笑した。

フルモが椅子に座った地球人の様子を見詰めていると

"あー"と突然叫んだので、

『何や何や、ビックリした。急に叫ぶな』

"どないしたんや?突然叫んで"と上司らしき地球人が立ち上がり腕組みした。

"時間の更新ボタンを押し忘れてた"

"えー、っていう事は、もう朝6時に成ったって事やね"

"はい、そうかも知れないです"

"まあそこは、我々しか時間が知らないことやから上手いことやるんや"

"はい、更新ボタン押しました"

"よし、これで新年の挨拶出来るわ。で音域ダイヤル設定値は、特別最大値か?"

"はい、その通りです"

"オッケー"と上司らしき地球人は呟き、頷いた。

『何、更新ボタン押し忘れてたって』と心中、苦笑した。

アッケが先ほどぼやいていた地球人を見詰めていると

『うん?更新ボタン押し忘れてたっていう内容が来たけど、1秒前から動かないのと関係有るんかな』と心中、首を傾げた。

ブーカックが船長らしき地球人を見詰めていると

『なんや更新ボタン押し忘れてたって言うのはさ。アッケさんも言ってた通り、1秒前から動かないって事と関係有るんかな』と心中、苦笑した。

場所専用船船内

「何やて、1秒前から動かないって。更新ボタン押し忘れてたって。ひょっしたら時の流れの更新ボタンかしら?」と総長が腕組みした。

「更新ボタンと1秒前から動かないっていう内容は、恐らく関連性が有るかもね」と会長が腕組みした。

「そうですよね。そのボタンを押し忘れたから、新年の挨拶やクラシックが無いんやな」と副会長が腕組みした。

「ですよね、2つの内容を結ぶと、繋がります」と所長が頷いた。

「早く更新ボタン押せ~」と副所長が苦笑した。

「そうですよね。それにしても、更新ボタンを押す役目の地球人っておっちょこちょいですよね」とノーム研究員が苦笑した。

「おっちょこちょいって言うよりかは、敢えて押さなかったような気がするけどな」とコロニー研究員が苦笑した。

「直ぐに押さないという事は、やっぱ焦らしてるのかな」とシルネムが苦笑した。

「どうだろね。焦らしてる線が正しいかもね。直ぐにしないって事はさ」とウォンが苦笑した。

「焦らし作戦よ。もー」と総長が腕組みした。

「怒ってる割には、顔は笑ってるぞ。不気味やで」と会長が腕組みした。

「地球人の行動力に、笑うしか無いわ」と総長が呆れた表情を浮かべた。

「確かに、笑うしか無いわ」と会長が苦笑した。

「どうでもいいけど、早くボタン押してくれないかな」と総長が苦笑した。

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、更新ボタン押したあと、変化有ったか?"と上司らしき地球人が叫んだ。

"ボタン押したのに変化無いです"と椅子に座った地球人が苦笑した。

"えー、時間更新無いんかい"

"はい、そうなのですよ"

"まあ良いわ、新年の挨拶練習しときクラシック流す前にさ"

"了解です"と椅子に座った地球人が頷き、原稿用紙を眺めた。

『えー、更新ボタン押したのに変化無いんかいな。新年の挨拶練習しときって何回やらんすや』と心中、苦笑した。

アッケが周辺を見渡していると

『これと言って変化はないね。おっちょこちょいの地球人が更新ボタン押したのに変化無いんかいな。どないしたんや?』と心中、苦笑した。

ブーカックが周辺を見渡していると

『相変わらず船長らしき地球人は無言のまま右往左往してるな。何やて?更新ボタン押したのに変化無いって?んな阿保な事が有るか』と心中、苦笑しつつ突っ込んだ。

場所専用船船内

「えー、更新ボタン押したのに変化無いって?」と総長が椅子を倒す勢いで、立ち上がり、驚いた。

椅子が倒れる音が、船内に響き渡り、ビックリした様子で会長以外の他のエレッポは、無言のまま総長を見詰めた。

「総長よ、驚きすぎや。椅子を勢い良く倒してからにさ」と会長が苦笑した。

「えっ椅子を倒した?」と総長が首を傾げた。

「ほれ、後ろ見てみ?」と会長が指差した。

「あーほんまやわ。でその倒した音が船内に響き渡り、他のエレッポはビックリした訳ね?」と総長が苦笑した。

「そう言う事や」と会長が腕組みした。

「皆、ごめんなさいね」と総長が謝罪した。

「はぁーい」と会長以外の他のエレッポは右手を挙げた。

総長は倒れた椅子を起こした。

「それにしても更新ボタン押したのに変化無いってどういう事やろ」と副会長が腕組みした。

「更新ボタン押したつもりが他のボタン押したんちゃうか?」と会長が苦笑した。

「考えられるかもね。地球人っておっちょこちょいのところ有るからさ」と副会長が腕組みした。

「それか、他のモニターと勘違いした可能性も有るかも知れないですよね」と所長が苦笑した。

「えー、そんな事あり得るかしら?でもモニターだらけならあり得るわね」と副所長が顎に手を置き、頷いた。

総長、会長、副会長、所長の四体は腕組みし

「有り得るかも」と呟き、頷いた。

「更新ボタンを押す役目の地球人って緊張感を持たずしてるんやね」とノーム研究員が苦笑した。

「確かに緊張感が無いように思われますね。だけど周りの地球人も緊張感が無いのかも知れないね」とコロニー研究員が苦笑した。

「その地球人が緊張感を持たず職務遂行してるのは、トップが原因かも」とシルネムが苦笑した。

「確かにな。トップが緊張感を持たず職務遂行したら、周りは持てないかもね。まあ持つ持たないは、己自身の気持ちやね」とウォンが腕組みした。

「まあ何れにせよ、新年の挨拶やクラシックを流すと言う職務遂行し、ノームに居る地球人を救い出したいのよ、私はさ」と総長が静かに立ち上がり、腕組みした。

「そうやな。地球人の職務遂行は、挨拶とクラシックや。で我々エレッポの任務遂行は、ノームに居る地球人救出と地球人の悪心を引き出し、間接的地球大変動を起こす事や。」と会長が腕組みし、景色を見詰めた。

「そうよ。地球人が早くしてくれないから、地球大変動なかなか出来やしないのよ」と総長が立ったまま腕組みした。

「そうやな。そろそろ受刑者からの内容が来るやろ。っていうか新年の挨拶やったら地球全域的に流れるから分かるな」と会長が腕組みした。

「そういや、音域ダイヤル設定値を特別最大値にしてるから、ちょっぴり五月蝿いかもな」と副会長が苦笑した。

「特別最大値ってどんな音量何だろうね」と所長が苦笑した。

「特別最大値っていうぐらいやからさ、ノーム迄、行き渡らせるのかな?」と副所長が腕組みした。

「ノームまで行き渡るかな」とノーム研究員が苦笑した。

「まあ、コロニーが無事なら行き渡るでしょう」とコロニー研究員が苦笑した。

「特別最大値か。どんな音量なんやろな、ウォン」とシルネムが腕組みした。

「はっきり言えるのは、五月蝿いって事や」とウォンが苦笑した。

その内容に他のエレッポは

「確かに」と呟き、頷いた。

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

『うーん、新年の挨拶は、一向にする気無いなあ。だって生真面目に原稿を読んでるしな』と心中、苦笑した。

アッケが周辺を見渡していると

『何も変化無いわ。って思ってたら、まだ挨拶しないんかい。生真面目に原稿を読んでるって、はよう新年の挨拶せ』と心中、苦笑した。

ブーカックが周辺を見渡していると

『右往左往してばかりで何時成ると、落ち着くんや、この船長らしき地球人はよ。って未だかいな、新年の挨拶しないで原稿を読んでるんかいな。』と心中、苦笑した。

場所専用船船内

「えー、未だなんや。原稿を読んでるって内容が来たけど、それを見ながら出来るんちゃうの」と会長が腕組みし苦笑した。

「未だ原稿を読んでるって、焦れったい」と総長が苦笑した。

「全くやな」と会長が呟いた。

「全く何時に成ると新年の挨拶するのかしらね」と総長が首を傾げた。

「ほんまやわ」と会長、副会長が呟き、頷いた。

「ところで、更新ボタン押したのに変化ないって言ってたけどどないなったんやろ」と所長が腕組みした。

「だよね、変化無いのかな」と副所長が苦笑した。

「何か機械のトラブルとかかな?」とノーム研究員が腕組みし、頷いた。

「そうかも知れないね。機械のトラブルしかないよね」とコロニー研究員が苦笑した。

「機械のトラブルって言うより、地球に降り注ぐ宇宙電波が弱まった影響かも知れない。尚且つ地球の自転も弱まった影響が出てるのかも知らんな。なっウォン」とシルネムが腕組みし、頷いた。

