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小物の異世界生活  作者: おこげ


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発端はパン屋だった。

「参謀さんが立った日は売上が二割増し」

それが噂になり。

肉屋も。

八百屋も。

なぜか。

「朝一で触ると運気が上がる」

という都市伝説が生まれた。

触るな。

翌朝。

ギルド前。

列。

何の。

近づく。

看板。

【参謀タッチ 本日先着50名】

誰が許可した。

受付が爽やかに言う。

「町おこしです」

俺は神社か。

最初の客。

おばあちゃん。

「今年も元気でねえ」

頭を撫でられる。

違う。

参拝じゃない。

次。

商人。

「契約うまくいきますように」

肩ポン。

重い。

子ども。

「テスト合格!」

ここ異世界だぞ。

ミレアが横でメモ。

「信仰化の兆候」

やめろ。

宗教にするな。

ついに。

お守りが売られ始めた。

【参謀の無言札】

ただの木片。

高い。

売れてる。

さらに。

銅像が建った。

俺の。

なぜ。

しかもポーズ。

腕組み。

完璧再現。

問題が起きる。

本物の俺より、

銅像のほうが効果あるらしい。

どういう理屈だ。

町人A。

「銅像に触ったら宝くじ当たった!」

宝くじあるのかよ。

町人B。

「本物触ったら転んだ」

やめろ。

俺のせいにするな。

ギルド会議。

「参謀ブランド管理について」

ブランドじゃない。

俺は人間だ。

そこへ。

ミレアが真顔で言う。

「実験します」

やめろ。

翌日。

俺、逆さに立たされる。

「逆さ参謀」

意味が分からない。

町人がざわつく。

「今日は凶日らしい」

誰が言った。

売上、落ちる。

ほら見ろ。

ミレアが頷く。

「通常姿勢が最適」

最適化するな。

ついに事件。

隣町が真似した。

【自称参謀】

偽物登場。

ポーズも甘い。

腕の角度が違う。

町が怒る。

「本家を守れ!」

何の戦いだ。

なぜか俺、荷車に乗せられパレード。

紙吹雪。

「参謀万歳!」

俺は何もしてない。

本当に何も。

その最中。

本当に強い魔物が出た。

町外れで暴れてる。

誰も行かない。

なぜなら。

「今日は参謀祭り」

優先順位がおかしい。

俺が言う。

「魔物は?」

町人。

「参謀がいるから大丈夫」

どういう理屈だ。

結局。

討伐隊が普通に倒した。

俺は祭りで餅を投げてた。

夜。

広場。

銅像の前で一人。

俺は思う。

剣なし。

魔法なし。

作戦なし。

なのに。

なぜか。

縁起物。

ミレアが横に立つ。

「あなたは象徴から概念へ進化しています」

進化の方向おかしい。

一番怖いのは。

来月。

【参謀神社建立計画】

という紙が

本気で回覧されていることだった。

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