■第二章 4ー3 いろんな世界
本日のラストです。
そろそろストックがまた
少なくなってきました(泣。
ジズとのおしゃべりは、今夜も盛り上がっていた。
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——いろんな世界、いろんな風景を見たよ。
本当にいろんな世界があるんだよ?
この世界では狼って言うんだっけ? それが“人間”になっている世界とか、トカゲが“人間”の世界とか。あと鉱物とか木とかが体の“人間”として栄えてる世界もあるよ。この世界の人からすると馴染みはないだろうけど、そう言う“人間”もいるってことさ。
どこも広ーい大地でさ。木とかの生物もいっぱい生きていて、風も気持ち良く吹いてて。いろんな場所で、いろんな生き物が過ごしているんだ。
え? そりゃぁもちろん、捕食する側・される側って関係はあるさ。そうしないと、その世界が循環しないじゃん。
え? 人間の定義? うーん、そうだね。その世界で一番栄えてる精神性を持ってる種族、ってところかなぁ。大丈夫? 話について来ているかい?
そう言えばこの世界にも、物語とかには、そんな世界の風景とかに、影響受けてるんだろうなぁ、ってものもあるかなぁ。
え、ボクらが教えているのじゃないかって? いやいや、そんなコトはしてないよ? ……ほとんど。あんまり。
ま、ボクらとまったく無関係かって訳ではないんだろうけどさ。
あと、この世界の人間は驚くだろうけど、別の世界では性別が6種類とかいたりすることもあるんだよ。
『じゃあ恋愛とか面倒なことになりそう』だって? そうでもないさ。触れ合って、共感し合って、混じり合って、お互いを思い合って。それが重なり合うってだけさ。そうやって、自分たちの因子を混ぜて、別の存在にして残していく——この世界風に言えば、『子孫を残す』ってことかな。
自分自身で子孫を残すことだってできるよ? “身を分ける”って言い方になるんだけどね。同じ存在を作り出すんだよ。そうやって、世界に“自分の存在感”を広めていくんだ。ほんの少しだけ、わずかだけど、自分の領域を広げていくのさ。
ほら、ミオがそうやって生まれた存在なんだよ。まだ未熟な生命だけど、ボクの分身で、ボクの大切な相棒。ボクらが2人でいっしょにいて、あちこちの世界を回って。たくさん触れ合って——そしてもっと高いところへ行くのさ。そのことに、きっと意味があるって思ってるんだ。
そう言えば、さっき『恋愛とか~』って言ってたよね。
そもそも、子孫を残す手段として2つの性別があるってこと、ちゃんと知っていた方がいいかもね。ほかの世界との違いを知るためには、だけどね。
その前提が解らないと、ボクが言ってることの意味、あんまり理解出来なくなっちゃうかなぁ。
解るけどね。肌の触れ合いって魅力的だもんね。
たとえば、この家にいる女の子たち——みんな“そう言う相手”なんだろ? ひょっとしたら、今日会ったってコも、そう言う相手……え? 違う? はははは。誤魔化さなくてもいいよ。少なくともこの家にいるコたちに関しては、言わなくてもキミから伝わってくるよ。
『白い肌に惹かれる』
『おっぱいがキレイ』
『肌が触れ合うと、しっとりしてて、とても気持ちがいい』
『体のシルエットが芸術的』
『髪もサラサラしててうっとりする』
『体から香ってくるニオイもたまらない』
……自覚はないかもしれないけど、相手のコたちのことすごく褒めてるし、肌同士の触れ合いにも惹かれている。それって、とっても“当たり前”のことで、すごくすばらしいことだと思うよ。
うん? 雇い主と先輩だって? それは関係ないことじゃないかな。
相手を——あぁ、体のことも含めてだよ? とにかく、相手を求めることには関係ないんじゃないの? 肌がキレイだとか、先輩だから、雇い主だからそう思ったわけじゃないでしょ?
えぇ!? そのうち1人は魔女だって!?
そっかぁ……そんな相手に、“そんなコト”してたの? 浩介すごいね。え? 巻き込まれただけ? でも、受けているだけでも、やっぱりすごいと思うよ。うん。
魔女って知ってるかって? うん、知ってる。前に会ったことあるんだよ。“魔女”を名乗る、頭のおかしい奴に。本物の魔女かどうかは知らないけどさ。
危なく“何だか暗いところ”に閉じ込められそうになってさ。非道いよね? こっちの都合とかまるで無視してさ。閉じ込められた相手が、どんなに苦しむのか解らないんだろうね。
“覗く必要がない”けど“それでも観たい”って言うんなら、それなりに手順とか踏まなきゃいけないのにね。それに気付かない時点で、資格も権利もないってことなのに。それでも“無理を通そうとする”から、いろんな歪みが発生しちゃうのにね。
うーん……確かに、この家にいる魔女さんが、同じような人かどうかは知らないけどさ。今のところ歪みは感じないよ。
でも、とりあえず直接会うのは避けたいかな、今のところはさ。興味がないって訳じゃないよ?
……へ? いやいやいやいや、別に魔女のおっぱいに興味がある訳じゃないってば!
……いやいやいやいやいやいや。だから、別に否定もしてないんだってば。『あれは至高の芸術品だ!』『柔らかさと張りとシルエットのバランスが逸品なんだ』って、そんなに熱心に言われても。
……キミって、この問題については、すごーく面倒くさい人なんだね……。
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ともあれ、来週のお楽しみいただけるとうれしいです。
それでは皆様また来週!




