何だこのステータス
すると目の前にある宿の看板にはこう書いてあった〈宿・アバホテル〉
「いや、これ完全にア〇ホテルじゃねぇかよ
一切隠す気のない〇パホテルじゃんかよ」
思わず叫んでしまった篠塚は周りから少し冷たい目を向けられてしまいった
(やば、とりあえずア〇ホテルに入るか…)
複雑な気持ちで入っていき、宿をとる準備をしていた
「あのぉ…、すみません、これってここでも使えますか?」
そう言いカウンターにいる店員に先程拾った金貨を渡した
「宿1泊食事付きは銀貨5枚なので20日泊まれます。」
(20泊って、、、金貨ってそんなに凄いのか…)
「とりあえず2泊だけでお願います」
「分かりました、2泊ですと銀貨は10枚です」
金貨をそのまま店員に渡したら少し迷惑そうな顔でお釣りの銀貨90枚を受け取り、そのまま指定の部屋まで歩いていった
(204ってここだよな?なんか宿ってシステム初めてだから緊張するなぁ、店員と喋べってたとき上手くいってたか記憶ないもん、コミュ障つらい)
そして篠塚はそのまま部屋の中に入っていった、内装はベッドが一つ置いてあり狭くも広くもない部屋だった。
篠塚はベッドへ俯き今日の事を思い返していた
(突然異世界召喚されたと思ったら、ドラゴンに吹き飛ばされてみんなと離れ離れになるし、災難続きだよ…。
そうだっ!確かこの村って本が有名だったはず、とりあえず本でも読んだ方がいいよな?)
ベッドから起き上がり出かける準備をしようとしたが、窓からは暁色の光が部屋を照らしていた
「そういや、もう結構遅いのな」
そういうと再びベッドへ俯き深い眠りについていった。
目を覚ますと外はすっかり朝になっていて、窓からは眩しい光がさして部屋を明るくしていた
「そうだ!!!」
思い出したかのように大きな声を出した篠塚は解析に質問をなげかけた
「この世界ってステータスとかってあるのか?」
【あります。頭の中で「ステータス」と念じるとステータス画面が出てきます】
(わかったぞ、ライトノベルとかだとここでチートみたいにステータスが高くて無双していってハーレムしていくんだな!異世界捨てたもんじゃないな!)
(ステータス)
そう念じると頭の中でステータス画面が浮かび上がってきた
「は?、嘘だろ、これが?ステータス?俺の?、、」
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ステータスα
篠塚 彩斗
《選ばれし勇者》
体力 1
力 1
魔力 1
防御 1
俊敏 1
運 70000
《スキル》 解析・言語理解・ラック
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そこに浮かび上がってきたのは、偏り過ぎているステータスだった
ステータスが偏りすぎている主人公
今後どうなっていくのか是非お楽しみに。
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