第3話
日本政府の企み。それはジヴァナを倒すことができるサイファ達の【捕獲計画】であった
【日本・東京地下シェルター(中央区)・臨時中央指令部[国会議事堂]】
日本は地下へ避難した際、首相【長尾・頼良】を亡くした。
対ジヴァナ政策を叫んでいた彼の死後、統制を失い、多くの国民を亡くしてしまった。
地下へ避難した後は、彼の右腕だった【入江・來】が首相になり、統制をとり、【対ジヴァナ政策】を打ち出した。
そしてーーーーここ、国会議事堂で彼女の【対ジヴァナ政策】定例会が始まった。
┝「ーーーーでは、皆。今より対ジヴァナ政策定例会を始めようか。」
国会議事堂、メインホールの檀上で、短髪の女性が話始めた。
「真田・美結兵器開発宰相。対ジヴァナ政策の一環として起動した【対ジヴァナ弾道ミサイル[GX3]開発計画】は、どうなっている?」
入江は、彼女の右斜め前に座る、女性[真田・美結]に尋ねる。
指名された真田・美結は、報告書を手に持ち、立ち上がった。
「[GX3]の開発状況だけど、試作弾頭ならば、5発完成してるわよ。計算上だとジヴァナに有効だと思うけど、実証実験しなきゃジヴァナに効くがわからない、て感じかしらね。[実証実験]をしたいのだけど、いいかしら?」
「許可する。詳しい日時は、私の部屋で決めよう。美結、後で、私の部屋へ。」入江の返答に「解ったわ。」と答え、椅子に座る。
その後、各開発宰相の報告を聞き、改めて彼女は、感じた。
[この国は、日本は、まだジヴァナとは戦う力を十分に持っていない。]と。
もともと、日本は資源に乏しかった。ヨーロッパやアメリカ諸国から大量の資源を支援してもらわないと国として成り立たないほどであった。
現在は、入江の指示により、地下海水プラントを建造し海洋プランクトンから食料を作り、金属資源も、地下鉱脈の発見により、諸外国からの資源支援は、いらなくなった。
だが。
この国が【弱い】という事実は変わらないのだ。
「…この定例会で解ったことが多数あるな。ーーー明日より、鉱脈開発、及び、兵器開発に力を入れる。……反論がある者は?もしくは、意見がある者はいるか?」
彼女が力強く言うと、誰もが、首を横に降り、「異議なし」と口々に言い始めた。
それを認めると、彼女は
「……定例会は以上だ。各自、持ち場へ戻り、各々の仕事をしてくれ。」
異論がない事を確認しメインホールを出て行った。
「…………また、無理をして。」
來がいなくなったメインホールで真田・美結はそうつぶやくと、來への非難に満ちたメインホールを出ていった。
┝[自分のしている事は正しい。]來は、国会議事堂内の部屋で、いつもそう考える。
長尾首相の後を継ぎ、自分は、【対ジヴァナ政策】を打ち出してきた。しかし、自分への非難が多かった。くぢけそうになったこともある。
だが。そんな時、いつも支えてくれる人がいることが幸いだった。
【真田・美結】兵器開発宰相。
私の幼なじみにして、最高の親友だ。
私と彼女が一心同体だということを彼女は言った。
「………【私はアナタ】…か」
「抜けてるわよ?【アナタは私】がね?」
突然、後ろからの声に驚き、後ろを振り向いた。
そこには―ーーー真田・美結がいた。
「よっす。」
「………よっす、じゃないだろ…」
「ふふふ。またアンタ悩んでたわね。」
美結は、來の横に座り彼女の顔を覗き込んだ。当の本人は、な…なんだ?、とたじろいでいた。
「……悩みすぎじゃない?來。」
「…………悩みすぎじゃないさ。この国の為…先代総理の夢を継いだんだ。気を緩めては駄目なんだよ。」
「やっぱり……アンタ考えすぎよ。」
美結は、うつむいている來を抱き締めた。來は、美結の抱き締めに、戸惑った。「……來。ちょっとアンタに見せたいやつがあるの。ちょっとアタシのラボに来て。」
美結の頼みに、來は「あ、あぁ。」と困惑気味に、返答した。
┝「………………」
來は、絶句した。
あまりにも大きい衝撃が、來の体を支配しているのだ。
「どう?驚いたでしょ?【ジヴァナを倒す女の子】に、ね。」
そう。
美結が來に見せたいといったやつ。
それは、【ジヴァナを倒す女の子】が映っているビデオだったのだ。
「………女の子が……人類が……ジヴァナを倒したのか……!?」
「えぇ。そうよ。人類がジヴァナを倒したのよ!だけど……あの女の子が使う武器が何なのかは、全く解らないのが、悩みなんだけどね。」