「そうかもな。それしか無いなあ。自転も弱まったみたいやし、それに太陽も少しずつ接近し大きくなったみたいやしな、シルネムよ」とウォンが腕組みし、景色を見詰めた。

「そういや、太陽がでかく成ってるわ。ノームとの引力が弱まったせいやな」とシルネムが苦笑した。

「絶対にそうですよ」とコロニー研究員が頷いた。

「ならノームの現状が気になりますね。」とノーム研究員が苦笑した。

「そういやそうよね。私だけかと思ってたわ。太陽がでかく成ってるの。」と副所長が頷いた。

「太陽がでかく成ってるって事は、地球内で通信障害が発生している可能性が有り得るかも知れない。だから更新ボタン押したのに変化無いのかもね」と所長が腕組みした。

「ほんまやわ。位置は相変わらず変わらんな。」と副会長が苦笑した。

「位置は変化無しで、大きさのみ変化やな」と会長が太陽を見詰めた。

「通信障害ね。なら更新ボタン押しても最新の情報が入って来ないやん」と総長が苦笑した。

「だとしたら、新年の挨拶やクラシックが地球全域的に流れへんやんか」と会長が腕組みした。

「挨拶やクラシックは、通信障害と無関係な筈よ。あっ、挨拶は無線で通信するんやね。クラシックもかな?」と総長が苦笑した。

「多分、クラシックも無線で流すんやろな。どっかに受信機が有るんやろな」と会長が腕組みした。

「そうよね。」と総長が呟いた。

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、何か通信障害が発生したみたいけどそっちは大丈夫か?"と上司らしき地球人が立ち上がり叫んだ。

"大丈夫ではないんです。宇宙電波受信機のモニターとかの機器類が通信障害を発生してます"と椅子に座った地球人が振り返り苦笑した。

"そうか。もう少し様子を見て、駄目なら挨拶をしようか"

"はい。挨拶ぐらいやったら、有線マイクで出来ますから"

"そうやな"と上司らしき地球人が呟き、頷いた。

『新年の挨拶は、有線マイクでやるから大丈夫か。で機器類が通信障害を起こして要るんやな。』と心中、頷いた。

アッケが周辺を見渡していると

"何時に成ると新年の挨拶するや。っていうか私らを忘れとるんちゃうんか"

"全くや"

『愚痴不満だらけやな。何やて?通信障害やて。』と心中、苦笑した。

ブーカックが周辺を見渡していると

『船長らしき地球人は、何も喋らないな。右往左往してばかりでさ。って通信障害で有線マイクにて、新年の挨拶やて』と心中、苦笑した。

場所専用船船内

「やっぱ通信障害を起こしてるんや。挨拶は、有線マイクを使用するんや」と総長が腕組みした。

「そうか、挨拶は、有線マイクを使うんやな。」と会長が頷いた。

「クラシックも有線マイクかな?」と副会長が腕組みした。

「どうやろな」と会長が呟いた。

「通信障害を起こしてるんやから機器類は、あかんよね」と総長が苦笑した。

「確かに、通信障害発生時には、送受信の機器類が作動しないからね」と所長が頷いた。

「そうよね。機器類が作動しないよね。どうする気やろ」と副所長が苦笑した。

「クラシックも有線マイクを使用すると思われますね」とノーム研究員が頷いた。

「やっぱ有線よね。無線では、あかんからね」とコロニー研究員が頷いた。

「まあ通信障害が発生しとるんやから、有線マイクやろな、ウォン」とシルネムが腕組みした。

「まあ、そうやろ。挨拶が有線マイクやからクラシックもやろ」とウォンが腕組みした。

「でも通信障害やったら、有線マイクもあかんやろ?」と会長が苦笑した。

「その辺がわからんわ。どないやろか」と副会長が苦笑した。

「まあ無線による行為は、通信障害で不可かも知れないですが、有線なら可能性有りかも知れないですよ」と所長が腕組みした。

「っていう事は、無線より有線だと音域が限られるわね」と副所長が頷いた。

「成る程」と他のエレッポは、呟いた。

「あっ、だから音域ダイヤル設定値を特別最大値にしてるんですね。地下シェルタや船舶の地球人に聞こえるようにね。有線なら許容範囲が、限定されますしね。もしもの時に備えたんだね」とノーム研究員が腕組みし、頷いた。

「って事は、ノームに居られる地球人まで行き渡る事は無いのかもね。通信障害発生していなければ、コロニーまで響き渡ったのかな。」とコロニー研究員が首を傾げた。

「無線でもノームまでちと遠いと思いますよ。なっウォン」とシルネムが腕組みした。

「確かに地球とノームは、かなり離れてるからな。無線でも行き渡らないかも知れない」とウォンが腕組みした。

「そうよね。ノームと地球の間は、かなり有るわよね。その間の宇宙空間なら可能性有りかも知れないわね。」と総長が腕組みし、頷いた。

「地球との引力が弱まってるから遠く成ってるかもな。はたまた近くに成ってるかもな」と会長が苦笑した。

「ひょっとすると、ノームと地球が衝突って事に?」と副会長が苦笑した。

「いや其所までは行かないかも知れないですね。もしその様な事変が発生したなら、衝撃波が有りますからね。我々エレッポが乗ってます船舶にも揺れが発生致します」と所長が腕組みした。

「いまのところ、その様な事変は見られないね。」とノーム研究員が頷いた。

「って事は、ノームやコロニーは、一先ず安心やね」とコロニー研究員が頷いた。

「そやけどさ、早く新年の挨拶やクラシックを流さな、ノームと地球との間隔が迫って来るやろ。ノームに居る地球人救出計画を早くしたいよね」とシルネムが頷いた。

他のエレッポは無言のまま頷いた。

「確かにな。それと地球大変動計画もや。で位置は変わらずやけど大きさのみ変化してるしな」とウォンが太陽に視線を変えた。

「その通りよ。太陽が迫って来てるから早く間接的地球大変動計画したいのよ」と総長が立ち上がり腕組みした。

「そうやねん。二つの計画を早くしたいねん」と会長が苦笑した。

「まあ通信障害が落ち着かないと流さないんちゃう?」と副会長が腕組みした。

「確かに」と他のエレッポは腕組みし呟いた。 「気長に待ちましょう」と所長が頷いた。

「待つしか無いわね」と副所長が頷いた。

「気長に待っているけどね。これまで」とノーム研究員が苦笑した。

「まあね。何時に成るやら」とコロニー研究員が苦笑した。

「そういや、波が少なく成ったと思わんか?ウォン」とシルネムが景色を見詰めた。

「確かに、船舶周辺は、波が有るけど、浜辺とかは、無いね」とウォンが腕組みし景色を見詰めた。

他のエレッポも景色を見詰めた。

「ほんまやね」とモニター越しでは有るが、景色を見詰めた。

「波が少なく成ったのもノームとの引力が弱まったせいやな」と会長が浜辺を見詰めた。

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"おーい、そろそろ原稿を読み上げるって思ったが、観測データを見たら、波が減少し始めてるぞ"

"えー波が減少ってやっぱり、月との引力が弱まったからですか?"

