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残念ながらそう簡単な話でもないんだよねぇ

3314:元奴隷童貞冒険者

ちょっと思ったんっすけど

 

3315:名無しの>1天推し

童貞ニキ!

 

3316:名無しの>1天推し

童貞!

 

3317:名無しの>1天推し

どうしたんだ童貞!

 

3318:名無しの>1天推し

なんか下っ端ぽい空気出してるけど

実際は女顔の美少年の素童貞!

 

3319:NOUZUI-MEN

実際に顔合わせたら全く口を開かず見かけは凄いクールだった侍童貞!

 

3320:自動人形職人

どうしたんですか童貞さん!

 

3321:元奴隷童貞冒険者

元! 奴隷購入が! 童貞だっただけっすから!!

童貞だけを連呼しないでくださいっす!!!

 

3322:1年主席天才

でも君、それが分かりやすいキャラになってるからいっか……とか思ってない?

コテハン付けてもそれなんだし

 

3323:元奴隷童貞冒険者

…………………………

 

3324:名無しの>1天推し

わろた

 

3325:名無しの>1天推し

うける

 

3326:自動人形職人

そんな覚悟で……

 

3327:名無しの>1天推し

まぁコテハン勢濃すぎてなんか持ちネタないと霞むしな……

 

3328:名無しの>1天推し

持ちネタとかいうな

 

3329:NOUZUI-MEN

悪かったよ……童貞じゃないもんな?

むしろ>1見習って奴隷買ってエロスライフ送りまくってるもんな?

 

3330:名無しの>1天推し

普通に羨ましくなってきたな

 

3331:名無しの>1天推し

ごめんね……

 

3332:元奴隷童貞冒険者

いや謝られても……

 

3333:1年主席天才

それで、何が気になるんだい

アース111の世界についてだろ?

 

3334:名無しの>1天推し

スケールでかい話だったな

 

3335:名無しの>1天推し

ガチ神話

 

3336:NOUZUI-MEN

SF世界出身としては違和感凄かったぜぇ

 

3337:名無しの>1天推し

なんとなく理解はしたけど、凄かったな

 

3338:名無しの>1天推し

古代のガチ人外フェチ……

 

3339:名無しの>1天推し

人類は凄いぜ……

 

3340:元奴隷童貞冒険者

自分の世界、ゲーム風にスキルやらジョブやらある世界なんすけど

そういうステータス的なのが昔の人たちの認識でいいんすか?

 

3341:1年主席天才

うーーーーん…………

 

3342:1年主席天才

まぁ……ざっくりとは……それでいいかも?

 

ステータス先行世界とはまぁ世界の仕組みがまた違うけど

印象としては悪くないよ

 

3343:名無しの>1天推し

歯切れが悪い

 

3344:名無しの>1天推し

神様の存在がふわふわしてるから俺らの理解としてもまぁちょっと曖昧よな

 

3345:元奴隷童貞冒険者

えぇと、これでいいなら……というか>1の世界の認識で神様やらなんやらできてるなら

>1たちの認知で魔法とか好き勝手凄いの作れちゃうもんなんすか?

それこそ新しい神様作ったりとか

 

3346:名無しの>1天推し

むっ……

 

3347:名無しの>1天推し

それは……確かに

 

3348:自動人形職人

あぁ……認識が存在を確立させているのなら

現代でも同じことができるのかって話ですか

 

3349:1年主席天才

不可能だね

 

3350:名無しの>1天推し

おぉ、ばっさり

 

3351:NOUZUI-MEN

この手の話で天才ちゃんの断言は珍しいな

 

3352:1年主席天才

正確に言うと不可能になった、だね。

 

エウリディーチェの話の肝は存在定義が曖昧だった上位存在を人間の認識が明確にしたという点だ。

この世界の魔法にしても、多分同じようなものだ。

魔法はあったけど、属性の区分も最初はなかったけれど人がそれを定義した。

 

3353:1年主席天才

この時点であれば冒険者の彼の言う通り、ある程度定義を好きにできただろう。

ただしアース111の魔法は既にある程度習熟され、細分化されている。

 

魔法の属性が35もあるのがややこしいと思ったけど、現地人の認識が干渉するならそれも納得できる。

おそらく、アース111の魔法はある意味において過渡期の終わりかけなんだ。

 

3354:名無しの>1天推し

お?

