R学
俺の名前は、武。
高校一年生のどこにでもいそうなごく普通の人だ。
毎日、同じようなことの繰り返し。
そんな日々に僕は飽き飽きしていた。
武「はぁ…。今日も学校か。それに水曜日。土日まではまだ遠いな。」
そんなことを、今日も呟きながら登校だ。
?「おーい!武ー!」
コンビニから、俺の名前を呼ぶ声がした。
この子は、僕の幼なじみの茜だ。
幼稚園から小、中、高、と同じだ。
茜は、勉強はできるがちょっと、おバカな所がある。
普通に可愛いけど、恋愛対象として見たことは一度も無い。
武「お前がこんな時間に登校してるなんて珍しいな」
茜「アラームが鳴らなくてね!それで、ちょっと寝坊しちゃった;」
寝坊してこの時間かよ…w
茜「それより、武!数学の課題はちゃんとした?」
武「ちゃんとしました〜。数学の課題やらないとか、自殺に近いわ。」
会話で分かる通り、数学の先生は鬼だ。いや、悪魔だ。
どんな罰があるのかは、ご想像にお任せしよう。
それより、さっきから妙におかしい。
いつものこの時間帯なら、うちの高校の生徒が沢山登校しているはずなのに、生徒が目の届く範囲では、一人も見当たらない。
もしかして、今日は学校休みとか…。
茜が登校してるんだ。それは無いよな。
茜「さっきからキョロキョロしてどうしたの〜?」
武「いや、何でもないよ。そろそろ学校だね。」
茜「武!今日も学校頑張るぞ!えい、えい、おー!」
武「はいはい、おー。」
茜とは、駐輪場でお別れだ。クラスの棟が違うからだ。
茜「じゃあ、武。また昼休みね!」
武「おーう。」
茜は棟が近くていいな。こっちは、遠い上に4階まで階段で上がらないといけないのに。羨ましい。
そんなことを思いながら棟に入った。
武「…??どこだ…ここ…。」
確かに俺は自分のクラスがある棟に入ったはずだ。
だけど、あたりは草原が広がっている。
なんでだろう。なにかの間違いだ。
武「こんな施設あったっけな。」
戻ろうと後ろを向いた。だが、出入口がない。
武「…は?どうなってんの?」
?「知りたい?」
武「おー。人がいて良かった。ここ、どこか教えてくれない?」
?「何も知らないんだね。ここは3次元じゃないよ。」
武「どういうことだよ?」
?「簡単に言うと、私たちはゲームの世界に引きずられたんだよ。」
意味が分からない。この人は何を言ってるんだ。
ゲームの世界にリアルの人が入れるわけないだろ。
?「信じてない?まぁ、それも仕方ないよね。こっちにきて。」
武「分かった。」
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