"そうや、干潮や満潮も無くなりつつあるらしいぞ"

"潮の満ち引きもですか。"

"そうや。やから原稿を読み上げるのは、一寸待った"と上司らしき地球人が立ち上がり腕組みした。

"了解"と椅子に座った地球人が呟き、頷いた。

『干潮や満潮も無くなりつつあるんや。大変やな』と心中、頷いた。

アッケが周辺を見渡していると

『潮の満ち引きや波が減少したって内容来たけど、地下シェルタの様子を見ている俺は、分からへんけどさ。まあ地下シェルタに居る地球人は、変化無いで』と心中、苦笑した。

ブーカックが周辺を見渡していると

"何か船の揺れが少なく成ったで、何でや。"と船長らしき地球人が外を見詰め

"波が無いやんか。道理で揺れが無いはずやわ"と苦笑した。

『波が減少か。これも天然の地球大変動やな』と心中、頷いた。

場所専用船船内

「波だけではなく潮の満ち引きも無くなりつつあるんやね」と総長が受刑者の内容を聞き、頷いた。

「っていう事は、満潮、干潮が減少したんやな」と会長が景色を見詰めた。

「波の観測データを観てたんやね。うん?通信障害やのにデータ受信されたんやね。」と副会長が腕組みし苦笑した。

「少しずつ通信が回復してるって事ですね。」と所長が腕組みした。

「っていう事は、新年の挨拶、そろそろかしらね」と副所長が頷いた。

「ですよね。通信が回復してるかどうか、確かめたんだね」とノーム研究員が頷いた。

「っていうかこっちが大変動起こす前に、色々な事が起きてますね」とコロニー研究員が頷いた。

「ですよね。先ずは、ノームとの引力が弱まり、時の流れが狂い、潮の満ち引きや波が少なくなり、太陽が沈まぬ現象やね」とシルネムが腕組みし、周辺を見渡した。

「スゲー天然の地球大変動をまとめて言ったな。あっ回復傾向に有るが、通信障害もやで」とウォンがシルネムの肩に手を置いた。

「あっほんまや」とシルネムが呟き、頷いた。

「やっぱ若さやわ。記憶力がスゲーわ」と会長が感心し腕組みした。

「確かに、記憶力良いわね。全部言えるなんて。シルネムさん、ウォンさん素晴らしい」と総長が立ち上がり拍手した。

「皆さんもお若いですよ」とシルネムが頷いた。

「そうですよ」とウォンが呟き、腕組みした。

「いや、私は若く無いで~」と会長が苦笑した。

「確かに、会長は若くないわね」と総長が苦笑した。

「まあ気持ちはお若いですよ、会長さんは」と副会長が頷いた。

「気持ちは、若いわね」と総長が頷いた。

「褒めてるのか、貶してるのかどっちやねん。ったくもー」と会長が苦笑した。

「そりゃ~勿論、両方やん」と総長が頷いた。

「私は、褒めてます」と副会長が頷いた。

「私と会長は、父娘から、両方オッケーやもん」と総長が立ち上がり腕組みした。

「ったくもー、親しき仲にも礼儀ありって知らんのかいな。」と会長が苦笑した。

「確かにいくら、父娘とは言えね。親しき仲にも礼儀ありやね」と副会長が頷いた。

「エライ悪う御座いましたわね。礼儀が無くてさ」と総長がむすっとして腕組みした。

「いや、そんな不貞腐れんでも構わんで。ちょいと突っ込んだだけやで。暇やからさ」と会長が頷いた。

「分かってますよ。あたしも暇やから、突っ込んだのよ」と総長が頷いた。

「成る程な」と会長が呟き、頷いた。

「そうなのよ」と総長は呟き、頷いた。

「さて、そろそろ新年の挨拶、クラシック流れるかな?」と副会長が景色を見詰めた。

「さらっと話題を変えたわね。副会長さん」と総長は腕組みした。

「ほんまやな。でも変えて良かったよ、話題をさ。そろそろやろ、挨拶、クラシックは」と会長が景色を見詰めた。

「早くしてもらいたいわ。」と総長が苦笑した。

「ほんまや」と会長、副会長が呟き、腕組みした。

「まあ通信障害から改善されつつありますから、間も無くでしょう」と所長が頷いた。

「どこまで改善されたのか、知りたいんやけど」と副所長が苦笑した。

「観測データ受信されてますから、送信もそろそろですよね」とノーム研究員が頷いた。

「まあ、受信可能でも送信は不可の場合有りやから」とコロニー研究員が頷いた。

「試しにアナウンスしたら、良いのにな。あっ時の流れを受信してないんやね」とシルネムが頷いた。

「そうかもな。アナウンスするタイミングを見計らっているんやろな」とウォンが頷いた。

「タイミングね、そうかも知れんな」と会長が景色を見詰めた。

「今がそのタイミングよ」と総長が苦笑した。

「だよな。タイミング外してばっかりやな」と副会長が苦笑した。

「まあ、タイミング外しは、時の流れが狂ってるからでしょう」と所長が苦笑した。

「私の考えは、時の流れが狂う狂わない関係無く、タイミングが悪いって思いますよ」と副所長が腕組みし、頷いた。

「確かにな」と会長、副会長が呟き、腕組みした。

「タイミングが悪いってもんじゃないわよ。態とよ、絶対に」と総長が腕組みした。

「有り得る」と所長、副所長が呟き、腕組みした。

「態とタイミング外してるのか。」とノーム研究員が腕組みした。

「成る程です」とコロニー研究員が呟き、頷いた。

「皆の仰る通りですよね。タイミングを態と外しているに違いない。時の流れが分からぬのなら適当に、アナウンスすれば良いものをさ」とシルネムが腕組みした。

「そうやな、適当にすれば良いものやな。」とウォンが苦笑し頷いた。

「全くや」と他のエレッポは呟き、頷いた。

「通信障害は、回復してるやろう、いくらなんでも」と会長が景色を見詰めた。

「そうやな、してるでしょう」と副会長が腕組みした。

「私の予感やと、そろそろアナウンスが有るはずよ」と総長が苦笑した。

「その予感当たるんか?」と会長が腕組みし苦笑した。

「分からんわよ」と総長が呟き、苦笑した。

「なんやて、分からんやて」と会長が呟き、苦笑した。

場所船舶格納庫エリア

『何時に成るとアナウンスするんや』と心中、フルモが周辺を見渡していると

"おーい、原稿を読み上げる準備は、オッケーか"と上司らしき地球人が立ち上がり腕を振った。

"はい、何時でもオッケーです"と椅子に座った地球人が振り返り頷いた。

"よし、通信障害も回復してる見たいやしな"

"そうですよね"

"ほんまやな。さて、アナウンス開始やな"と上司らしき地球人が座った。

"はい"と椅子に座った地球人が呟き、正面に戻った。

『よっしゃ、アナウンス開始やで、船内の皆』と心中、叫んだ。

アッケが周辺を見渡していると

"エライ遅いな、新年の挨拶"

"ほんまにな"