 

3355:名無しの>1天推し

過渡期の……終わりかけ?

 

3356:1年主席天才

秋の一件でトリウィアが詠唱魔法使ったの覚えているかい?

 

3357:名無しの>1天推し

はいはい、あのかっこいいやつ

 

3358:名無しの>1天推し

っぱ詠唱いいよね……

 

3359:自動人形職人

時よ止まれ、でしたっけ。えーとアース111で言うと……

 

3360:名無しの>1天推し

ゲーテ?

 

3361:1年主席天才

そう。そいつも嫌いだ……アース44のドッペルゲンガーが性質が悪いんだよな……

 

3362:NOUZUI-MEN

なんなんだよアース44

怖すぎだろ

 

3363:1年主席天才

まぁいい。

 

何にしてもアース111じゃあ詠唱魔法は廃れて、脳内の術式構築、或いは既に系統の感覚的な選択によって発動する。

つまりそれだけ魔法が世界に浸透しているわけだ。

態々言語化というプロセス踏む必要がないわけだしね。

この辺りはそれぞれの世界の魔法法則によるが

 

3364:名無しの>1天推し

ほー

 

3365:名無しの>1天推し

なるほど?

 

3366:名無しの>1天推し

んでも、過渡期の終わりってのは?

過渡期が終わってるんじゃないのか

 

3367:1年主席天才

忘れたかい?

この35種の組み合わせのややこしさに終止符を打とうとしているのがいるだろ

 

3368:名無しの>1天推し

あっ

 

3369:名無しの>1先推し

先輩殿でありますね!!!!!!!!!!!!!

 

3370:名無しの>1天推し

うわ出た

 

3371:名無しの>1天推し

出たってなんでありますか????

 

3372:NOUZUI-MEN

あぁでも、だから過渡期の終わりね。

 

3373:1年主席天才

そうだね。彼女が系統をまとめあげればこのややこしさも落ち着くだろう。

それでやっと過渡期が終わって安定期に入るはずだ。

 

3374:名無しの>1天推し

なるほどな

 

3375:自動人形職人

>1の世界の魔法の話になると最終的に先輩さん凄いってなりますね……

 

3376:名無しの>1天推し

まぁ実際凄いしな…

 

3377:名無しの>1天推し

さす先

 

3378:名無しの>1天推し

偉人はやっぱ頭の螺子外れてるぜ

 

3379:元奴隷童貞冒険者

さす先

 

ていうか今の鳥ちゃんに関してもなんとかならないっすかね~

 

3380:名無しの>1天推し

ん?

 

3381:名無しの>1天推し

繋がるか、そこ?

 

3382:元奴隷童貞冒険者

いやほら、鳥ちゃんは>1が好きで飛べなくなって大変なわけじゃないすか

だったらまぁ、>1が普通に受け入れれば一先ず解決なんじゃないすか?

 

そのあたりも上手く意思疎通というか言葉足らずというかもめたのが先輩さんの時だったわけで。

>1ならそのあたりの反省を活かして上手いことするじゃないかなーって思ったわけっす

 

3383:名無しの>1天推し

こいつ……

 

3384:名無しの>1天推し

お前……

 

3385:名無しの>1天推し

…………

 

3386:NOUZUI-MEN

やはり……童貞は童貞か……

 

3387:元奴隷童貞冒険者

!?

 

3388:名無しの>1天推し

童貞はさぁ

 

3389:名無しの>1天推し

これだからダメだよ童貞は

 

3390:名無しの>1天推し

呆れて童貞しかいえない

 

3391:自動人形職人

普通の童貞より性質が悪いですよこれ

 

3392:名無しの>1天推し

ほんま

 

3393:元奴隷童貞冒険者

うおおおおおおおおお天丼っすよ!!!!!