美結は、そう言うと肩をすくめた。
しかし。
來は、思った。
『人類は、ジヴァナを倒すことが出来る。つまり、希望は、ある。』と。
武器が解らないのは、仕方ないことだし、究明に時間はかかるはずだ。
だが。
この事実。
『人類は、ジヴァナを倒せる。』という事実だけでも、良いことである。
地下人類にとっては【最大限の希望】になる。
「美結……全兵力をもって、あの[女の子]の捕縛をしろ。……手段は問わん。生け捕りにするんだ。」
來は、冷酷に命じた。
何万もの人間の為に、数人の人権なぞ気にしていられない。
「……解ったわ。フフフ。必ず[生け捕り]にして、彼女達の生体を調べるわ。」來の命令に、そう美結は答えると、來に背を向け、部屋の出入口に向かった。
『來の為、そして、アタシの野望の為に、[ルシー・カゲトラ]と、あと一人の少女……[生け捕り]させてもらうわ。』
┝地下に逃げた人類は、各国ごとに【地上奪還兵団・通称[パイオニア]】を設置した。[パイオニア]に入った人は、まず【対ジヴァナ戦闘術】をマスターさせられ、その次に、兵器の扱い方をマスター・その他諸々の訓練を終え、そして、ジヴァナ占領土【地上】へ、出撃する。
日本にも[パイオニア]が存在するのだ。
[地下日本パイオニア【海神】]が。
┝[地下日本パイオニア【海神】]本部
「…………」
パイオニア兵の訓練所で、黙々と、刀を降る少女がいた。
ルル・ルルーシェ。
それが少女の名前だ。
「ルル。ちょっといいかしら?」
「……?」
そんな彼女に声をかける人がいた。
「……あなたは…」
「よっす。ルル。」
ルルに声をかけたのは真田美結だった。
「何用ですか?美結様」
「地上に行きなさい。ルル。」
「は……?地上へ…ですか…?」
ルルは、美結の命令に、驚きを隠せなかった。
地上へ行く。
それは、全訓練をマスターし、最終試験をクリアした者が、命じられる事。
しかし。
このルル・ルルーシェは、最終試験をクリアしていない。
それなのに、何故、ルルが選ばれたのか。
「な…何故に私が選ばれたのですか?私は最終試験をクリアしてませんし…」
「最近、最終試験をクリアしたパイオニア兵はいないし、訓練兵でアナタが最高の成績を保持しているから、よ。」
「しかし―――――」
「しかし、じゃないわ。これは[命令]よ。」
反論しようとするルルーシェを、真田は上官として、封じ込める。
「は…はっ!ルル・ルルーシェ!!任務を遂行いたします!!」
「良い答えだ。では、明日の朝【9時00分】に【地上行きエレベーター】へ。任務内容は…明日、詳しく説明するわ。ーーーと、時間か。私はもう戻るわ。明日待ってるから。」
真田は、そう言うと踵を返し、訓練所を出ていった。「任務内容は、明日……か。訓練を積まなきゃ」
再び、ルルは、刀を振り、訓練を始めた。
┝[24時間後・地上・元東京・とある高層ビル]
「様子はどう?カゲトラ」元東京都内の廃墟の上に、建つ高層ビルの屋上で、望遠鏡を覗き込むカゲトラ、にサイファが声をかけた。「あ?あぁ。今のところジヴァナは、出てないな。」カゲトラは、望遠鏡から顔を離し、サイファを見ながら言った。
現在、サイファとカゲトラの二人は、東京都内一の廃墟ビルの屋上に陣取っていた。
ジヴァナを監視する為である。
「そう。最近は、ジヴァナが見られなくなったし。平和な日々ね。」
「あのムカデ野郎(第二話参照)以来、出てきていないな。何かあったのか?」「もしかしたら、[地上奪還軍]が動いたかもしれないわね。【日本国・第三ホール】から、軍が出たかもしれない。カゲトラ。【日本第三ホール】に望遠鏡向けて。」
サイファの言葉に、了解ー、と言い、望遠鏡を【第三ホール】に向ける。
【日本第三ホール】とは、地下と地上を結ぶ巨大な、穴の事をいう。
各国に、最低一個、最大五個はある。
ちなみに日本は、三個ある。
「ん?……………あれは………ジヴァナだ!あと、軍もいるぜ!!」
「貸して!」
カゲトラの報告に、サイファは、カゲトラがどいた望遠鏡を覗き込む。
「なっ何よ、あれ!?」
望遠鏡を覗き込んだ、サイファの視線の先には、地獄絵図が広がっていた。
大規模な軍隊と、数匹のジヴァナが激戦を繰り広げていた。