という内容の会話があちこちと飛び交い

『まあ文句の一つでも言わないとやってられんわな。まっ安心し、間も無くアナウンス開始や』と心中、頷いた。

ブーカックが周辺を見渡していると

『船長らしき地球人は、文句を言わないが、腕組みしたり、あちこち歩き回るばかりやしな』と心中、苦笑した。

場所専用船船内

「ほら、受刑者の内容が来たでしょ。あたしの予感当たるのよ」と総長が腕組みした。

「総長の予感は、地球人のアナウンスとちゃうんかいな?受刑者の内容受信の事かいな、ったくもー」と会長が腕組みした。

「まあまあ良いやんか。受信内容がアナウンス間も無くって事やからさ」と総長が苦笑した。

「上手いこと話を逸らしたな。確かにアナウンス間も無くって内容やったけどさ。」と会長が腕組みした。

「ほら、あたしの予感が当たったでしょう」と総長が腕組みした。

「確かに予感的中やけどさ」と会長が苦笑した。

「まっ総長さんは、アナウンスや受刑者の内容受信とか問わずにして、予感が鋭く冴えてるのは、間違いないですよ」と副会長が感心した。

「確かに、冴えてるのは、冴えてるけどさ」と会長が腕組み、首を傾げた。

「あら、何よ?」と総長が腕組みした。

「ちょいと違う様な気がするけど、まっいいか」と会長が苦笑した。

「諦めが早いわね」と総長が苦笑した。

「ダハハハ」と他のエレッポは苦笑し呟いた。

「ほら、他のエレッポが呆れて、開いた口が塞がらない状態になってるわよ、ったくもー」と総長が腕組みした。

「誰のせいや、ったくもー」と会長が腕組みした。

「さてと、そろそろアナウンス流れるかな?」と副会長が気まずい雰囲気から逃げるかのように、景色を見詰めた。

「ほら、副会長が呆れて、景色を見詰めたじゃないの?」と総長が苦笑した。

「ほんまや、いつの間に」と会長が苦笑した。

『気まずい雰囲気やから、私も景色を見詰めよ』と心中、所長が頷いた。

「今度は、所長が無言のまま景色を見詰めたわよ、もー」と総長が苦笑した。

「気まずい雰囲気やったからな」と会長が頷いた。

二体の研究員、シルネム、ウォンのエレッポは、無言のまま腕組みしていた。

「腕組みしてる四体のエレッポは、呆れ顔よ」と総長が苦笑した。

「ほんまやな」と会長が呟き、頷いた。 

「やっぱ地球の景色は、最高や」と副会長は自然災害が収束した大海原や山々を見詰めた。

『確かに噴火や地震は収束したが、太陽の位置や時の流れは変わらないか。』と心中、腕組みし景色を見詰め、

「そうですよね」と所長は、呟いた。

「ほんまやね、お美しいわ」と副所長が景色を見詰めて、腕組みした。

副所長の言葉に、他のエレッポは失笑した。

『うん?何か皆失笑してるけど、何か有ったんかな?』と心中、所長が景色から船内へと視線を変えた。

景色を見詰めてた副会長も、失笑の声に反応して、無言のまま振り返った。

「うん?何故、皆失笑してるん?」と副所長が首を傾げた。

副会長と所長は、景色に夢中で副所長の発した言葉を耳にしていないので首を傾げた。

「副所長らしくない発言をしたので、つい吹き出したのよ」と総長が頷いた。

「だよな。副会長、所長は景色を見詰めてたから聞いてないかもやけど」と会長が苦笑した。

「副所長らしくない発言ってどんな内容?」と副会長が首を傾げた。

「副所長らしくない発言ね」と所長が苦笑した。

「あたしは、普通に景色を見詰めて、感想を述べただけよ」と副所長が苦笑した。

「無意識で発言する内容が本来の性格って事でしょうね」とノーム研究員が頷いた。

「副所長は、気品があるからね」とコロニー研究員が頷いた。

「まっどちらにせよ、副所長さんは副所長さんですよ、なっウォン」とシルネムが腕組みした。

「その通り」とウォンが呟き頷いた。

「そうよね、あたしはあたしよね」と副所長が頷いた。

「副所長は、何を言ったんや?」と所長が首を傾げた。

「ほんまや、気になる」と副会長が頷いた。

「言っちゃっていい?」と総長が頷いた。

「是非とも教えて」と副会長、所長が頷いた。

「そんなら副所長からもう一度言った方が良いかもな」と会長が腕組みした。

「うーん確かね、景色を見詰めて、お美しいわって言ったと思うよ」と副所長が頷いた。

「確かに、お美しいわってあんま聞かないよな、副所長から」と所長が頷いた。

「確かに、丁寧語は、言ってないかも知れないけどもね。美しいっていう内容は、言ってるはずよ」と副所長が腕組みし、頷いた。

「そういや美しいっていう言葉、聞いたことある、副所長から」と所長が頷いた。

「地球の景色は、幾度か見たから、言ってるはずよ。」と総長が頷いた。

「そうなのよ、何度も何度も景色を見てるのよ。見飽きてないけどね」と副所長が苦笑した。

「地球の景色は、素晴らしいって事でさ、話題を変えないか?」と会長が腕組みした。

「賛成」と他のエレッポが呟き、片手を挙げた。

「あっそう言えば」と総長が突然、椅子から立ち上がった。

その光景に船内のエレッポは、驚いた。

「どないした?椅子から立ち上がってさ」と会長が腕組みした。

「アナウンスどないしたんやろって思ってね」と総長が頷いた。

「確かに、フルモからの内容やとアナウンス開始やって言ってたな」と会長が頷いた。

「でしょう。開始やって言うから待ってるのに、一向にせぇへんやん」と総長が腕組みし頷いた。

「確かに言ってたな。トラブル発生か、また」と会長が苦笑した。

「トラブル発生かもね。受刑者から何も来ないとなるとね」と総長が頷いた。

「通信障害かマイクの故障か、はたまた違うトラブルか」と会長が腕組みした。

「ひょっとしたら、波の観測とかしてるんちゃいます?満潮や干潮が減少とかやから」と副会長が頷いた。

「確かに、地球政府直轄のテレビ局やけど、地球観測所も兼ねてるからね。それにしてもや、アナウンスやクラシック流してから、しても良かろうにさ」と会長が苦笑した。

「ほんまよ、流してからでも遅くないで」と総長が腕組みした。

場所船舶格納庫エリア

『未だかな、アナウンス』と心中、フルモが周辺を見渡していると

"おーい、波の観測は、どないや?"と上司らしき地球人が立ち上がった。

"はい、これ以上は、悪化しないと思われます。ただ、良くも成らずです"と椅子に座った地球人が頷いた。

"現状維持って事やな"

"はい。ところでアナウンスは、何時しましょう?"

"そうやな、波が気になったから、アナウンスを後回ししたけど、そろそろやらなあかんやろ"

"ですよね"

"よし、開始や"

"了解"と椅子に座った地球人が正面に向き、原稿を取った。

『波の観測を先にしたんかいな。まあアナウンスした後、クラシック流したら、地上に上がるから、観測したんやな』と心中、頷いた。

『うーん、皆なかなかアナウンスせぇへんから、諦めムードが漂ってるな』と心中、アッケが周辺を見渡して苦笑してると

『うん?アナウンスより波の観測を優先やて。まあ確かに、アナウンスしたら此処に居てる地球人が地上に行くから、安全第一って事やな。』と心中、頷いた。

ブーカックが船長らしき地球人の行動を見詰めていると

『フルモ様、アッケさんからの内容が来たで。アナウンスより波の観測を先にね。確かに、船の揺れが無くなってるわ。』と心中、頷いた。

場所専用船船内

突然受刑者の内容が来たので

「うわぁ」と船内のエレッポは、驚いた。

「そんなに驚く事ないわよ、皆」と総長が苦笑した。

「だって、未だ来ないと思ったからさ、驚いたわ」と会長が苦笑した。

「いや内容が来るのが、遅いくらいよ。って今まで波の観測してたから、しゃーないけどさ。それにアナウンスやクラシック流したら、地上へと上がるから必要事項やね」と総長が腕組みした。

「成る程なぁ、それで遅う成ったんやな。受刑者の内容がな。っていう事は、今からアナウンスやな」と会長が腕組みした。

「すんなりアナウンスするかどうか、疑問符が頭を過ってますよ」と副会長が頷いた。

「言われて見るとその通りですよね」と所長が頷いた。

「そうなのよ、すんなりアナウンスすりゃいいのよ」と副所長が苦笑した。

「すんなり行く地球人とすんなり行かない地球人が居てますね」とノーム研究員が苦笑した。

「確かにね。フルモさんが窺ってる地球人はすんなり行かない地球人って事ですね」とコロニー研究員が苦笑した。

「地球人にも色んなのが居てるって事でしょうね」とシルネムが頷いた。

「確かにな、兄貴が窺ってる場所から、地球全域に発信されるのを、待ちわびてる地球人も居てるよね」とウォンが苦笑した。

「これ迄の受刑者からの内容を整理しますとね。アッケさんが窺ってる地下シェルターとブーカックさんが窺ってる船舶内の地球人は、すんなり行きたいが、フルモさんが窺ってる場所に居る地球人は、すんなり行かないって事やね」と総長が椅子から立ち上がった。

