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9話

さて、ここ数日自分なりに[ステモ]を触っていての解った事を並べていこう


 [ステモ]は前世でのスマホに近い、操作性もネット?の方も遜色なしだ。


だが、通信網が[女神ネット]と言っても、どこを見ても通信施設などは見当たらない。

電波的な何かがあるのかも知れない。ここまでが限界のようだ。


なるべく自分で考えた方が良いと思っていたが[ヘルプ]に答え合わせをしたら


「魔素で動く」の回答だ。


その「魔素」を介して色んな「魔道具が魔力に変換」して動かしているらしい。電気や電波が一緒になってると考えた方が良いみたいだ。


この答えをえて一つの解をえた。


これからは[へルプ]に問い合わせた方が効率がいいらしい。[ヘルプ]頼みでやって行こう。


設定から[ヘルプ]っと


「まずは、音声認識で設定できる?」

(可能です。)


「じゃあ、ステータスの才能から下は表示オフで。」

(設定しました。)


「次に現状設定可能な才能を全部セットして。現状のランクはいくつ?」

(設定しました。現状のランクは全部Eです。)


「次は・・・・」

・・・

・・


ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー



っと設定完了。

見られて不味い物は見えないようにしたから、大丈夫っと。あとは使って行って実地で覚えるしかないな。

当たり障りのない[才能]を試していこう


「鑑定」

自分の中で一番試していた鑑定をかけていく。


(普通の花瓶:陶器)


よし、安定の表示だ。・・・ん?何か後ろに表示が増えている、なぜだ?


(現在[ステモ]を手に持っている状態だからです。)


「手に持ってるからとは?」


([ステモ]を手に持った状態での才能(スキル)は[ランクE・Dに限り一ランク上と同等の能力]

となり、「EはD」・「DはC]となります。)


「限りとは?」


(ランクは一番上から、「S→A→B→C→D→E」となっており、才能(スキル)ランクC以上になると、ランク「差」がでますので手に持たない状態よりは、威力は上がりますがE・Dのような、[ランク超え]までは上がりません。一応この世界の常識になっています

 他にも、「職業」の「魔法使い」になるには「魔法士」のジョブになって修行をして職業に付くことや、「魔道具」などで威力を上げる事はできます。が「ランク超え」には至りません。)


手に持って使かえば威力は上がるのか、ブーストみたいな物か。[ステモ]をいかに使えるかが[鍵]ってことか。


「現状これ以上なにかできる事はある?」


(日常で使う限定であれば、剣術や魔法の鍛錬、又は危険察知や精神耐性などは、ある程度鍛える事は可能ですが、いずれ、能力限定が解錠されるので、才能(スキル)を鍛えても意味ないです。スキルが有っても体がついてこないでは元も子もありません。体を作って限定解錠の青年まで頑張って下さい)


俺は、[ヘルプ]から体を作る事しか出来ないと言われ肩を落とした。しかし[ヘルプ]の言う通り体が付いてこないとせっかくの才能(スキル)が無駄になってしまう。スキルについていけるように、体力作りの為トレーニングに専念する事にした。




ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー




走っている最中にでもスキルを使えるように、道ばたの木や草など他愛もない物は[鑑定]をかけ、強い魔獣などと遭遇しないよう、[索敵]をかけながらの鍛錬は怠らない。


「そろそろ休憩しようか。」

水筒を取り出し水を飲もうと口に運ぶが出てこない。まずは[水の魔法]で水筒を満たして飲む。


「ふぅー生き返った。」

やっと、日常でスキルと魔法を使う事で、無意識で使う事にはなんとか慣れてきた。俺的魔法の評価としては、低ランクでのスキルや魔法はあまり、戦闘では使えないと感じただが、トレーニングで外にでて遠出をすると、飲水を探すのが大変だそこで、魔法で水を出して飲水の確保ができ勝手が良い。

一度これをマリーに見られて言われた言がある。


(ロイさま魔法はそうゆう事をする物ではありません。飲水を出すだけに使うなんて普通しません。もしもの時「魔力」が尽きてしまいますよ。)


「いや、重い水を運ぶよりは全然良いだろう。」


(魔法使いは、属性を持って産まれてジョブ:魔法士になって修行をし、その中でも数人が魔法使いの職業に就けるのです。、飲水だけ出させるなんて目眩がします。ですが坊ちゃま、いつの間に魔法を使える様になったんですか?水属性も無かったですし、魔法はいつかは使えると思っていたのですがまた内緒にしていたのですか!この件は奥様に報告させて頂きます!!)


