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その頃朝陽の体で現世にいる魔王様は

ほんとの朝陽はさらなる困難へ向かう中、魔王様は……

コンビニスイーツにはまっていた。


 な、なんというおいしさ。しかも種類が豊富で見た目も鮮やか。

 どれを食べても間違いがない。

 こんなに素晴らしい物が簡単に手に入るとは侮れんな……

 各コンビニ、それぞれの素晴らしさがあり甲乙つけがたいのだ。

 期間限定物まであり、制覇できるだろうか。

 いや、この魔界の王である私に不可能などないのだ!


『おにぃちゃんスイーツ食べながら何難しい顔しての』

『美味しいのは分かるけどちょっと食べ過ぎじゃない?私は買ってきてもらえて嬉しいけど〜』


 妹御にもお土産で買ってきたのだ。


 満足してもらえて何よりなのだ。

 いつもご飯を作ってもらっているのでお礼がしたかったのだ。


 食べ物が豊富な国か……

 そういう国に死と隣り合わせの争いは起きない、のか?

 それとも争いがないから豊富に食べ物があるのか

 万人がそう、という訳でもないのは分かるが

 この国は餓死する危険がほとんどないと言ってもいい。

 もちろん全ての人が幸福などというそんな理想国家でない事は分かるが

 一歩外に出ても、命を脅かす危険がない。

 敵対する種族がない、からなのか。


 勇者朝陽よ。お前はこちらから来てそちらで何を思ったのだ。

 

魔王様はスプーンの手が止まっていた。


 『あれ?おにぃちゃん、もうお腹いっぱいなの?じゃあ私が最後これもらうね』


と妹の月依が最後の1個に手を出す


 『ん?あ、それは〜〜〜〜ダメだ〜〜〜』


魔王様が最後まで楽しみに取っておいた生クリームが9、スポンジが1という悪魔的バランスの

ケーキだった。


 『いただきま〜〜す』

 『ンフフ、うまぁい。あまぁい』


美味しそうに食べる月依。

落ち込む魔王様。


 勇者朝陽よ。

 少しだけそちらに帰るのが遅くなっても私は大丈夫なので

 ちょっとだけならゆっくりしてくれても良いのだぞ


続く

次回ものんびり続きます

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