お化け屋敷 or 魔境
またまた大学生の頃のお話。
北海道の北広島市という、どっちのどこだというところから進学を機に上京してきた友人くんがいました。
私が「祖先は屯田兵?」といじり過ぎたからなのか、ホームシックなのかハウスシックなのか知らんが、素人童貞なのに風俗通いが止められないというあまりにも残念な悩みをお持ちでした。
私がお代は持つから、二度と行かないで済むような気持ちになっておいで! ということで、とあるお店に誘ってみたのです。止められないために金欠気味な友人くんにとっては、断る理由などありません。まんまと乗ってくれました。タダより高いものはないのにな。
住まいから電車を乗り継ぎ、下町にある某駅に降り立ちました。
そこには東西それぞれの駅そばにお店があるのです。西は普通のお店。東は最後までオッケーなお店。
どっちでも良いんだよと伝えてみたものの、友人くんは西のお店を選びました。別に私の懐事情なんて気にしなくて良いんだよ? タダより高いものはないんだからさ!
駅を出て数分、西のお店(以下、お化け屋敷)に辿り着きました。
ちょっとこの辺で私は笑いをこらえきれなくて、友人くんも何かヤバい空気を察していたんだけれども、はるばる一時間もかけて来ていますからね。まあ人のカネなんだから細かいことは気にせず行ってこいよと、赤線時代をそのまま継承しているかのようなお化け屋敷に押し込みました。
それから一時間ほど私は駅ビルで時間を潰し、終わった頃合いを見てお化け屋敷に戻ってみました。
友人くん、電柱の影で泣いてたwww
マジふざけんなよとガチ切れされたけど、タダより高いものはないのです。
事前調査によると、キャリア20年を超えるようなお姉さまがこの店では若いコ扱いな、大学生の我々からみたらキャストはリアル母ちゃん世代ばかりです。
友人くんの祖先はきっと屯田兵なので、誰も見たことない新天地を切り開ける優秀なDNAを持っているハズなのです。彼はどんなお姉さま、もとい妖怪と出会えたのでしょう。友達のオカンに悪戯される的な最悪の疑似体験を味わえたハズです。
なんにせよ二度と風俗に行きたくなくなるような激烈なトラウマになったことは間違いなく、私の提案通りの体験をしたわけですから、そこには何も偽りなどありません。
友人くんには根ほり葉ほりどんなだったか聞いてみたんだけれどもほとんど答えてくれませんでした。彼は熟女専などではありませんでした(合掌)
どのお姉さまか選ぶ写真的なものもなかったそうで、エンカウントから待ったなしのガチンコバトルに突入という呪いの館みたいな空間だったようです。
あ、でも胸は大きかったみたいですよ。胸だけでなくスリーサイズ豊満です。巨樽かなあ……。
お口直しに東のお店(以下、魔境)に行くかと聞いてみました。嫌な予感がすると全力で拒否られました。つまらん。
魔境は最後までサービスしてくれるだけにお化け屋敷よりお高めです。値段だけでなく、お姉さまの年齢もお高めです。30年くらい働いている魔物とかいるらしい。お化け屋敷も定年退職したようなお年頃のお姉さまがいるシルバー人材センターです。
是非とも実録レポして欲しかったんですけれど、お化け屋敷でバッキバキにやられた友人くんはもはや立ち上がる気力もなくなっていました。なんかゴメンね。ひとまず卒業おめでとう。
残念ながらお化け屋敷も魔境も数年前に封印された……じゃなくて閉店したみたいです。
デッド○ールでも出会えないようなニッチ需要を満たすダンジョンだというのに。




