2話
妻と離婚した。
理由は、性格の不一致や姑との確執、好きな人ができた、一般的な理由での離婚なら100歩譲ってよしとしよう、だがイキナリ、
「ゴメンなさい、娘はあなたの子じゃないの、あの人の子なの!言わずにはいれなかった、でも貴方が好き!これからもよろしくお願いします」っと・・・・
ごめん、これからも一緒には無理だよ。(あの人)会社の同期だし、一応社内恋愛だったからみんなには内緒だったけど、これからも一緒は無理だよどんな頭の中してんだよ・・・・
離婚後、
次の日には勢いで、会社に退職願いを出し、今までは妻が居たので断り続けていた場所、
入社員時に、高い所行った事無いだろうと、上司に連れて行って貰ったスナックに向かっていた。
もう、自由だ!ひとりだ!と心機一転気分の切り替えしに、新生活、達成感?訳の分からない「ワクワク」感とともに繰り出した。
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ソファーに座り女の子も来た、さて自己紹介と言うか軽く話したが、問題が生じた、会話が続かないと言うか「ノリで来た」からコミュ力が無い。まずった、来たのは失敗か?と思ったが、ある女性に目が行った。
「なぜ彼女の背中に羽があるのか」っと
イベントでもしているのかと思い、隣に座っている子に聞いてみた。
「はい?何を言ってるんですか?」
意外な答えが返って来てしまった。どの子か分からないのかも知れない、もう一度訪ねてみた
「あの金髪の髪が長い子だよ」
「あーあの子はノルンだよ、最近入った子だけど、羽なんか無いよ?何言ってるんですか?」
「あっそうなんだ、最近入った子なんだ」
羽が見えないのか?イヤそうゆう設定なのかも知れない、ここは大人の対応をしよう、よし!
「あの子を呼んでくれ」
「あの子ですか〜分かりました〜ぁ、じゃあ、「ウォッカ、ツーフィンガーお願いしまーす〜ぅ」
女の子は高らかにボーイに酒のオーダーを入れた。
「このオーダーはあの子を呼ぶ合図よ、一気に飲み干さないともっかい飲まされるよ」
イタズラっ子の様な微笑みを浮かべて飲む様に催促してきた。
流石に一気は飲めん、顔に出たのか、女の子からゲキが飛ぶ
「飲まないと、来ないわよ」
今度は、満面の笑みを浮かべてそうささやいてきた。
そして私は・・・
一面白で統一された部屋のソファーで目が醒めたのだった。