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少し怖くて、ビクッとする話  作者: 檜尾 眞司
4/6

〜マンションにて〜

日常に突然現れる出来事。

実際にあった話です。


 マンションにて〜

 

 俺の住んでるところは、マンションの4階である。

 ある夜、少し外が騒々しいのでベランダから下を覗いてみると、赤色灯を点灯したパトカーや救急車が真下あたりに数台止まっていた。


 「何かあったな!」


 と、思いつつベランダのガラスドアを閉めようとした時、右斜め下の3階のベランダで救急隊員が中年男性に蘇生を施していた。


 「いち、にい、さん、……いち、にい、さん、しい、ご………」

 何度も、何度もやっているのが見えた。

 生々しい光景であった。


 ずーっとは見てはいけない気がし、俺はベランダのガラスドアを閉めて中に入った。

 

 30分後、やはり気になるので再びベランダから覗いてみた。

 救急隊員と中年男性はおらず、今度は警察官が数人現場検証を行なっていた。

 写真などを撮っていた。

 

 「やはり、あれか…!」

 と、思いながらドアを閉めた。


 後日聞いた話では、やはり自殺だった様だ。

 3階のベランダの手すり部分から紐で首を吊ったそうである。

 たまたま通りかかった人がマンションの手すりから男性が宙吊りになっているところを発見したそうです。

 

 発見者のその時の心情は、かなりのものだっただろうと想像できる。


 俺はいまでもそのマンションにすんでいるが、その後なにかあったわけでも無い。


 ただ、これは実際にあった話です。




 

ありがとうございました。

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