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ボブと愉快な仲間達  作者: 新倉 砂鉄
2/7

コンクリートに正拳突き

19ボブ



「くそっ…なんでこんな所に来ちまったんだ!」

途中で拾った木の枝で道を塞ぐ草をなぎ倒しながら前へ進むボビー。

しばらく草むらを歩いていると、突然開けた場所に出た。

「完全に道に迷っちまったなぁ…一体ここは何処なんだ…?」

肩を上下させ、荒れた呼吸を整えながらそう言うと、目の前に何かが映った。

「うわっ!」

一瞬たじろいたボビーの目に映ったのは豚だ。

一頭の豚がこちらをじっと見つめている。

ビチャビチャの粘液がまとわり付いた鼻をヒクヒクさせながらずっと見つめている。

そんな豚の左前足に目をやると、何やら絵のような物が見えた。

恐怖を感じながらも、好奇心がボビーの体を動かす。

恐る恐る豚との距離を縮め、左前足に全神経を集中させる。

そして、それが何かとはっきり分かった瞬間、ボビーは震え上がった。

その衝撃は脳から背筋を伝い、それは震えとなり奥歯がガチガチと鳴り始めた。

豚の左前足をよく見てみるとタトゥーが施してあるではないか…

腕時計だ…

しかも、文字盤をよく見てみるとROLEXと書いてある。

ボビーが今1番欲しいロレックスの腕時計のタトゥーを施している豚が鼻をヒクつかせながらじっとこちらを見つめている。

「うわぁぁぁっ!」

大声と共に暗闇の世界に飛ぶと、そこは薄暗い部屋のベッドの上だった

どうやらボビーは悪い夢を見ていたようだ…

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