8話
文字訂正しました。
【ジョブ】【職業】と分けました
「す・凄すぎる・・・」
つい、声が漏れてしまった。そこには、[ゲートの館]より豪華な、意匠溢れる教会の建物があった。
「ようこそ、ミーア・ラウシュ様お待ちしておりました。」
そこには、黒一色の服をビシっと決めた修道士が数人と白い服に身を包んだ修道士が声をかけてきた。
(お久しぶりですね。ラック枢機卿さま。いつぶりかしら?)
「中央都市に行く前に挨拶に来た時以来なので、もう8年になりますね。」
(もうそんなになりますのね。時間が経つのは早いわね〜歳は取りたくないわ。)
「ですが、お子さんができたと聞いた時は、いついらっしゃるのかと、心待ちにしておりました。」
(そうなのよ、この子の洗礼に来たのよ。可愛いでしょ〜今日は宜しくね♪)
「ミーア様に似て利発そうなお子でらっしゃる。では早速、ささこちらへいらして下さい。」
教会の中に案内された俺達は、一つの部屋に通された。そこには、ちょうど子供の高さ位の石柱で上には台座があった。不思議そうに眺めて居た俺に説明するかの様に話してきた。
「この石柱は、洗礼用の端末になっているので、ロイ様の背丈位になっております。大人用と言いますか、
ほほ〜転職とかもあるのか・・・日常的な事は「ヘルプ」で教えて貰っていたが何せ年齢制限と「ステモ」が無ければ、詳しくは解らないと言っていい。やっと「ステモ」が手に入るのだ。待ちにまった日だ。
「では、石柱の台座に置かれている魔道具「ステータスモバイル」の認証を開始いましょう。ロイ様、最初に「血」を一滴垂らして下さい」転職やその他の作業をする場合は他の部屋の端末になります。」
ラック枢機卿が俺に宝石が散りばめられた高そうなナイフを渡してきた。コレも洗礼用の魔道具なのだろうか?
俺は人指し指に傷を付けステータスモバイルに「血」を垂らした。
すると「ステータスモバイル」は淡い光を放ち出した。
「では次に「魔力」を込めて下さい。」
「魔力を込めるだと?」どうしたらいいんだ?
魔力を込めるのに困惑してると母様が声を掛けてきた。
(ただ持てば良いのよ、あとはモバイルがやってくれるわ)
そう言われたので、台座から「ステータスモバイル」を手に取った。するとモバイルは、淡い光から目が開けれられない程の光を放ち手から消えていった。
(ロイ坊ちゃまおめでとうございます)
マリーが嬉しそうにこちらに掛けてきた。
「ああ、マリーありがとう、でもどこに[ステータスモバイル]はどこに行ったんだ?」
ステータスモバイルの洗礼を受けて失敗したとゆうことは無い。だがその成功を嬉しがって話しかけれ来ているが、俺は「ステータスモバイル」が消えた手の平を見て心配していた。
「ロイ様、[ステータスモバイル]は洗礼が完了した時は持ち主の体の中に消えます。「ステータスモバイル」と言えば、手の平から出てきます。一度出すと、本人が[収納]と言うか[ステータスモバイルから1m離れる]と体の中に消えます。」
そうラック枢機卿が説明してきた。
「ステータスモバイル」
と唱えると、[ステータスモバイル]が手の平に出現した。
「おお、本当に出てきた」
俺は手から出てくる「ステータスモバイル」を見て驚いた。大きさは、5インチ位かな?大きさは前世でのスマホに近いな、板状で、
手にフィットしていて持ちやすいな。
表面はガラスかな、おお画面?が光ったこれは完全にスマホだな・・・
一通り落ち着いてきた、俺をみて、ラック枢機卿が使い方を説明してきた。
「一番最初に、この[ステータスモバイル]、通称[ステモ]の説明なのですが、この[ステモ]は3つの女神のサーバー:女神ネットに接続され運用されています、[女神ネット]が難しい[術式]などを一手に引き受けてくれたので、生活が豊かになりました。庶民の生活では、夜の明かりとして魔道具のランプ、国は税金の計算や魔法使いは魔術の短縮が可能となり・・・(枢機卿その話は次の機会にステモの説明をお時間が・・)」
話が長くなりそうな事をさっした、修道士が止めに入ってきた。
「こほん。ではこの位にして、次に[ステモ]の使い方ですが、今光っている場所が表です、先ずは指で画面を軽く押して離して下さい。」
