Ⅰ-②
読んで下さってる方々ありがとうございます(*^_^)(*..)(*__)
私のクラスは1ーC。ちなみに席は窓側の一番後ろなんだ。結構気に入ってる。
「おっはよ〜。朝から不機嫌そうな顔してんな」
「そっちこそ、朝から無駄なテンションだね」
席に着いたとたん、やかましいのがきたよ…。
こいつは私の小学校からの幼なじみで、森哲平。
「オレ、朝から杏奈先輩見れてちょ〜幸せ」
「そりゃ良かったね…」
そう、この男も橘会(っていうか杏奈先輩か)のファンである。
「はぁ、お前反応薄すぎだろ〜っ。そりゃあお前はあぁいう顔見慣れて、ぶっ」
こいつマジろくなことしゃべらないな…。
「なぁんだって………?」
「っっ!!」
顔が青くなってやんの。ま、許してやるか。
「ぶっは~…。死ぬかと思った。おま!マジで苦しかったぞ!!」
ちょお~っと締め上げただけなんだけどね、ちょお~とね。
「どうせモリィがくだらないことで、かおちゃんのこと怒らせたんでしょ」
「三波」
うしろから抱きついてきたのは、藤堂三波。三波も同じく小学校からの幼なじみ。
てか三波…胸当たってる。うれしいやら悲しいやら…だわ。
「藤堂~」
「うわ、なっさけない声」
三波、見た目めちゃくちゃ天使様なんだけど、毒舌なんだよね。…一番怒らせちゃいけないと思う。
「モリィに用はないのっ。かおちゃん、今日お昼ご飯どこで食べる~?」
「あ、ごめん。今週、図書当番だから昼の間図書室なんだわ」
私、図書委員会に所属してるんだ。新刊が一番先に借りられるのがかなり嬉しい。
「な~んだ。残念。じゃ昼休み図書室いくね」
じゃあね~、とブンブン手を振って隣のクラスに戻っていった。
「一体、あいつ何しにきたんだ」
「……にぶ」
「?なんかいったか」
「いーや。哲もはやく席戻れば?鐘なったよ」
はぁー三波もなんだってこんな奴が………。
ま、何はともあれ今日も平和かな。