「確かに、アッケ受刑者やブーカック受刑者からの内容やと、なかなかアナウンスせーへんから待ち草臥れてる様子やったな、そういや」と会長が腕組みし、頷いた。

「それにブーカック受刑者が窺ってる船舶内の様子やと、船長らしき地球人が右往左往してばかりって内容やしな」と副会長が苦笑した。 

「そうですよね。そう言う内容ばかりでしたね。処でアナウンス未だかな?」と所長が景色を見詰めた。

「早くして欲しいわ」と副所長が苦笑した。

「確かに」と他のエレッポが頷いた。

「まあ、すんなり行かない地球人がアナウンスするんやからしゃーないわ。ワハハハ」と会長が高笑いした。

「ほんまに、すんなりアナウンスしてもらいたいもんやな」と副会長が頷いた。

「地下シェルターに居る地球人にしてみたら、忘れられてるって思ってるかもね」と所長が頷いた。

「本当よね。それに船長らしき地球人や乗組員も蚊帳の外って感じやしね」と副所長が苦笑した。

「確かフルモさんからの内容ですと、波の観測を先にしたって言ってましたね。あれは、言い訳かな?」とノーム研究員が苦笑した。

「真相は分からぬが、地下シェルターの地球人の為に波の観測をしたのか、それかアナウンスする気が初めから無いので、遅らすため波の観測って言い訳にしてるか、果たしてどちらなのかな」とコロニー研究員が苦笑し腕組みした。

「そうやね。私は、地下シェルターの地球人の為に、波の観測を先にしたって思いたいですねぇ」とシルネムが苦笑し、頷いた。

「皆様、地下シェルターの地球人の為に、アナウンスをなかなかしないって思いませんか?」とウォンが頷いた。

「そうよね。アナウンスし終えると、クラシックが流れ、地上へと上がり、新年の祝いをするもんね。」と総長が腕組みし、頷いた。

「確かにな、アナウンスせーへんって事は、何か有るんやな」と会長が景色を見詰めた。

「見た目は何とも無いけど、観測したデータから気になる箇所が有るんやな」と副会長が腕組みした。

「観測データから推察し、何かが気になる事が有ったのでは?例えば地震や噴火が再度発生するとか」と所長が景色を見詰めた。

「確かに、そうかもね。前兆となるデータが有ったのかもね。」と副所長が頷いた。

「波が減少したことにより、災害が誘発されるって事かな」とノーム研究員が苦笑した。

「波の減少ね。地震や噴火には、直接関係無い様な気もするが、海底のプランクトンに影響が有るかもね。」とコロニー研究員が腕組みした。

「確かに波が起きることにより、プランクトンが拡散されるからね。」とシルネムが頷いた。

「確かにね。地球の隅々まで行き渡るしな。っていう事は、今の状況下では、行き渡らないって事ですね」とウォンが頷いた。

「っていう事は、海洋生物も居ないって事かしら?」と総長が首を傾げた。

「確かに大型の海洋生物は、見当たらないな」と会長が景色を見詰めた。

「大型の海洋生物も海底の方へ避難したんかな。小型の海洋生物と一緒にさ。それか捕食したか」と副会長が苦笑した。

「まあ大型の海洋生物が小型の海洋生物を捕食するのは、自然界の掟ですからね。」と所長が頷いた。

「あっ分かった。」と副所長が叫んだ。

「どうしたのです?副所長」とノーム研究員、コロニー研究員が聞いた。

「なかなかアナウンスしないのかが。」と副所長が頷いた。

「副所長さん、その訳とは?」とシルネム、ウォンが同時に聞いた。

他のエレッポも無言のまま頷いた。

「それは、新年の祝いをする際に、出す海洋生物が無いからよ」と副所長が腕組みした。

「成る程」と他のエレッポは、呟き頷いた。

「それで、なかなかアナウンスしないのですね」とシルネムが頷いた。

「確かに、祝いの食事を用意出来ないとなるとね。確か備蓄している食料が有ったはずでは?」とウォンが頷いた。

「確かそんな内容を聞いたような気がするで」と会長が腕組みした。

「ひょっとしたらその備蓄分、食べ尽くしたとかでは?」と総長が苦笑し首を傾げた。

「まさか」と他のエレッポは苦笑し呟いた。

「いや、有り得るかもな。なかなかアナウンスしないって事はさ」と会長が腕組みした。

「確かに、言えてるね。備蓄分の食料が有れば、直ぐ様アナウンスするもんね」と副会長が苦笑した。

「そんな事は、考えたく無いけれど、一向にしないとなると、食べ尽くしたと思わないといけないですよね」と所長が腕組みし頷いた。

「食べ尽くしたっていう話しは、強ち間違い無いでしょ。なかなかしないんやから」と副所長が頷いた。

「そして変わりの食料品が無いから、困ってるって訳やね」とノーム研究員が苦笑した。

「変わりの海洋生物、陸地生物見渡す限り居ないもんね。」とコロニー研究員が景色を見詰めた。

「確かに見渡す限り、見当たらないなぁ。ひょっとしたら動物たちを地下シェルターに避難させたのかも知れないね」とシルネムが頷いた。

「そーいや、植物たちも見当たらないけど、地下シェルターに移植したんかな?」とウォンが景色を見渡した。

「ほんまやね。動植物たちを災害から守るべく、何処かにやったんやね」と総長がモニターを見詰めた。

「どれどれ」と会長が景色を見詰めた。

他のエレッポも、会長の後を追い、景色を見詰めた。

場所船舶格納庫エリア

『うん?皆、慌ただしくモニター見ながら、何してるんや?クラシックや新年の挨拶はどないした?』と心中、フルモが苦笑した。

『なんやて、慌ただしくモニター見てるって。何のデータ見てるんや。早くアナウンスせよ』と心中、アッケが地下シェルターを見渡し、頷いた。

『何ですと、モニターを見てるって。何を見てはるんや。早くせな、船長らしき地球人がますます苛立つやん』と心中、ブーカックが苦笑した。

場所専用船船内

「モニター見てるって事は、新年の祝いに出す食材かな?」と総長が腕組みした。

「おまけに慌ただしくモニター見てるって事は、祝いに出す食材が無いから焦ってるんやな。だからアナウンスせーへんのやわ」と会長が腕組みした。

「アナウンスなかなかしない理由が、分かりましたね」と副会長が腕組みした。

「ですよね。っていう事は、本当に備蓄分の食材、食べ尽くしたとか?」と所長が苦笑した。

「慌ただしくって内容やからそうじゃないかな。あまりに旨すぎたから、ついつい食べてしまったかもね」と副所長が腕組みし苦笑した。

「まあ最初は味見やけどさ、新年の祝いに出す備蓄分を全部食うかね。」と会長が苦笑した。

「確かにそうですよね」とノーム研究員が頷いた。

「まあどちらせよ、アナウンスしてもらいたい。ノームに居てる地球人が気になる」とコロニー研究員が頷いた。

「そう言えば、アナウンスなかなかしないから、コロッと忘れてたけれど、ノームに居られる地球人を救出しないといけないよね」とシルネムが頷いた。

「あっそう言えば、確かにそうやな。ノームに居られる地球人やな、シルネム。ノーム面に置かれてるコロニー大丈夫かな?」とウォンが腕組みし首を傾げた。

「あっ確かに」とシルネム以外の他のエレッポも呟いた。

「ノームに置かれてるコロニーね。ノーム面が悪化していないなら大丈夫かな」とシルネムが頷いた。

「ノーム面が悪化してない事を祈るばかりやね」と総長が苦笑した。

「地球内が平穏無事なんやから大丈夫やで」と会長が腕組みした。

「確かに見渡す限り災害は、無くなり平穏無事やね。」と副会長が景色を見詰めた。

「地球内の動植物たちは、何処かに避難させたって思いたいね。見渡す限り見当たらないからね」と所長が景色を見詰めた。

「そうよね。見渡す限り見当たらないわね、絶対に避難させてるわよ」と副所長が頷いた。

「確かにないね」とノーム研究員、コロニー研究員が景色を見詰め頷いた。

「退屈やから、何処に避難させたか探そうか?」とシルネムがウォンを見詰めた。

「そうやな。時間潰しには、えぇかもな」とウォンが景色を見詰めた。

シルネムも続いて景色を見詰めた。

そんな二体の光景を無言のまま見詰め、頷いた。

『やっぱ、シルネムさんとウォンさんは、仲が良いなぁ。』と心中、総長は景色を見詰める二体に視線を向けた。

「ほんまにあの二体は、仲がえぇなあ。」と会長が腕組みした。

「動植物たちの避難先は、あの二体に任せよう」と副会長が頷いた。

「ならあたしも、動植物たちの避難先を探そうかな?」と総長がモニターを見詰めた。

「それなら、私は2970年からの8年間の地球の出来事を辿ってまとめてみるかな。クラシック、新年の挨拶や祝い風景をみたあと、皆に観てもらいやすいようにね」と所長がペレックスピャックンを行い、開始した。

