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詩になりたかった何か。

命綱

作者: Noisy

 過去と今と未来とを繋ぐ、私の命綱。

 いくら(ねじ)れても、引いても、(ほど)けようとしても、決して切れることのない一筋の。

 手を離しても、私を繋ぎ留めていてくれている。


 でも擦り切れてきたなら、補強しなくちゃ。切れることはなくても、消耗はするから。

 心許なくなったら、一見弱くなったそれを不安が断ち切らんとするから。

 剥がれ落ちた過去の欠片を(さら)ったものでも、拾い損ねた記憶を寄せ集めたものでも、とにかく新しいものを接ぎ足さなくちゃ。


 かき集めたものを紡いで撚り合わせて、散っていった過去を補って、残った部分に接いで補強する。


 古くからあった芯はもう窺い知れないけれど、確かにずっとそこにあって、この命綱を支えているはずだと信じて。

 何度も継ぎ足した、剥がれては新しいものを矧いでいく記憶の断片が、その殆どを多い隠してしまっているけれど。

 それが今の私であり、今と過去とを伴って私を未来へと導く、私にしか判らない、道しるべ。

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