「軍隊が押されてるわ……。カゲトラ!!行くわよ!!」「ふ!言われなくても行くよ!!」
ジヴァナに押されてる軍隊を助けるため、今ここに、二人の戦女神が降り立つ。
┝「撃て!!撃って撃って撃ちまくるのだ!!」
司令装甲車の上で、この軍隊の副指令【マキナ・レイジェルト】は、指令を喚き散らしていた。
その指令に、兵士達は、戦車で砲撃を行うが、効き目がない。
何せ、相手は、甲殻型ジヴァナの【カブト】とスピード型【ワニ】であるのだ。『おロかナ。そのヨうナ物が我等二効くモノか。』
【カブト】ジヴァナが、そう言うと、頭部につく、角を司令装甲車に向かって、降り下ろした。
「ひっ!?た、退避せよ!!急げ!」
マキナは、そう叫ぶが、すでに遅かった。
無慈悲にも、カブト型ジヴァナの角は、マキナごと司令装甲車を叩き潰した。叩き潰されたと同時に、爆炎が上がり、ジヴァナに怯えている兵士を明るく照らし出した。
「マキナ副司令!!くそ!!撃て撃て撃ーーーーーっぐぅ!?」
近くにいた兵士が、指令を出そうとしたが、最後まで言えなかった。
腹部に、爆発で吹き飛ばされた鉄片が突き刺さったのだ。
「かはっ!っぐ……。」
兵士は血を吐くと、その場に、倒れ込んだ。
『む……?ククク。良き獲物がイタぞ。』
そんな兵士に、ワニ型ジヴァナの真っ赤な目が、向けられた。
「……………。」
兵士は、すでに対抗する力は、無かった。腹部からの出血で、力が入らないのだ。
『ここで……死ぬのか。』兵士は、思った。
ジヴァナに喰われ、死ぬのだ、と。
『ナンだ?対抗シテこナイ?まぁ、良イ。喰らウトしよウカ』
そうワニ型ジヴァナは言うと、兵士を口元に近付け、兵士を食べ―――られなかった。
兵士を持っていた、ジヴァナの右腕から、突如、鮮血が噴き上がったのだ。
『ガグぅ!?』
さすがの痛みに、ジヴァナは、持っていた兵士を手放した。
空中へ放り出された、兵士は、そのまま地面には落下しなかった。
「ぐ……?」
叩きつけられる痛みが来ないのを疑問に思い、兵士は、うっすらと、目を開けた。
「だいじょうぶ?」
この軍隊の司令官ルル・ルルーシェが、そこにいた。「る…ルル司令……」
「しゃべらない。傷に障るわ。衛生兵!!この兵士を後方に!!」
ルルは、近くにいた衛生兵に声をかけ、兵士を後方に下げるよう、命令した。
「急げ。重傷だからな。」
「はっ!ルル司令官も気を付けて!!」
そう衛生兵は言うと、負傷兵をつれていった。
『貴様ァァァ!!よくも、我が腕をォォォ!!』
ワニ型ジヴァナが、腕を切られたことに、怒り、叫んだ。
「五月蝿い。消えなさい、ジヴァナ。」
ルルは、そう言うと、腰に挿した刀を抜き、ワニ型ジヴァナに飛びかかる。
「はぁっ!!」
ズバァっ!!と音を立て、ルルの刀が、ワニ型ジヴァナの背中を切り裂いた。
『ぐァァァ!?おノれェェ!!』
グオン!!と轟音と共に、ワニ型ジヴァナの尻尾が、ルルに向かう。
「無駄。」
彼女は、それだけ言うと、自分に迫る尻尾を、一刀両断にした。
『がァァァ!?な…何ィィ!!』
「これで、終わり。さよなら、よ。」
そう言うと、ルルの刀が、ワニ型ジヴァナの頭の頂点に突き刺さる。
『ぐァァァァァァァァァ!!』
急所である【脳】をやられ、ワニ型ジヴァナは、断末魔を上げながら、光の粒子に変わっていった。
『な!?バカなァ!!やつがやられた!?』
カブト型ジヴァナは、ワニ型ジヴァナがやられたことに、驚愕した。
「………次は、あなた、よ。カブトさん。」
『っ!!』
頭上からの声に、カブト型ジヴァナは驚いたが、すでに、遅かった。
ワニ型ジヴァナと、同様に、急所【脳】にルルの刀が、射し込まれたからだ。
『ぐァァァァァァァァァ!?ば…バカなァァァァァァ!?』
断末魔を上げ、カブト型ジヴァナも、また光の粒子と化し、消えた。
「………か…勝ったぞ!!ジヴァナに勝ったぞ!!」
「あ…あぁ!!勝ったんだ!!ジヴァナに!!」
兵士達から、歓声が上がり、始めた。
「みんな!聞いてくれ!!」そんな兵士に、ルルは、声をかけた。
「みんなは、地下で休んで!ここからは、私一人でいくわ。」
「な!?司令!!それはーー」「言っちゃダメ。あなた達は、損傷が激しい。だから、休んで。」
ルルは、少し悲しそうな顔をして、いった。
ルルは、優しいのだ。
そんな彼女の声に、兵士達は、わかりました…、としぶしぶながら、答えた。