「おっペレックスピャックン開始したわね。ならあたしは、所長の動作を見詰めるかな」と副所長が腕組みした。

「あらあたしも所長さんの行為と動植物たちの避難先を交互に見詰めますかね」と総長が苦笑した。

「総長さんって器用なんですね」とノーム研究員が感心した。

「そうですよね。交互に見詰めるってね」とコロニー研究員が感心した。

「おいウォン、所長さんがペレックスピャックンを開始したらしいぞ。2970年から昨年迄の8年間の地球の出来事をまとめるらしいわ」とシルネムが景色を見詰めながら腕組みした。

「そうらしいな。クラシックと新年の挨拶、そして祝い風景を見たあとに、分かりやすくするためらしいな」とウォンが景色を見詰めながら、頷いた。

『それにしても、動植物たちを何処に避難させたんや。見渡す限り見当たらへんやん』と心中、総長がモニターを見ながら苦笑した。

場所船舶格納庫エリア

フルモが慌ただしくモニターを見ている地球人を見詰めていると

"オーイ、新年の祝いに出す食材見付かったか?皆"と上司らしき地球人が立ち上がった。

"まだ見付かりません"と椅子に座った地球人が呟くと、他の地球人が首を横に振った。

"そうか、見付からんか。備蓄分の食材のみで構わんかな"

"そうですね。早く新年の祝いをしなくてはいけないですからね、仕方ないですね"

"せやな"と上司らしき地球人が呟き頷いた。

"でっ、もう少し探してみますね"

"せやな、頼むわ"と上司らしき地球人が座った。

"了解"と皆が叫び、再度、モニターを見詰めた。

『新年の祝いに出す食材を探してるんやな。で見付からんから、再度探すんや。備蓄分の食材は有るんやな』と心中、頷いた。

アッケが地下シェルター内を隈無く見渡していると

『なかなかクラシック流さへんと思ったら、新年の祝いに出す食材を探してるんやな』と心中、頷いた。

ブーカックが船長らしき地球人と室内を交互に見詰めていると

"何時に成ると、クラシック流すんや。それに新年の挨拶もや。遅すぎやで、いくらなんでも"とぶつぶつと文句を言いながら右往左往していた。

『まあな、ぶつぶつも言いたくなるわな。せやけどな、今必死に成って新年に出す食材探してるんやで。』と心中、頷いた。

場所専用船船内

「やっぱ、新年に出す食材を探してるんやな。備蓄分の食材は有るんやな。やっぱ新年の祝いやから特別なもんをって事やろな。」と会長が腕組みした。

「どうしても新年に新しい食材を出したいわけね」と総長が腕組みした。

「そうらしいな。備蓄分の食材のみでも、構わん様な気がするけどな」と会長が腕組みした。

「確かにそうですよね。備蓄分の食材のみでもね。」と副会長が苦笑した。

『成る程なぁ。備蓄分の食材有るんや』と心中、所長は地球の過去のデータを調べていた。

「確か政府直轄の機関のはずよ、フルモさんが窺ってる場所。政府から避難させたって旨を聞いてないのかしらね」と副所長が腕組みし、首を傾げた。

「直轄ですよね。行き渡ったのに、忘れたか、行き渡って無いのか。どちらかな」とノーム研究員が腕組みした。

「食材探しで忘れたのかも知れんよ」とコロニー研究員が苦笑した。

「おいウォン、動植物たちの避難先は、有ったか?」とシルネムが見詰めた。

「それが何処に避難させたか、見当つかんわ」とウォンが腕組みした。

『そうなのよ。何処に避難させたか見当付かへんわ』と心中、総長はシルネム、ウォンの二体の会話を聴き、頷いた。

「先程から、チラチラと動植物たちの避難先をさ、見てるんやけど分からんわ」と会長が腕組みした。

「避難先が不明となると、災害で全滅したとも考慮されるな」と副会長が腕組みした。

『どれどれ、動植物たちの避難先は、何処なんや。地球の8年間の過去のデータより、優先的にやるか』と心中、所長は検索開始した。

「ですよね、避難先が見当たらないとなると、全滅したとしか考えられないよね。ね?」と副所長が二体の研究員に視線を向けた。

「確かに探しては、見てますけど、動植物たちを避難させた形跡は、無いから全滅したとしか考えられないかも」とノーム研究員が腕組みした。

「まあ、全滅したと思うしかないよね。これだけ探してるのに見当たらないとなるとね」とコロニー研究員が頷いた。

「皆の言う通り、全滅したのかな?ウォン」とシルネムが景色を見詰めた。

「そうやな。こんなけ探してるのに、見付からへんのやったら全滅やろ、シルネム」とウォンが景色を見詰めた。

「仮に全滅したとしてよ。何故、観測所兼テレビ局が新年に出す食材を探してるんや?」と総長が腕組みした。

「まさにそこやねん。っていう事はや、全滅してないって事やろ。空中やから探しやすいんちゃうの。カメラとかでさ」と会長が腕組みした。

「やっぱ、地球の何処かに避難させたんやな。」と副会長が腕組みした。

「それやったら地球政府が管理してるやろ。勝手に食材には出来へんで」と会長が腕組みした。

「観測所兼テレビ局は政府直轄機関よ。何かしら連絡あり、探してるんやわ」と総長が腕組みした。

所長は無言のまま、画面を見詰めて、動植物たちを何処に避難させたかを検索し続けてる。

『成る程ね。地球の過去のデータより動植物たちの避難先を検索ね』と心中、副所長が所長の背後に回った。

「コロニー研究員、また副所長が所長の背後に回り、盗み見してるやん」とノーム研究員が苦笑した。

「ほんまやな。何を盗み見してるんやろ。過去のデータの内容かな?確か所長が言ってたよね」とコロニー研究員が頷いた。

「そうやな、たぶんその内容やろ」とノーム研究員が頷いた。

「せやな」とコロニー研究員が呟き頷いた。

「なあ、シルネムよ、場所を変えて避難先、探すか?」とウォンが見詰めた。

「そうやな、変えるか」とシルネムが頷いた。

突然、シルネムとウォンが移動したので、所長以外の他のエレッポは、その動きを目で追った。

「シルネム、この辺でえぇやろ?」とウォンが頷いた。

「せやな、景色もさっきと違うしな。避難先を探すか」とシルネムが頷いた。

「せやな」とウォンが呟き、頷いた。

シルネムは無言のまま頷いた。

「そうか、同じ場所から観ても代わり映えしないから景色を変えて避難先を探すんやな」と会長が腕組みした。

「あっそれでシルネムさんとウォンさんが移動したのね。確かに同じ場所から観ても代わり映えしないわよね。私も変えようかしら」と総長がカメラのアングルを変えるためダイヤルをひねった。