言われた通り、画面を「タップ」してみた。すると画面には、色んな種類のアイコンが表示されてる
「アイコンが表示されたと思います。一番上の左を押して下さい」
「タップ」するとステータスが表示された
名前:【ロイ・ラウシュ 5歳】Lv1
階級:【貴族】
職業:【なし】
ジョブ:【なし】
性別:【男】
種族:【人族】
賞罰:【なし】
才能:【鑑定E】
属性:【火・光】
加護:【なし】
称号:【なし】
おお、プロジェクターみたいに画面が浮き出て来た。一応マズイ部分は上手く隠れているみたいだ。
「今、押したのはステータスアプリです。初期画面では今の表示になっています。
上から[名前・歳・性別]等は、説明はいいでしょう
[階級]は貴族や平民・奴隷などがあり表示されます。
[ジョブ]は職業が表示されます、例えば、冒険者や魔法使い、騎士などです。
[種族]もそのまま種族ですね、エルフや猫人、犬人など種族が表示されます。
[賞罰]はロイ様は大丈夫でしょうが、罪を犯した場合や懸賞金がかけられたり、した時は表示されます。
[才能]は現在設定してある才能が表示されます。
[属性]は属性がある場合は表示されている、属性が扱い易いとゆこです。
[加護]は加護が付けば表示されます。
[称号]は称号が付けば表示されます。
上の[名前から賞罰]までは身分証として使われます。その場での提示を求められたら、今の状態で提示します。「都市・市・町」に入る際は入り口に端末があり「タッチ」して、門番の画面で確認されます。
注意点として[才能から下]は個人の能力に直接関係してきますので、ステータスアプリの設定で表示を消していた方が良いでしょう。」
俺は、ラック枢機卿から説明を聞きながら確認していく、見せたくないのは設定していけばいいだけか、変なのが表示されていなくて良かった。ここは1人になった時にでも触っていこう。
「確認は宜しいでしょうか、次のアプリの[G]とあるアイコンを押して下さい」
言われた通りタップしてみる。
[0G]と表示されていた。
「このアプリでは、女神ネット決済ができる通貨が表示されます、支払に関してはこちらで全部できます。お店で[端末]にタッチして支払が完了します。こちらも女神ネット以前では重い硬貨を使用してましたがいらなくなりました。
以上が簡単な[ステモ]の説明になります。あとはご自身で触って見て下さい。」
ラック枢機卿はあとは、ご家族で見たいな感じで去っていった。
俺は触りながら聴いていたが、感触としては前世の[スマホ]に非常に近い、でも、飛び出す画面や女神ネットの部分はビックリだ、聴いてるだけで少し「ワクワク」してきた。
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(では、洗礼も無事終わったしロイは初めてきたから、都市をみて帰りましょうか。)
「はい、母さま」
教会をでると、そこには「大きな大男」と数人の男性が立っていた。
「おー、ミーア無事終わったか!」
怒鳴る声に近い大きな声があたりに響いた
(はい、無事終ましたわ、お父様)
「おお、それは良かった、ロイ久しぶりじゃのぉ」
「はい、お爺様、1年ぶりでしょうか?」
「おお、大きくなったな、だが、まだまだ小さいなちゃんと食べてるか?」
「ちゃんと食べてますよ!」
はは、爺さんの食べてる量食べたら死んでします。
「さて、来たのは顔を見るだけじゃない、洗礼の祝に[コレ]を渡しにきた、[G]を見てみろ」
爺さんは自分の[ステモ]を出して操作しそう言ってきた。
さっきまで[0G]表示だった物が[100万G]となっていた。
こっちの平民の家庭では月に1万Gあれば生活できる。
「お、お爺様これは・・・こんなに良いのですか?母さま?」
そう言って母さんの顔を伺った。
「良いに決まっておろー祝いじゃからの」
(お爺様もそう言ってるし、良いんじゃない、これから必要になるし、お金の勉強よ無駄遣いはダメよ?)
お爺様も含めた大人数で、都市の案内をしてもらいながら、母さまと久しぶりの外出だった。