君は天使②
天界に女神が住み、女神が天使を使役する、地球は女神の保護下にあり、転生勇者を育てる地
『お兄ちゃんちょっとこれ見て〜』
家で晩ご飯後お片付けをしていると
妹の月依がスマホの写真を見せてきた
『すごい大きな鳥だと思わない』
スマホの画像を見せながら月依も驚いている
魔王様もその写真を除き見て驚いた
闇夜に鳥が大きな翼を広げたように見える
月の光でシルエットだけだがその翼が鳥のそれよりも
かなり大きく見える
これは!?
これは天使じゃ???
天使がなぜこんな写真撮られてるんだよ
パトロールに来たのか?
だとしても姿を人に認知させるような
失敗をするはずがないんだが
女神の指示でわざと?
うっかりしてた?
初任務?う〜ん…
どっちにして私が考えても無駄な事か〜
そんな事を思いながら写真を眺めていると
眉間にシワがよっていたらしい
『そんなに悩まなくもていいじゃん
ただの怪鳥だよ』
と月依に怪訝な顔をされた
『ただの怪鳥って、え?普通にいるの?』
魔王様が月依に聞き返した後に
しまったと思った。
この世界には怪鳥なんていないって事は
分かってるのに
つい天使の事を考えてからうっかり
おかしな聞き返しをしてしまった
『え?いる訳ないじゃん
お兄ちゃん大丈夫?』
月依が不思議そうにこっちを見ている
『あはは〜冗談だよ』
困った時はだいだいこれで済ませる魔王様
『変なの』
そう言って月夜はスマホを見ながら
大型ビーズクッションにダイブした
お皿を洗いながら魔王様は自分の記憶を掘り返しつつ
現れた天使の事を考える
ここ地球は女神によって守られている
地球人は異世界へ転生した際
大きな力を発揮できる事が多い
適性能力があるという事だ
あちこちで勇者が生まれる事が多い
その為、他の世界からの侵略がないよう
女神よって保護されており
その部下たる天使達がたまに
パトロールに来る事がある
見回りもあれば
勇者候補の選定なんてのもある
よい勇者が生まれれば
その世界からの女神信仰がさかんになり
女神界へエネルギーがたくさん流れる事により
女神達の力の源、生活の源に反映に繋がるという事だ
守られた世界と言っても
結局は勇者確保の苗床になっているという事実
たまに度が過ぎてしまう女神も現れる
力のある物を無理矢理転生させてしまう
とかな
まぁバレたら処させるけどね
なので天使の姿を見せる事によって
はやりの異世界ネタに煽りをいれる感じにして
希望者でもつのるつもりか?
いぁ〜まさかそんな事は…
考え過ぎかな
時空違いでの異世界なんて
山ほどあると言っても
そこまで人員不足ではないだろうしな
まぁこれ以上考えても仕方ないか
どうせすぐ帰るだろうしね
そんな事を考えながら
家事を終わらせる魔王様
続く
のんびり続きます