「総長、カメラアングル変えてなかったんかいな、ちょくちょく変えな、あかんやん」と会長が苦笑した。

「悪かったわね。変えてなくて」と総長が苦笑した。 

「いい悪いは、関係ないけどさ。折角、360度変更できるんやからさ。見ないと損やで」と会長が腕組みした。

「そうやね、360度変更できるんやし、見ないと損やね」と総長が頷いた。

「そうやで、損やで。でどんな感じや?」と会長が腕組みした。

「えっ?どんな感じや?って何が?」と総長が首を傾げた。

「とぼけるな。カメラのアングル変えたんやろ?代わり映えしたんかって聞いてるんや?」と会長が頷いた。

「あっアングル変えたあとモニター観てないわ」と総長が苦笑した。

「もー」と会長が呟き、あきれ顔になった。

「わははわはは」と副会長が突然、大笑いした。

その笑い声で、

「どうしたんです?」と総長、会長以外のエレッポが副会長に視線を送った。

「そうよ、突然大笑いして」と総長が腕組みした。

「ほんまやで」と会長が腕組みした。

「いやいや父娘の会話を聴いてたら、可笑しくて可笑しくて、笑ってしまったわ」と副会長が腕組みした。

「私は、モニターに集中してたから聴いてないのです」と所長が頷いた。

「確かに面白いですよね」と副所長、ノーム研究員、コロニー研究員が頷いた。

「俺達も、動植物たちの避難先を探すのに夢中で聴いてないです」とシルネム、ウォンが頷いた。

「父娘の会話を聞いてたんは、副所長、二体の研究員か。やっぱおもろいよな?」と副会長が視線を向けた。

「はい、面白いです」と二体の研究員が頷いた。

「そうよね、面白いですわ」と副所長が頷いた。

「そんな面白いか、俺達の会話?」と会長が腕組みした。

「至って普通の会話をしてるんよ」と総長が腕組みした。

「その普通の会話が面白いんです」と副会長が頷いた。

「まぁ、会話をしてる自分達は分からんからな。」と会長が頷いた。

「そうよね、分からんわ」と総長が頷いた。

「そうですよ。聴いてる此方は、楽しいですから、気にしないで下さい」と副会長がお辞儀した。

他のエレッポも無言のままお辞儀した。

「有難う」と総長、会長は呟いた。

『さて、動植物たちを何処に避難させたかを調査しますかな』と心中、所長は一旦閉じたモニターを再度出すため、ペレックスピャックンを行った。

「よし、動植物たちの避難先を探すか、ウォン」とシルネムが頷いた。

「せやな、探すか」とウォンが頷いた。

三体の行動を他のエレッポは、無言のまま見詰めた。

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"オーイ、見付からへんか?新年の祝いに出す食材"と上司らしき地球人が叫んだ。

"はい、見付かりません。避難させた動植物たち以外は、居ないみたいです。"と椅子に座った地球人が振り返った。

"そうか、避難させた動植物たちを食材には、出来へんしな"

"ですよね、備蓄分の食材のみで、祝いにしましょう"

"せやな、諦めるか。新年の挨拶したあとでクラシックや"

"はい"

『どうやら、新年に出す食材探しは、諦めたか。新年の挨拶やクラシック準備に取り掛かるらしい。動植物たちの避難先を知ってるんやな』と心中、頷いた。

アッケが周辺を見渡していると

『皆、それぞれ寛いでるな。おっ新年に出す食材探しは、諦めたらしい。新年の挨拶やクラシック流す準備に取り掛かるらしい。』と心中、頷いた。

ブーカックが周辺を見渡していると

『船長らしき地球人、どうやら落ち着いてきたらしいな、先程までソワソワしてたのに。っていうか新年に出す食材探し諦めて、新年の挨拶とクラシック流す準備に取り掛かるんやね』と心中、頷いた。

場所専用船船内

「どうやら、新年に出す食材探しは、諦めたらしいな。で新年の挨拶、クラシック流す準備に取り掛かるらしいな」と会長が受刑者の内容をまとめた。

「っていう事はよ、そろそろ新年の挨拶ね。そしてクラシックが聴けるのね。」と総長がワクワクした表情を浮かべた。

「そうやね、ワクワクやの。早くノームに居てる地球人を救出せねば成らん」と副会長が腕組みした。

「あっそう言えば」と総長、会長が呟いた。

「あっ確かにそうですよね。なかなか新年の挨拶やクラシックしないから忘れてましたよ、副会長さん」と副所長が頷いた。

「今のノームの状況知りたいですね。悪化してるのか、現状維持なのか。」とノーム研究員が腕組みした。

「それにノーム面の状況により、コロニーにどんな影響を及ぼすかが心配ですね」とコロニー研究員が腕組みした。

「二体の研究員の言う通り、今のノームやノーム面が気になるな、ウォンよ」とシルネムが景色を見詰めながら頷いた。

「そうやな、二体の研究員の言う通りや。それにノームに居てる地球人の精神的、健康的が気になるわ。なっシルネム」とウォンが腕組みした。

「ほんまやな」とシルネムが呟き頷いた。

「まあ、地球内が落ち着きを取り戻したから、ノーム面の悪化は、無いと思うよ」と総長が腕組みした。

「確かに見渡す限り、災害が発生しとる箇所は無いな。」と会長が景色を見詰めた。

「確かにそうですよね。小康状態に成りましたもんね」と副会長が腕組みした。

『うーん、何処に避難させたんや。調べても出てこんわ』と心中、所長がモニターを見詰め、苦笑した。

『うん?動植物たちの避難先の情報が何も出てこんとは、どういう事よ』と心中、副所長が所長の背後に立ちに、顎に手を置いた。

「また副所長、所長の背後に回ったね、コロニー研究員」とノーム研究員が小声で話し掛けた。

「そうだね。副所長も好きですね、盗み見するの」とコロニー研究員が苦笑した。

「全くね」とノーム研究員が呟き頷いた。

「何処に避難させたか、分かったか?ウォンよ」とシルネムが腕組みした。

「いや分からん。それらしいのが見当たらないわ」とウォンが腕組みした。

「どうやら、シルネムさんとウォンさん、何処に避難させたかを探してはるけど、見当たらないみいやね」と総長が頷いた。

「ほんま、何処に避難させたんや、地球政府」と会長が腕組みした。

「ほんまにね」と総長が呟き、腕組みした。

「さて、そろそろ新年の挨拶が有っても良さそうやけどもどない?総長」と会長が見詰めた。

「んな事、あたしが知るわけ無いでしょ」と総長が苦笑した。

「だよな」と会長が呟いた。

「そうよ」と総長が頷いた。

場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"どうや、備蓄分の食材、投下の準備満タンか?"と上司らしき地球人が叫んだ。

"はい、何時でも投下できます。新年の挨拶も何時でも可能です"と椅子に座った地球人が振り返った。

"クラシック流す準備は、俺がしとくから。君は再度、原稿読み直せ"と上司らしき地球人が音域ダイヤル設定値を特別最大値にしてるかどうか確認した。

"了解"と椅子に座った地球人が原稿らしき紙を持ち黙読した。

『成る程、備蓄分投下の準備満タンか。新年の挨拶の原稿読み直せって何回、読ますんや、全く』と心中、呆れた。

アッケが周辺を見渡していると

『備蓄分の投下の準備満タンなんやね。新年の挨拶の原稿を読み直せってか』と心中、頷いた。

ブーカックが周辺を見渡していると

『まっ船長らしき地球人は、落ち着きを継続中やし、代わり映え無し。備蓄分投下の準備満タンで新年の挨拶の原稿読み直しときたか。』と心中、頷いた。

場所専用船船内

「どうやら備蓄分投下の準備満タンらしいな。新年の挨拶の原稿読み直しらしいわ。っていう事は、暫くすると挨拶って事や。その後、クラシック。で新年の祝いやな」と会長が受刑者の内容をまとめた。

「ほんま早ようしてや。新年の挨拶、クラシック流し、備蓄分投下や新年祝いを。ほんでノームに居る地球人、早よう救いたいんや。」と総長が椅子から立ち上がりガッツポーズした。

