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ねこねこねこ

作者: ゆちー

なんとなく書いた童話です。

あんまりストーリー性は無いかも。

ネコのにゃーおは今日もひなたぼっこでお昼寝をしていました。


とそこに、幼なじみの女の子にゃーこがやってきました。


「にゃーおは寝てばっかり。そんなに寝てると体がとけちゃうわよ」

「とけるわけないさ。お日様は気持ちいいんだぜ。にゃーこも一緒にお昼寝しようよ」

「私は忙しいのよ。またね」


にゃーこは去っていきました。


おひさまはポカポカ どんどん眠くなってきます。


にゃーおは夢の中に入っていきました。


夢の中でにゃーおはネコの王様になっていました。

「えっへん、僕にさからうネコはみんなお昼ご飯ぬきだー」

にゃーおはたくさんのネコに囲まれて、得意になっていました。


ふかふかのベッドに好きなだけマタタビを嗅ぎ、キラキラ光る宝石を身につけていました。


「ニボシがほしいぞ~」

「はい、ただいま」


「鈴がほしいぞ」

「はい、ただいま」


なんでも望むものが叶う生活はやめられません。


とそこに美人のネコさんが通りかかりました。


「なんてかわいいネコなんだ!僕のお嫁さんになれ」

にゃーおは命令しました。

「いやよ」

それは王様になってから初めての拒否でした。


「僕は王様だぞ。なんで逆らうんだ?」

「あんたが王様だって?なら私は女王様ね」

よくよく見るとその美人のネコはにゃーこでした。


「やや、にゃーこじゃないか。なんでここにいるんだ?」

「あんたがなかなか起きないから起こしにきたのよ」


にゃーおは悩みました。

ここにいたら何でも望みのままなのです。

「僕はここにいるんだ。帰らないぞ」


「あらそう?じゃあ私はここに用はないから」

そういうとにゃーこは消えてしまいました。


なんとなく寂しくなったにゃーおは大きなプールで泳ぎ、たくさんのごちそうを食べますがなぜか落ち着きません。

たくさんの宝石を持ってこさせ、ふかふかベッドで眠りましたが、家来しかいない生活がいやになってきました。

「ここは何でも僕の思い通りだけど、誰も反対せずなんでも望みが叶うのはつまらないな」

やっぱり帰ろうと思いました。


「やや、王様どこに行かれるのですか?」

「僕はもう帰るんだ」

「何を言ってるんですか。あなたの体はすでに昼寝のしすぎで溶けてるじゃないですか」

「な、なんだってーーー」


大臣はにゃーおの前に溶けた体がうつった鏡をだしました。

もう体が溶けてしまっては二度とにゃーこにも会えません。


「いやだ。いやだ。帰りたいよーー」

にゃーおは泣き出しました。


はっと気がつくとそこはさっきまで日向ぼっこをしていた場所でした。


「僕の体溶けてない?」

自分の体を見わたしました。

「大丈夫だ。よかったー」

いつの間にか隣ににゃーこが来て言いました。


「悪い夢をみたの?」

「うん。そうなんだ。もうお昼寝はしないよ」


にゃーこはあくびをしながら言いました。

「そんなのもったいないわ。私も今暇だから今度は一緒に寝ましょうよ」





にゃーこの側で眠ったにゃーおはもう怖い夢は見ませんでした。







こんな適当な童話を見ていただいてありがとうございました。

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