 

3394:1年主席天才

残念ながらそう簡単な話でもないんだよねぇ

 







 ≪龍の都≫は標高五千mほどの山の頂点、そのカルデラ状の直径1kmほどの盆地を指す。

 周囲の山は最大数十m近く、東側が高く西が低い。

 遠くから見れば円柱を斜めに切り落としたようにも見えた。

 盆地の外は氷点下の吹雪が吹きすさび、おおよ生物の生存に適しているとは言えない。

 だが、その中に確かに営みがある。

 盆地の中には湖があり、家があり、広場も、畑もある。それらの空間には雪は降っているが、


「不思議ですね」


 畑の畦道に、薄く積もった雪を踏みしめながらトリウィアは白い息を吐いた。


「寒いですが、この高度を考えればむしろ暖かい。標高的にも空気が薄いはずですが、地上と変わらない」


「≪龍の都≫全体にそのあたりの環境保全の結界が張られているね。気圧室温湿度……その他もろもろ。雪自体があるのは季節感の為にある程度は通してるのかな」


 隣のアルマも周囲を見回しながら小さく顎を上げる。


「都市単位の大規模結界……王都のそれが有名ですが、それよりも高度ですね」


「そのあたりは流石神様という感じだ……ん」


 ふとアルマが足を止めた。

 視線の先、数人の龍人が畑を耕し、おそらく野菜の種を植えている

 

「…………腕をぐるぐる回して衝撃波で土を耕していますね。種まきは空を飛んで空から投球フォームで、地面にぶち込んでますが」


「うーむ、子供向けアニメみたいな光景だ。おまけにあれ、土地の活性魔法も同時に掛けているな」


 なるほどと、彼女は頷き、


「生活様式は原始的だが、龍人種故の魔法や身体能力なら十分なんだろう。外界から途絶されているから数百年単位で同じ技術のようだね。用意してもらった家も、綺麗で頑丈だがやはり数百年前に作られたものだったし」


「ふむふむ……興味深い……」


 遠く龍人族がこちらに手を振ったり曲芸飛びを見せててくれたのに手を振り返してから再び歩きだす。


「それで、どう思う?」


「ウィル君とフォンさんのことですね」


「あぁ」


「ふむ」


 彼女がジャケットの内ポケットから取り出し、煙草を吸い始める。


「アルマさん……というか掲示板の方はなんと?」


「君とのごたごた経験を活かしてウィルがフォンの気持ちを受け入れれば解決じゃね? とか言ってるのが一名」


「なるほど」


 トリウィアは長く息を吐きだし、


「その人、恋愛経験なさそうですね」


「くっ……!」


 数十秒、アルマが肩を震わせた。


「……いや、流石の切れ味。掲示板も大喜びだ。該当人物の恋愛遍歴は置いておいて。君がどう思うかは、僕も知りたいところだね」


「難しいですね」


 吐きだした煙は深々と降る雪に解けて消えていく。

 穏やかな空だ。

 冷たい空気が自らの輪郭を浮きだたせていくのを感じる。


「私の時はヘファイストスに対する駆け引きでウィル君に何も言わなず、彼を誘導しましたけど、今回はエウリディーチェ様がぬるっと全部バラしてくれたわけで」


「あぁ……アレは歴史的な好きバレだった……」


「フォンさんがウィル君を好きなことはみんな知ってることですけどね」


 それは見ていれば分かるというものだ。

 ウィルに対してはいつものテンションが高い元気な女の子という感じだが、彼がいない彼女は結構理性的だ。かなり厳しく鋭い言動もする。

 その落差は結構大きい。

 だから彼女の思いは、きっと彼女以外誰もが分かっていた。

 きっとウィルも。


「ウィル君はタイミングを見計らっていたでしょうけどね。フォンさんもまだ1年生だったわけですし」


「君や御影のついでで関係を変えるのはちょっと、みたいなことを言っていた」


「彼らしいですね」


 苦笑しながら紫煙をゆっくりと吐き出す。


「……確かに、単純といえば単純かもしれません。フォンさんの葛藤をウィル君が受け入れればそれで解決。話も早いですが……」


 雪空に消えていく煙を見上げながら彼女はその言葉を口にした。

 こんなこと、少し前までは想像もしていなった。

 知りたくもなかった。


「――――フォンさんは、翼を失うことになります」







 アルマはトリウィアにつられて空を見た。

 粉雪が降り積もる白味が強い灰の空だ。

 曇っているけれど、美しい。

 美しいけれど、晴れているわけではない。


「私はフォンさんが飛んでいる姿が好きなんですよね」


「僕もだよ」


「御影さんもカルメンさんもパールさんもアレス君も、学園のみんな―――いうまでも無くウィル君もそうでしょう」


 きっと彼女を知る誰もがそうだ。

 アルマにしても彼女ほど空を愛し、空に愛された存在は他に知らない。

 マルチバースを1000年見守って来て尚、そう思う。

 そんな彼女から翼が奪われるなんて。

 