「ですよね、早くして欲しいよね。挨拶、クラシック、備蓄分投下、祝いをさ」と副会長が腕組みした。

「備蓄分投下の場所って何処にするんですかね?」と所長が突然喋り始めたので他のエレッポは驚いた。

その中で一番驚いたのが

「うわぁ所長、いきなり喋らないでよ。モニター見てたと思ったのに」と後ろに居た副所長だった。

「だって何処に避難させたか分からんから諦めたし、副所長が真後ろに居るの気付いてたから驚かすつもりやったし」と所長が意味深な笑みを浮かべた。

「何故、分かったのよ。無言のまま背後に回ったのによ。」と副所長が苦笑した。

「だって副所長の鼻息が荒いもん」と所長が苦笑した。

「そんなに鼻息荒くしてた?」と副所長が苦笑した。

「何を見て鼻息荒くしたんかなって思うぐらいやったぞ。」と所長が首を傾げた。

ノーム研究員、コロニー研究員が無言のまま苦笑した。

「至って普通に観てたよ。あたし」と副所長が腕組みした。

「副所長よ、観てないから鼻息が荒いんやで。」と所長が苦笑した。

「そんな~」と副所長が呟いた。

「ウォンよ、確かに備蓄分投下の場所って何処やろ」とシルネムが腕組みした。

「ほんまやな、見渡す限り、そんな場所無いやん」とウォンが腕組みした。

「まっ、何を見て興奮しようが副所長の勝手やしな」と所長が頷いた。

「でしょ。それに知らん内容を観ると興奮するのよ」と副所長が苦笑した。

「あ~それで、鼻息が荒いんやな」と所長が頷いた。

「てへへ」と副所長が舌を出した。

所長は無言のまま苦笑した。

無言のまま、まるで夫婦の会話の様に他のエレッポは、聞いていた。

「あっ副所長が舌を出して、誤魔化したわ」と総長が苦笑した。

「まあ、その姿を観ても憎めないっていうのがまた、可愛いもんや」と会長が腕組みした。

「あら、私の方が可愛くてよ」と総長が腕組みし、足を組んだ。

「ハイハイ、可愛い可愛い」と会長が投げ槍な返事をした。

「そんな投げ槍な返事をしてなくてもさ」と総長がムスッとした。

「娘は可愛いもんや。逆に可愛くないって思っとる親が何処に居るんや、全く」と会長が腕組みした。

「確かにそうやけども、返事の仕方がさ。どうもね」と総長が苦笑した。

「所長と副所長の会話、総長と会長の会話を聴いてると退屈しないわ」と副会長が頷いた。

「確かに、会長さんと総長さんの会話は、飽きないですね」と所長が頷いた。

「あら、所長さんと副所長さんの会話も飽きないわよ」と総長が腕組みした。

「確かに」と会長、副会長が同時に呟いた。

「私たちの会話って面白いんかな?」と所長が苦笑した。

「至って普通に会話してるわよ」と副所長が苦笑した。

「総長さんと会長さんの会話は、父娘ですから面白いのは勿論です。そして所長と副所長の会話は、周りからみたら夫婦の会話みたいで面白いですよ」とノーム研究員が腕組みした。

「ノーム研究員の言う通り。4体の会話は、飽きないので、退屈しないのですよ」とコロニー研究員が満面の笑みを浮かべ、頷いた。

「確かに、4体の会話を聴いてると退屈しのぎになるな、ウォン」とシルネムが腕組みした。

「ほんまやな。面白味が有るからな」とウォンが頷いた。

「ほんなら、ノーム研究員とコロニー研究員の会話、ウォンとシルネムの会話も面白味が有るってもんやで、なっ総長、副会長よ」と会長が腕組みした。

「そうですね、それぞれに面白味が有ると言うことで宜しいね」と副会長が腕組みした。

「そうやね、個性豊かなエレッポや。差し詰め、副会長は、まとめ役やね」と総長が腕組みし、頷いた。

「そうやな、副会長はまとめ役や。総長とワシの会話のな」と会長が頷いた。

「確かにね、私と会長の会話をまとめるもんね」と総長が頷いた。

「まあね」と副会長が呟き、頷いた。

総長が無言のまま頷いた。

「そんでもって所長はんは、エレッポの頭脳役やな」と会長が腕組みし、視線を向けた。

「その通り」と総長、副会長が呟き腕組みした。

「頭脳役、何かな?私」と所長が首を傾げた。

「うちの所員が助かってるから頭脳役よ」と副所長が頷いた。

「そうですね。知識豊富ですよね」とノーム研究員が頷いた。

「その通りです」とコロニー研究員が頷いた。

「まぁ、所長さんには、我々エレッポの能力の名前を考案してくれたしな、なっウォン」とシルネムが頷いた。

「ほんまや、能力の名付け親やし、エレッポの頭脳役やわ」とウォンが感心した。

「確かに、我々の能力に名前を付けたしな。それに地球人がノームにコロニーを置く前はさ、普通に月って呼んでたな。それをノームって名前、更には我々の呼び名をエレッポって付けたのも所長はんや。」と会長が感心した。

「あっ確かに、そう言われたらそうですね。所長さんは、あの頃から物知りでしたね」と副会長が腕組みして頷いた。

「ほんまやね」と総長、会長が呟き頷いた。

「まあ、地球人がノームにコロニーを置いたばっかりに、ノーム面が荒れたので、何時か仕返しと思いましてね。色々調べました」と所長が苦笑した。

「確かにあの頃の所長は、ひたすら色々調べもんしてたわよね。まあ今も調べもんしてるわよね、色々」と副所長が苦笑した。

「確かに」とノーム研究員、コロニー研究員が呟き頷いた。

「まあ、地球人に恨みを持ってるのは、エレッポ一同やな。早く仕返しと行きたいもんや」とシルネムが腕組みした。

「全くや。然しや、ノームに居る地球人は、別格や。救うんや、奴らをさ。見捨てられた地球人やからな」とウォンが頷いた。

「そうよ、ノームに居てる地球人を救うのよ。その前に、新年のアナウンスを聞かないとよ」と総長が苦笑した。

「早くして~」と船内のエレッポ一同呟いた。


場所船舶格納庫エリア

フルモが周辺を見渡していると

"オーイ、クラシック流す準備完了したで"と上司らしき地球人が立ち上がり叫んだ。

"こちらもアナウンス何時でもオッケーです"と椅子に座った地球人が振り返った。

"そうか。"と上司らしき地球人が呟いた。

『何時でもオッケーやったら、読めや』と心中、頷いた。

アッケが周辺を見渡していると

『変わった様子は、無いなぁ。うん?何時でもオッケーってなんや?それに読めって何をや?』と心中、苦笑した。

ブーカックが周辺を見渡していると

『船長らしき地球人も変わった様子は、無い。何時でもオッケーってなんや?で読めや?何を?まさか新年のアナウンスかな』と心中、頷いた。

場所専用船船内

「確かに、何時でもオッケーって何なのよ」と総長が受刑者の内容を聞き、苦笑した。

「ほんまや、何時でもオッケーってどんな意味やろ?」と会長が腕組みした。

「何時でもオッケーって内容やから多分、新年のアナウンスとかかな」と副会長が顎に手を置き、頷いた。

「確かにアナウンスかも知れませんね。クラシックは、その後ですしね」と所長が頷いた。

「って言う事は、フルモ受刑者が聞いた会話で、アナウンスが何時でもオッケーって内容やから、そう突っ込んだって事ね」と副所長が苦笑した。

「成る程です」とノーム研究員、コロニー研究員、シルネム、ウォンが同時に呟いた。

「ほんなら、アナウンス間近って事やね」と総長が腕組みした。


以下は未修正

2970年から九年間の地球各地では雨季が長引き大洪水、乾季が長引き大干ばつ

原因不明の大地震と大噴火が九年間の毎年発生

更に、ある地域では気温が高温になる大熱波、熱風が発生

気温が低温になる大寒波、寒風が九年間の毎年発生

それらの大災害から身を守るために地球政府は地下シェルターを計画する。地球政府の極秘命令で地下シェルターを設置した。

だが2979年1月には大災害が収束に向かい、地下シェルターに移した施設はそのままの状態にし、大災害で損害を受けた施設を修復し、地球人は勿論、動植物を地上に戻どし、平穏無事に生活を送っているらしいと言う内容を所長が ペレックスピャックンを使い調べた。そして地球政府はある装置を開発した。その装置は地震波測定送信装置と言うらしい。 で仕組みは地震波発生源を感知し地球全域に置かれている受信機に送信される仕組み。 開発した理由は地震が発生する前に感知し地球人は勿論、動植物を避難させるためらしい。

なら、2979年11月16日に再び地球内で大変動が起こそうではないかと総長や会長等が提案。

そこで所長がペレックスピャックンでミロガーブ「地球の3Dホログラムを参考し、研究開発した技術」を使いシミュレーションを行う。

先ずはノームの能力であるチャーガックンを使い、地球内部である内核まで浸透。内核が振動する事により外核も振動、更にはマントル、プレートや地殻まで振動が行き渡り地震が誘発されるらしい

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