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ドゥラコンが胸元に顔を下ろし、そのまま乳首を咥えた。
舌で弄られ、歯で嚙まれるとそこは自然と立ち上がり、すぐに鮮やかに色みを増した。
もう片方の乳房は大きな手に包まれ、下から揉み上げられる。
爪を押し当てられて痛みに震えると、宥めるように捏ねてきた。
「ひゃぅっ」
じわじわと生まれた熱を逃がすため、ツェリルは爪先に力を入れる。
自然に開いてしまった足の間に、ドゥラコンがすっと身体を入れてきた。
逞しい腰のせいで足は閉じられず、反対に男の視界に下肢の奥まで晒す格好になる。
すると、再び指が中に入ってきた。
先ほど弄られたせいか、指は一本だとはいえ容易に根元まで入ったようだ。
すぐに繊細な動きで襞を刺激され、ツェリルは必死に片手を口に当てて声を上げるのを我慢した。
(へ、へんっ)
狭い中を指で刺激されるのはかなりの衝撃で、押し出そうとしても叶わないままだ。
耳に届く淫らな水音が湯のせいなのか、それとも別のものなのか、耳を塞ぎたかったがどうすることもできない。
「ナメルやネツと、会っているのか?」
いきなり、ドゥラコンが言った。
「俺と同じことをさせているのか?」
「な、に?」
「肌を見たいんだろう」
最初は、ドゥラコンが何を言っているのかまったくわからなかった。
こんな時にどうしてあの二人の名前を出すのか、そこに意味などあるのかと。
しかし、次の瞬間に強く脇腹を吸われ、ツェリルはチクンとした痛みと共にその意味を理解し、すぐに頭に血が上る。
ドゥラコンは、ツェリルが彼の裸身を見る交換条件として服を脱いだように、あの二人に対しても同じことをしているのではないかと疑っているのだ。
「そ、なのっ、するわけない!」
ドゥラコン一人に対してだって、とんでもなく大きな羞恥心を押し殺しているのだ。
ナメルやネツに対して同時に同じことをするなどとても考えられない。
「していないのか?」
それなのに、ドゥラコンは意外だとでもいうよううな表情を向けてきた。
「そ、だっ!」
「……そうか」
「私は、誰に対してもこんなこと、できるわけっ、ないっ!」
これだけは疑って欲しくなくて訴えると、ドゥラコンが強く抱きしめてくれた。
「……悪かった」
「……っつ」
素直に謝罪してくれたことが嬉しくて、ツェリルもドゥラコンの身体を抱きしめる。
「ツェリル」
微かな金属音の後、片腕がツェリルの顔の横につかれた。
(あ……)
自然と視線を下に向けたツェリルは、そこに支えるまでもなく育ったドゥラコンの陰茎を見てしまう。
それが、大きく開いたツェリルの足の付け根にある襞に押し当てられ、ゆっくりと腰を動かして表面を撫で擦り始めた。
十分硬度のあるそれが襞や恥丘を擦るたび、粘りついたものが塗りつけられるような気がする。
「わ、たしっ」
今の自分の顔は、期待と不安が入り交じった情けないもののはずだ。
「力を抜けよ」
そう言ってくちづけをした後、ドゥラコンがツェリルの腰を掴んだ。
「……んんっ、あーっ、あっ」
ぐぷっと、めり込む音がした気がする。
ツェリルはその衝擊に耐えるように、背中に敷かれた形になって脱がされた自身の服を握りしめた。
身体を合わせるのは今日でまだ二回目なのに、ツェリルの身体はドゥラコンのことを覚えていた。
強烈な圧迫感を伴い、狭い膣内を押し広げていく陰茎が与える痛みも酷いのに、悔しいくらい身体は柔軟に奥へとそれを招き入れる。
ドゥラコンはゆっくりと、まるで確実にその形を覚えさせるかのように、襞を押し広げて進んできた。
その衝撃に、ツェリルはたびたび背を反らし、息をのむ。
「あ……あぁ……はぁっ」
「ツェリル……っ」
「い……たぁ……っ」
苦痛を訴えると、陰茎の動きが止まった。
しかし、しばらくして大きさに馴染んだと思ったのか、再び奥へと進んでくる。
止まって、動いて。
それを何度も繰り返しながら押し入ってくるドゥラコンの陰茎の侵入は、徐々に止まらなくなった。




