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悪意の無い悪③

大きな進展の無い回です

 『おはよー魔王様』

 

駅に着くとマウが待っていた


 『はぁ……駅で魔王様って言わないで』


 最近気が付いたのだが、公衆の面前で魔王様って言うと

 周りの目が痛い。異世界の魔王ってバレてしまう!と思って

 人前で魔王様って言葉を使わせないようにしてたんだが

 どうやらそうではないらしい

 この世界の人にとって魔王様って呼ばせていると言う事は

 なんというか変わった?おかしな人?

 わかりやすく言えば警戒されるんだが

 それは単に、危ない人だ!という認識である

 それは凄く生活がしにくくなるのだ

 

『じゃ行くか、人目につかない所で小さくなって

 私のポケットにでも入っててくれ』


とマウに指示する


 『らじゃー』


とマウが敬礼ポーズをとり

その後二人で移動し人目がなさそうな所に行き

マウが小さくなり魔王様のポケットに入り込む

そのまま二人?は電車に乗り混む


いつもの満員電車


 『むぎゅ〜つぶれちゃよ〜』


マウが胸ポケットの中から震えた小声で訴える


 『しっ喋るんじゃない!』


はっっと思い周りのをチラ見すると

周囲からの横目でじーっと見られている事に気が付く


 目をつぶって時間が過ぎるのを待とう

 まだ着かないのかな〜駅が遠く感じるわ


駅に着きドアが開いた途端逃げる様に

早足でその場から立ち去りながら小声で


 『マウ、人がいる場所では喋らない、後姿も絶対見せない』 

 『絶対だからな!わかった?』


 とポケットを覗き込んでマウに指示を出す魔王様


とポケットの中でコクコクとうなづくマウ


 理解してくれたようだな〜

 イマイチ伝わっているのか不安だけど

 会社ではバレたら死刑宣告みたいなもんだから

 念をおしとかないとだ

 ってか魔女のやつマウにもっとちゃんと指示しとけよな

 困ってる私の想像して楽しんでるんだろうが

 ふぅ〜私は何もしないって言ったけど

 なんか思ってたよりも大変そうな気がしてきた


会社に着く二人?


早速標的を見つける魔王様

というか会社なので居て当たり前


 『マウ、あいつだ。もう少し小さくなって取り付け』

 『盗撮道具忘れるなよ』


マウのサイズを変えれるスキルは触れている付属品も含まれる

専用武器なんか持ってると大きくなれば超強くなれる

なのでカメラやマイク、パソコンへの仕掛けなど

そういう道具を持ってきている


マウが魔王様の胸元から全力で飛び立っていく

それを見送る魔王様

がしかしマウが戻ってきた


 『おいつけない〜』


小さくなりすぎて飛距離が伸びなかった

魔王様の肩に一旦落ち着くマウ


 『バカっ、ほら行くよ』


魔王様が遠ざかる須磨の近くまで走っていき

その瞬間に飛び移る

が走って行った為に須磨が魔王様を怪訝な目で見る


 『なにかようですか?』


と須磨が魔王様をじろりと見て言う


『いや、別に』


と魔王様も横目で見ながら返す


 『チッ!』


と須磨が舌打ちをする


 は?今舌打ちしたよね?

 クソガキが〜痛い目みやがれコノヤロー


と思いつつも自分に何か出来る訳でも ないので

堪える魔王様

マウは問題なく須磨に取り付いたのを確認し 

 

 うまくやんなよ

 後、虫かなんかに見間違われて潰されるなよ

 頑丈だから大丈夫だと思うけど……たぶん


時間が過ぎ昼休憩


 あ〜〜心配だ〜

 大丈夫かなマウ

 騒ぎになっていない所をみると

 見つかってはないのだろうけど

 心配すぎてこっちが手に着かない

 ハァ〜仕方ない

 ちょっと様子見に行こうかな


部署が違うので部屋が少し離れている

そーっとマウがいる部屋の前まで行き

部屋を覗きこむ魔王様

と後ろから


 『なんだい朝陽君?私に会いにきたのか?』


と声をかけられびっくりする

振り向くと同期の田口胡桃だった


 『あっいや近くまで来たもんだから頑張ってるかな〜と』


アハハハと笑いながら魔王様が言う


 『近くまでって、社内で?相変わらずおかしな事言うね』


フフっと笑う田口


 『じゃっ、じゃがんばってな!無理するなよ〜』


と言いその場を立ち去る


 今日なんかこんなんばっかな気がする

 なんかめっちゃ疲れる

 始終ずっと怪しいのは私な気がしてきた

 何かあったら疑われるレベル

 ちょっと落ち着こ

 

続く

 

次話もまったりと

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