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深呼吸  作者: 西くん
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深呼吸

「お前の監視してる娘、もう処分されるらしい。あと三日」

私が耽々《たんたん》と食事を取っていると、見知らぬ男から声をかけられた。

「何故、そのようなことを知ってるのですか?」

あなたは誰ですか、とは聞かない。

「あのクソ医者から話を聞いた。もうすぐ処分するからよろしく、ってさ」

「・・・・・は」

私は、不意に怒りがこみ上げた。

あの医者、人の命をなんだと思ってるんだ。

散々痛めつけ、挙句の果てには処分だと?

「なんか悪い事言った?」

私の感情を読んでか読まずしてか、男が心配そうに言った。

「ああ、すみません。大丈夫です。色々とありがとうございます。」

「いえいえ。どうもどうも」

男は適当に相槌を打ち、どこかへ消えていった。

「・・・・・・三日後か」

まだ皿に少々残っているサラダと飯をそのままテーブルに残し、私は仕事に戻った。



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