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ニューコメンの火のエンジン

 諸君。ここにでっかいドラム缶があるとする。ここに水を入れ、したから火を焚いてやる。すると当然中の水は蒸気となる。そして蓋を閉鎖し、外部に水をかけるなりして冷却したらどうなるかね?


 そうだ。大気圧で押し潰される。

 それを利用したのがニューコメンの蒸気機関だ。釜で蒸気を沸かし、シリンダーのなかで上がりきったピストンの下部を満たしたら、冷却してやり、負圧を作り出す。あとは大気圧でピストンが押し下げられる。別名が『大気圧エンジン』である。


 ついでであるが、この時のエンジンは蒸気のシリンダーへの供給も冷却水のシリンダー内注水も完全に手作業である。この時代は労働基準法なんかはない。このようなエンジンの出現が児童労働などを呼び起こすと言う洒落にならない時代がやって来たのだ。ひたすら蒸気と水のコックを捻り続ける少年(婦女でも可)…何故か泣けてくる。

 そんな少年労働者、ハンフリー・ポッター君が自動運転に関わる機材を作ったことは知られている。もちろん魔法などではなく、ワイヤだか紐だかでピストンの動きとリンクさせたとか。

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