「ウィル君は……なんというか、私たちの意思を尊重してくれます。けれど同時に彼の思う私たちみたいなのがあるんですよね。別にそこは私たちも乖離していないですし、そこをちょっとつついたのが秋の一件でしたけど……滅茶苦茶ウィル君に説教されましたけど……」


「アレはまぁ君が悪いよ」


 悪いというかやり過ぎたというか。

 結果的に見れば上手くいったのだけれど。

 それはいいとして、


「フォンの場合はまた特殊だ。彼女自身のルーツの話。彼女であって、彼女ではないものの意思。その混在と葛藤は……やはり難しいね。外野が口出す話でもない。……ただ、ウィルが言ったらそのまま受け入れそうだけど」

 

 例えばウィルがフォンの気持ちを受け入れたらのなら。

 それも勿論あり得る。

 彼女の気持ちを彼は気づいているし、彼にとって彼女は幸福の一部だ。

 だから掲示板でソウジが言ったように、終わらせようと思えば簡単だ。

 ウィルが今のフォンを肯定すれば、フォンはそのまま地に降りるだろう。

 でも。


「それが、良いことなのか、という話ですね」


「何とも言えないな。鳥人族にとって翼は命よりも重く……けれどそれ以上の想いがあるんだから」


 或いはフォンが翼を選んだとしたら。

 それはもしかしたらウィルに対する想いを、自分の心を否定するということかもしれない。

 愛を選んで魂を失うか。

 魂を失っても愛を選ぶか。


「それを本能の奴隷と見るのか遺伝子の継承とするのか……こればかりは、本人次第だ」


「ウィル君はこういう問題には迷いそうです」


「僕もそう思う」


 だから、彼はきっと動けないのだ。

 彼女に対する言葉は彼女の根幹を変えてしまう。

 人生の岐路における選択を、彼女自身ではなくウィルが決めてしまえる。

 ウィルはそれを望まないだろう。


「難しい問題ですね」


 空を見上げたままトリウィアは息を吐いた。


「フォンさんに飛んでいて欲しいというのは私たちの我がままでしょうか」


「……かもね。僕らにはフォンの答えを受け入れることしかできない」


「御影さんは」


「うん?」


「御影さんなら、良いアドバイスができると思います」


「あぁ、確かに。彼女は面倒見がいいしね。今はフォンと仙術の訓練だっけ」


「えぇ」


「ふむ……なら、御影がいい感じのアドバイスを送ることを期待しようか」


「ですかねぇ。どうにも、私は考えすぎて何と言えばいいか困ります」


「僕もだ。……ウィルの背中を押すのは、彼が望んでいることが分かりやすいんだけどね。今回はそうもいかないし」


 溜息を吐いた。

 アルマは思う。

 遥か遠い過去から訪れた運命に対面するクラスメイトを。

 それは追い風なのか向かい風なのか。

 

「アルマさんならどうしますか?」


「ん?」


「もしもフォンさんのように、自分の心に板挟みにされたらどうやって対処します?」


「君は?」


「―――自らの叡智を以て総取りします」


「ほんとにそれでウィルとの婚約もぎ取ったから何も言えないな……」


 アルマは視線を空から降ろした。

 白い雪の道。

 振り返れば自分とトリウィアの足跡。

 心の板挟み。

 ウィルとの関係は愛に従った。

 或いは、それより前は?

 そんなことを思って、思わず自嘲した。


「さぁ―――どうだったかな」


元奴隷童貞冒険者

えっちな奴隷兼恋人はいてもメンタルは童貞


トリウィア

フォンに飛んでていて欲しいと思うのは、我がままなのかな


アルマ

さぁ、どうだっただろうか


次回はフォンとウィルがどう思っているかという話



星ブクマ頂けると幸いです

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