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プロローグ 現在
ワンルームの一室、宙に浮かぶ少女と椅子に座って項垂れながら見ている中年の男がいた。
少女が力ある言葉を紡いだ。
球体の何かが少女の周りに発生し、宙に浮き、金色に包まれた。
数秒後
ギィィン
不快な音が部屋に鳴り響き、少女の胸元のカメオの表面が少し削られていた。
「嘘!少し行使しただけで壊れる訳がないのに!?」
床から数センチの所、空中に留まって虹色のオーラに包まれた少女は言った。
俺はその様子を椅子に座りながら死んだ魚のような目で見ていた。
初投稿です。
生暖かい目で読んでやってください。
次の話は18時に投稿予定です。