元祖・歌のお兄さん
今夜放送開始のドラマ、だいすけお兄さんが出るのです。
……ええっ、だいすけお兄さんご存知ありませんか? 横山だいすけさんと言えば分かりますか?
天下のNHKが誇る『おかあさんといっしょ』に三月まで出演していた歌のお兄さんのことですよ!
だいすけお兄さんに悩殺されたママは数知れず、放送コードギリギリのかぞえてんぐ(恍惚のアヘ顔で奇声を発した挙げ句にエクスタシーというオ○ニスト)を生み出したお兄さんのことですよ!
だいすけお兄さんのラストステージは、子どもを実家で預かってもらっていた時期でありました。上の子は何となくだいすけお兄さんがもう見れないということを理解したようで、ほんのり涙目になっていたそうです。幼児も涙目になるほど、惜しまれつつ卒業した素晴らしいお兄さんなのです。
歌のお兄さん引退後、方々の番組に出演するようになりまして。ついにドラマデビューですってよ!
時間的にちびっ子たちは見ないと思いますが、正座で拝みたい勢いのパパママは少なくないハズです。
さてさて話は変わりまして。私の学校には眉毛のおじいちゃん(仮)というのがおりまして。
紅白歌合戦に何度も出ていたちょっと凄い御方。しかしビートルズが来日するより前の話なので映像はほとんど残っていない模様。ゆえに我々の世代での知名度は皆無に等しい。
そんな眉毛のおじいちゃん。卒業生という縁で、合唱コンクールの折りには審査員長を務めていらっしゃいました。
祖父母世代ならば誰もが知る大御所シンガーなのでしょうが、私たちは卒業生らしいということしか理解していない微妙な関係でございます。
でも、私たちにとってはそんなことどうでも良くて。自分たちの合唱が受賞できるかどうかに全ての関心が注がれます。
こんな凄い人なのにあまり有り難みをもって迎えられなかったのには理由があります。
まず、他の審査員の評価やらをあっさり覆すほど影響力大(との噂)。なにせ紅白歌手ですから仕方ない。つまりはほとんどの審査員を唸らせたところで、眉毛のおじいちゃんひとり気に入ってくれなければ受賞などできないのです。
それでも完成度に対して公平なジャッジであれば良いのですが、曲の好みが激しく偏ってらっしゃるようでして……。例えばお伊勢参りはウケないという言わば「お伊勢参り禁止令」なるものが流布する始末。受賞のための第一関門はまず、おじいちゃん好みの歌を選ぶことから始まります。色々と歪みきった合唱コンクールです。
そして最大の理由。それは眉毛の強烈な違和感。
高校生ですからご本人の前でこそ礼を尽くしますが、そうでなければ基本『眉毛』呼ばわりです。私たちの学校において眉毛と言えばこのおじいちゃんのことを指します。
強烈な違和感としか言い表せない個性爆発の眉毛なんです。初めて会う一年生はたいてい笑い堪えるを通り越して戸惑います。ガチなら笑っちゃいけないし、ジェネレーションギャップを埋めるための茶目っ気ならば笑ってあげるのが礼儀だからです。
でも先輩たちの様子からガチパターンだと悟り、いきなりガキ使のごとく笑ってはいけない合唱コンクールに突入です。どう見ても眉毛の様子がおかしいよぉぉぉぉ。
そして受賞クラス発表の段階で眉毛の強権という理不尽な洗礼を食らうのです。
思い出しただけでこのやろー許すまじ!
ちなみにですが露骨なのを被ってます。なのに視線は眉毛に寄ってしまうほどの激まゆゆ。マッキーで書いたわけじゃありませんよね……?
とにかく強烈眉毛の親父っていう記憶しかありません、すんません。
で、この眉毛もおかあさんといっしょに出ていた! らしい!!
やはりこちらも紅白同様ほとんど映像がないみたい。テープが貴重で上書きが当たり前の時代ですからね。今の番組構成になるよりも昔なので、元祖・歌のお兄さんといったところでしょうか。見た目も中身も風変わりだけど歌唱力だけはガチですし……。
私たちが だいすけお兄さぁぁん(キャー)となり、だいすけロスに苦しんだのと同じように、まゆげお兄さぁぁん(キャー )となったママがかつて存在した……のでしょうか?