「そ、そうか・・・」

マリーの勢いに負けそのその場は退散した。

だが、この考え方の違いは転生者だからか、あとは俺の「魔力量」が多いからとゆうか、なんとゆうか

自分の「詳しいステータス魔を見た時にはステモ」を落としてしまった。


大体の大人平均でのステータスは


平民や農民Lv10-20

HP:100-200台

MP:0-10台


戦闘職Lv30-60

HP:300-600台

MP:100-200台


魔法使いLv30-60

HP:300-600台

MP:300-600台


自分のステータスは

名前:【ロイ・ラウシュ 10歳】Lv10

職業【なし】

ジョブ【なし】

HP:300

MP:300

MO:設定中

現状ステータスでは、平均的な大人に近い感じだった。

[MO]とゆう見慣れない項目も存在して[ヘルプ]に聞いてみると


(MO(魔素)変換で、常時(じょうじ)大気から「魔素」を「体力・魔力」へ変換する項目です。ノルンの加護の影響です。)


「設定さえしてれば、無敵じゃないか。。。チートだな。。」


(いえ、流石に一撃で首を刎ねられたりされると、死にます)


「お・おう」

と答えが返ってきた。「無敵」では無いらしい。


だが、今の年齢で、大人の平均的な強さなら、最強の10歳だな。。。トレーニングは次の段階に進んでみるか。




ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー




「うーん、ここはどこだ、迷ったかな?」


迷った時はステモの出番だ「地図」で現在位置を把握する。


現在、絶賛迷子中だ。

森の中で依頼の薬草を探しながら、木々を避けながら歩いている。


最近はスキルの常時発動は、自分の為にならい、経験を養うに為にも最低限のスキルしか設定していない。

「市や町」近くの魔獣は強くないので、「迷宮ダンジョン」や「塔のダンジョン」に行く為の、戦闘経験を積んでいる。


スキルありでは、現状ランクDの熊位なら1人でも狩れる。

現在の魔物の強さの目安として、魔獣や魔物のランクCなら、Cランクパーティー(5~6人構成)で安全に狩れるとされている。ランクDやEの場合は、同ランク1人で狩れて一人前になるらしい。


魔獣と魔物の区別としては、

地上の森では「魔獣」 迷宮や塔で「魔物」らしい。


そんなに大きな違いは無いと思っていたが、「冒険者見習い」を初めてから、違いが分かってきた。

魔獣の場合、剥ぎとって肉にしたり、革にしたり、平民が食べる食料や衣服、道具の素材になったりと、低価格な事みたいだ。


違って、「魔物」は肉や革「アイテム」として「ドロップ」する。魔獣と違って雑味が無いので、貴族や上位ランクの人達に人気みたいだ。武器や防具なんかの素材も「ダンジョン産」が一般的だ。


この世界は、全部「ダンジョン有りき」で回っているらしく、鉱山などはなく、「ダンジョン内の坑道」で採れるみたいだ。


それと、ダンジョンにも属性があるらしく。魔物のランクにもよるが倒した時の「魔石」に偏りがあって、東西南北(とうざいなんぼく)各迷宮ダンジョンで採れる魔石の種類は、火(東)・風(西)・水(南)・土(北)(質は低品質か普品質)となっていて、「東の迷宮ダンジョン」とは言わずに、「火のダンジョン」などど呼ばれている。


最後に「塔のダンジョン」は、出現した場所に近い「迷宮」に左右されるらしく、近い場所の属性が採れる。まれに「光や闇」の魔石も採れるらしく、質も「普品質」が多くまれに「高品質」が採れる。危険度は高いが一角千金目当て「レシピ」や「宝箱」探しで1人で潜る「バカ」が入っていくらしい。

迷宮は個人でも行ける場所だが、塔だけはパーティー必修だ。


そうそう、「才能の石」はどちらのダンジョンでも手に入る事はできるが全体の数は少ないので人気が高く高額で取引されている。超レア品として[精霊の石]と言うのが見つかるらしく、精霊と契約できるらし。



ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー⚫︎ー



さて、ここで、冒頭の迷子の話をしよう。


一応、現在13歳になった俺は15歳で成人を迎えるにあたり、この世界に来た最大の目的「冒険者」をやる為に動く事にした。


母さんには、「三女の長男」なので、継ぐ家もない、だから「冒険者」になると、やんわりと伝えてみた。


(もう、そんなに大きくなったのね。母さんは、寂しいけど貴方がやりたいなら、やってみなさい)

っと母さまは言ってくれたが、少し悲しそうな顔をしていた。家から出て行くのだから寂しのかも知れない。


冒険者の本登録は15歳だが、見習いとして13歳から雑用として[町の近くの森での採取や荷物の配達]のみの依頼が受けられる。制限が掛けられていると言っても安全対策だろう、何も知らない子供が魔獣に挑むなんて危険しかないし、冒険者入門には丁度いい。


「今の場所がこのマーカーだから、あの岩がこれだからあっちの方角か。よっしゃ行くか、しかし本当にゲームみたいな地図だ。」


俺は真上から見る地図を見ながら帰り道を探し森から脱出するのであった。


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