表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/59

終電逃してお泊り編 -現実-

眠れない…隣の部屋で成田が寝ているかと思うと全然眠れない。

今夜、成田と何かが起こるような気がしていた自分の妄想を恥じた。


やっぱり成田は私の事は何とも思ってないんだね。

そりゃそうか。モテモテのスーパーエリート様が私なんか相手にしないよね。


高級そうなファブリックに身を包んで一人で切なくなっていた。


私…成田の事好きなんだって自覚しちゃったなぁ。

でも、競争率高い彼を好きになってもどうにもならないんだろうなぁ…

面白がられて揶揄われてるみたいだし…


隣の部屋ではやはり、駿も眠れないでいた。


ああ…なんで俺隣の部屋に羽田を案内しちゃったんだろう…

って、あれ? この部屋の存在を知らなかったんだから俺もあっちの部屋で一緒に寝ればよかったんじゃ…?


(ことごと)く積み重ねた失敗が駿を眠れないほどの悔しさで溺れさせていた。



翌朝、寝不足の二人がリビングで顔を合わせる。

「おはよう。」

「ああ…眠れたか?」

「あ…うん…泊めてくれてありがとう。」

「朝飯でも食うか…」

「ううん…もう帰る。あんまりお邪魔しても悪いから。」

「そっか…」


もう帰っちゃうのか…と駿が残念がっていると

美優は、やっぱり引き留めてくれないんだ…と思っていた。




次回は明日18時更新予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