はい、チーズっ!
「だぁーー!疲れたー!」
「お疲れさん」
「あー。やっぱり仕事の後はコーラだよなー!」
「そこはビールじゃねーのかよ」
「こどもびーる?」
「いやいや、普通のビール」
「えっ、だってアルコール無理なの知ってるじゃん、ちなみに皮膚にアルコール垂らしたら、むらさきいろになったよ」
「マジで返すの止めれ笑」
「笑笑笑」
「あ、そう言えば」
「ごくっごく、っぷはー!ん?なに?」
「今からどっか行く?今なら、2人暇だし」
「はむっ、んー、ひーほー」
「食べながら返事するなっ!」
「うぐっ!うー、ひどいっ」
「お前が悪い」
「どこいくー?」
「お前は、はぁ。あっこ行こうか」
「ばーちゃんち?」
「違いますー。まあ、そこは今度行くことにしよう」
「?了解です。で?どこ行くの?」
「ほら、あの夜景の所」
「あー、最初のデートで行った?」
「そうそう、いこうや」
「ひーほー」
「だから食べながら返事するなっ」
「あでっ」
「ほらっ、着替えて」
「へいへい」
「じやあ、行くか」
「ん」
「ほら、車乗って」
「せかさんでもいいやん」
「ほら、早くっ」
「うおっ、押すな!入るから!」
「よしっ、出発」
「寝てるねー」
「わかった」
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「ほら、着いたよ」
「んあっ?あー、着いた?」
「うん」
「うおーー!きれー!やっぱかわんないねー!」
「ああ、そうだな」
「写真撮ろうや!」
「なあ、」
「ん?どしたん?」
「おれと、結婚してくれないか」
「えっ、」
「今日、お前が途中から休みって知ってたから、俺も休みを取った」
「知ってたの?」
「ああ。今日、何の日か覚えてるか?」
「覚えてて、休みとったんよ?大変だったんだから、他の人に理由を気付かれないように休みとるの」
「だろうね。ありがと」
「ふふっ、忘れてるかと思った」
「忘れるわけないじゃん」
「結婚しよう、か。私で良いの?」
「ああ。もし、今の仕事が無くなっても、俺はお前を養えるようになった」
「ふふっ、いつも泣き虫だったのにね」
「それはお前もだろう?」
「そうかも」
「俺たちには、家族が必要だろ?」
「おばあちゃんは?」
「ばーちゃんは家族だけど、“本当の家族”じゃない」
「これから、作れるかな?」
「ああ、作れるよ」
「信じて良いの?」
「おれが、嘘ついたことある?」
「あり過ぎて分かんない」
「おいおい」
「でも、しんじていいよ」
「じゃあ、」
「私と、結婚して下さい」
「喜んで」
「これから大変だなー、ばーちゃんにあいさつだろ?あっ、ニュースになるな」
「嫌じゃない?」
「ううん。むしろ嬉しい」
「これから、よろしくな」
「うん」
「写真とろっか」
「うん!」
「はい、チーズ!」
解説を、します。
会話していた2人、、孤児院で育った
コーラ飲んでた方、、女優をしている
叩いてた方、、公務員をしている
おばあちゃん、、孤児院の院長
バレないように、は、誰にも言っていないから
養えるようになったから、は、女優業は仕事が来なくなっても、公務員になったから心配すんなよ、と言うこと
お読み頂き有難うございます。