┝正直、サイファとカゲトラの二人は、驚きを隠せなかった。
一瞬にして、ジヴァナ2体を倒す。
そのような芸当は、サイファでもできない。
「………一瞬にして、倒したな……。アタシ達の出番は、無かったな。で、どうするよ?あいつら、あの少女を残して、地下に退避するみたいだぜ。」
カゲトラの言う通り、ジヴァナを倒した、少女を残して、軍隊は、第3ホールに退避している。
「もちろん、仲間にするわ。まず、接触しましょう。」
そうサイファは言うと、あの少女の元に、足を向けた。
「あ!サイファ、待てよ!!」
出遅れたカゲトラが、慌てて、サイファの後を追った。
┝「何よ!作戦と違うじゃないのよ!!」
地下作戦室で、ルルの様子を見ていた真田美結は、そう怒鳴った。
「なんで、軍隊を退避させるわけ!?あれは、探索部隊なのに!!」
「真田宰相、落ち着きましょうよ。」
怒鳴り散らす真田の後ろから、透き通るような声がした。
その声に、彼女は、後ろを振り替えると、そこには、青髪の美しい女性が立っていた。
「ハミルトンか。」
エイル・ディアリー・ハミルトン。
地下日本国の、諜報宰相である。
「なんで、諜報宰相のアンタが、こんなとこに?」
「いえ。ジヴァナを倒した少女がいる、と聞きましてね。」
「………さすが、諜報宰相ね。どんな情報も素早く手に入れる、か。」
ハミルトンの言い分に、嫌味を含め、応えた。
真田美結は、この女性を嫌っていた。
どんな情報も己が物にしてしまう、まさに【蛇】のような女。
美結は、ハミルトンをそう認識している。
「おや?なんか二人の少女が、ルルさんに近付いていますよ。」
唐突も無く、画面を注視していたハミルトンが、言った。
「現れたか。【ヴァルキュリア】」
「ん?【ヴァルキュリア】とは?」
「ジヴァナを倒すことができる少女達を示す【コードネーム】よ。さすがの、アンタも、これは知らなかったようね。」
【コードネーム[ヴァルキュリア]】を知らなかったハミルトンに、対し、美結は、ふっ、と勝ち誇るように言う。
「何で、勝ち誇るんですか?まったく………む?」
美結の勝ち誇った態度に、半ば呆れていたハミルトンだが、スクリーンを見た瞬間、思わず、声を上げた。「どうしたのよ?ハミルトン」
「いえ…。あの【ヴァルキュリア】とルルさんが握手してるので……」
美結は、その言葉に、え!?、と声を挙げるところだったが、堪えて、画面を注視した。
確かに、ルルと、あの少女達が、握手をしている。
「な!?なんで!?会ったら容赦無く、スタンガンで気絶させなさい、て言ったのに!!」
「乱暴すぎませんか?その指令。」
「いいのよ!来からは、許可が降りてるわ!!くそ!これじゃ、あの軍隊の犠牲も、【ヴァルキュリア捕獲計画】も無駄になるじゃないの!!」
自分の思い通りにならず、美結は、苛立ちげに叫び散らす。
そして、落ち着いたかと思いきや、大きな溜め息を吐いた。
「…………ハミルトン。」「はい。なんですか?」
「本当はアンタに、頼みたくはないんだけど…………ハミルトン。アンタに、あの【ヴァルキュリア】の情報を収集してもらいたいの。」
「【ヴァルキュリア】を?つまり、我等[諜報部]でですか?」
ハミルトンの戸惑い気味の言葉に、そうよ、と美結は、答えると、ハミルトンに何かを投げ渡した。
「うわわ!?……と、これは……?」
「【ヴァルキュリア】の資料よ。アンタには、それを参考に、調査をしてほしいのよ。」
「ふ〜ん。アナタの頼みなら、断れませんね。わかりました。【諜報部】で諜報を進めましょう。報告は、定期的でいいですか?」
「いや。何か解ったら、すぐに持ってきて。」
「わかりました。その代わり、アナタも、我等【諜報部】に情報をくださいね。では。」
そうハミルトンは言うと、踵を返し、部屋を出ていった。
「……………まったく。【蛇】みたいな、女だけど、役に立つから、腹立つのよね〜。さぁ!ハミルトンに負けないように、アタシ達も調査するわよ!!」
ハミルトンへのライバル心からか、真田美結は、そう命令を下した。
これより、兵器開発宰相である真田・美結と諜報宰相であるエイル・ディアリー・ハミルトンによる、【ヴァルキュリア計画】が秘密理に発令される。
この時から【ヴァルキュリア】は、日本政府から追われる身になった。
ー了ー
次も お楽しみに